バカラのハウスエッジ(控除率)を徹底解説|計算方法と基本戦略のまとめ
ハウスエッジ(控除率)とは、簡単にいえばカジノ側の取り分のことを指します。つまり、ハウスエッジ(控除率)が低いほど長期的な損失を抑えられるのですが、バカラではベットする場所によってハウスエッジ(控除率)が大きく異なります。
この記事で分かること
- ハウスエッジ(控除率)とはカジノ側の取り分のことで、値が低いほど長期的な損失を抑えられる
- バカラのハウスエッジ(控除率)はプレイヤー側で約1.24%、バンカー側で約1.06%、タイで約14.36%
- 通常のバカラではバンカー側のハウスエッジ(控除率)が最も低いが、ノーコミッションバカラでは逆にプレイヤー側のほうが低くなる

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バカラのハウスエッジ(控除率)とは?

ハウスエッジ(控除率)とは、分かりやすく言うと「カジノ側の取り分」のことです。
つまり、賭けたお金に対してどれくらいをカジノ側が控除するのかを示す数字です。控除率が低いほどカジノ側の取り分が小さくなるため、長期的な損失を抑えやすくなります。
バカラは「プレイヤー」と「バンカー」のどちらかに賭けて、合計の下1桁が「9」に近いほうが勝ちとなるゲームです。単純に考えると50%の確率で的中し、賭け金を含めて2倍の払い戻しになるため、控除がないように思えるかもしれません。
なお、バカラでは「プレイヤー」と「バンカー」という2つの手(ハンド)にカードが配られ、どちらが勝つかにベットします。この「プレイヤー」はベット先の名前であって、自分自身のことではありません。以降は「プレイヤー側」「バンカー側」と書き分けます。
ですが、3枚目のカード(サードカード)を引く条件によって、バンカー側の勝率がわずかに高くなるよう設計されています。そのためプレイヤー側の的中率は50%をやや下回り、逆にバンカー側は50%をやや上回る分、勝ってもコミッションが差し引かれる仕組みになっています。
この調整によって、カジノ側は長期的に一定の取り分を得られます。
ハウスエッジ(控除率)の計算方法

バカラの控除率の計算式は、先に期待値を計算した後、それをベット額で割ることで計算できます。つまり、計算式は以下のとおりです。
(期待値)= 勝利時の利益 × 勝利の出現率 − 敗北時の損失 × 敗北の出現率
(控除率〈%〉)= −(期待値 ÷ ベット額 × 100)
たとえば、1回10ドルかかる福引ゲームで、30%の当たりを引けば30ドルの払い戻し、ハズレは何ももらえないというゲームの控除率を考えてみましょう。
このときの期待値は、30%の当たりでプラス20ドル、70%のハズレでマイナス10ドルなので、20 × 0.3 − 10 × 0.7 = −1 となります。つまりこのゲームは1回プレイするごとに−1ドルの期待値ということです。
このゲームの控除率は、−(−1 ÷ 10 × 100)= 10 となり、10%が控除されることになります。
この計算式で求めた、プレイヤー側・バンカー側・タイのハウスエッジ(控除率)は以下のとおりです(8デッキ前提)。
| 賭け方 | ハウスエッジ(控除率) |
|---|---|
| プレイヤー側 | 約1.24% |
| バンカー側 | 約1.06% |
| タイ | 約14.36% |
プレイヤー側に賭けた場合:約1.24%
まず、一般的なライブバカラ(8デッキ)における出現率は、バンカー側45.86%・プレイヤー側44.62%・タイ9.52%です。プレイヤー側に賭けて勝利すると賭け金を含めて2倍の払い戻しになります。そのため、プレイヤー側に賭けた場合の期待値は下記の計算で求められます。
1 × 0.4462 − 1 × 0.4586 + 0 × 0.0952 = −0.0124
つまり期待値は賭け金1に対して−0.0124、控除率に直すと約1.24%です。
プレイヤー側はコミッションがなく賭け金を含めて2倍の払い戻しになるため、ベッティングシステムとは組み合わせやすい賭け先です。なお、ベッティングシステムで変えられるのは収支の振れ幅(分散)と資金の減り方だけで、ハウスエッジ(控除率)そのものは変わりません。
バンカー側に賭けた場合:約1.06%
バンカー側に賭けて勝利すると、5%のコミッションを差し引いて賭け金を含めて1.95倍の払い戻しになります。そのため、バンカー側に賭けた場合の期待値は下記の計算で求められます。
0.95 × 0.4586 − 1 × 0.4462 + 0 × 0.0952 ≒ −0.0105
つまり期待値は賭け金1に対して−0.0105、控除率に直すと約1.06%です。
※ここでは確率を小数第2位に丸めて計算しているため、厳密な確率(バンカー45.8597%、タイ9.5156%)で求めた公表値とはわずかにずれます。本文で示している数値は厳密値(バンカー側の控除率1.06%・還元率98.94%、タイの控除率14.36%)です。
プレイヤー側よりもわずかに低いため、ハウスエッジ(控除率)で見ればバンカー側のほうが損失を抑えられます。フラットベット(毎回同じ額を賭ける方法)で遊ぶ場合はバンカー側を選ぶのが基本です。
タイに賭けた場合:約14.36%
タイに賭けて的中すると8対1(賭け金を含めて9倍)の払い戻しになります。そのため、タイに賭けた場合の期待値は下記の計算で求められます。
8 × 0.0952 − 1 × 0.4462 − 1 × 0.4586 = −0.1432
つまり期待値は賭け金1に対して−0.1432、控除率に直すと約14.36%です。
なお、エボリューションゲーミング(Evolution Gaming)のライブバカラには、一部のゲームでタイの配当が大きく上がる仕組みを備えたものがあります。ただしこうしたゲームは配当や控除の条件が通常のバカラと異なるため、ここまでの数値はそのまま当てはまりません。実際の値は公式のゲームルールで確認してください。
標準的な8対1(賭け金を含めて9倍)のテーブルでは、タイの控除率はプレイヤー側やバンカー側の10倍以上あり、損失を抑えたいのであればメインの賭け先には向きません。
ペアに賭けた場合:約10.36%
プレイヤーペア・バンカーペアは、配られた最初の2枚が同じ数字になることに賭けるサイドベットです。標準の配当は11対1(賭け金を含めて12倍)で、ハウスエッジ(控除率)は約10.36%、還元率(RTP)は約89.64%。本線の10倍近い控除率になるため、本線と同じ感覚で賭ける対象ではありません。
ノーコミッションバカラのハウスエッジ(控除率)

「ノーコミッションバカラ」とは、バンカー側で勝利したときに差し引かれる5%のコミッションがゼロになったバカラのことです。ただし、バンカー側が「6」で勝利した場合だけは配当が半額の1対2(賭け金を含めて1.5倍の払い戻し)になります。コミッション率が変わるのではなく、この配当減でバンカー側の有利さを調整する仕様です。
プレイヤー側・タイの控除率は通常のバカラと同じため、ここではバンカー側のみを計算します。
前述のとおりバンカー側の出現率は45.86%ですが、このうち「6」で勝つ確率が5.39%(およそ18〜19回に1回)、それ以外の数で勝つ確率が40.47%となっています。そのため、ノーコミッションバカラでバンカー側に賭けたときの期待値は下記の計算で求められます。
1 × 0.4047 + 0.5 × 0.0539 − 1 × 0.4462 + 0 × 0.0952 ≒ −0.0146
つまり期待値は賭け金1に対して−0.0146、控除率に直すと約1.46%です。
通常のバカラのバンカー側(約1.06%)と比べてハウスエッジ(控除率)は0.40ポイント上がり、バンカー側はプレイヤー側(約1.24%)よりも不利になります。差そのものは大きくありませんが、ノーコミッションだからお得というわけではなく、バンカー側の不利はむしろ大きくなる点に注意してください。
スーパー6に賭けた場合:約13.82〜29.98%
ノーコミッションバカラには「スーパー6(Super 6)」というサイドベットがあります。
このサイドベットは、バンカー側が6で勝利した場合に、12対1(賭け金を含めて13倍)から15対1(同16倍)まで、カジノによって異なる配当を受けられる賭け方です。ただし、プレイヤー側が勝ったときはもちろん、バンカー側が6以外の数字で勝利した場合も払い戻しはありません。
最高16倍という配当は目を引きますが、スーパー6は控除率がかなり高い賭け方です。配当が12対1(賭け金を含めて13倍)のテーブルではハウスエッジ(控除率)が約29.98%で、賭け金の3割近くがカジノ側の取り分になる計算です。
最も配当が高い15対1(同16倍)のテーブルでも、控除率は約13.82%と高い水準です。バンカー側のベットと併用する場合、全体の控除率がここまで高くなるわけではありませんが、スーパー6に賭ける分だけ損失は大きくなります。損失を抑えたいのであれば避けるのがよいでしょう。
デッキ数とハウスエッジ(控除率)
ライブバカラでは、トランプを何セットか組み合わせてシュー(カードを収める装置)に入れてプレイします。このとき、1つのシューに使うトランプのセット数を「デッキ数」と言います。たとえば6デッキの場合、52枚1セットのトランプが6セット分シャッフルされ、合計312枚を使用します。
| デッキ数 | バンカー側 | プレイヤー側 | タイ |
|---|---|---|---|
| 1デッキ | 1.01% | 1.29% | 15.75% |
| 2デッキ | 1.04% | 1.26% | 15.02% |
| 3デッキ | 1.05% | 1.25% | 14.74% |
| 4デッキ | 1.05% | 1.24% | 14.59% |
| 5デッキ | 1.05% | 1.24% | 14.50% |
| 6デッキ | 1.06% | 1.24% | 14.44% |
| 7デッキ | 1.06% | 1.24% | 14.39% |
| 8デッキ | 1.06% | 1.24% | 14.36% |
デッキ数によってもハウスエッジ(控除率)は変動します。特にタイは、デッキ数が少ないほど同じ数字のカードが残りにくく的中しづらくなるため、1デッキでは約15.75%まで控除率が上がります。
ただし、バンカー側とプレイヤー側については差がごくわずかで、バンカー側は1デッキでも8デッキでも約0.05ポイントしか変わりません。
また、ライブバカラで使われるシューは大半が6〜8デッキの範囲のため、実際にはほとんど差がないと考えてよいでしょう。
数は少ないものの、シングルデッキのバカラを置いているカジノもあります(ライブバカラではなくRNGバカラのテーブル)。その場合はバンカー側に賭けるほうが損失を抑えられます。
ハウスエッジ(控除率)から考えるバカラの基本戦略3つ

常に最適とはかぎりませんが、以下のポイントを押さえておけば無駄な損失を減らしやすくなります。
①サイドベットを避け、バンカー側かプレイヤー側に賭ける
まず、バカラはサイドベットの還元率(RTP)がかなり低めに設定されています。タイ・ペア・スーパー6といったサイドベットは配当に対して的中率が低く、ハウスエッジ(控除率)は本線の10倍前後で、スーパー6は配当が低いテーブルでは20倍を超える水準です。損失を抑えたいのであれば、バンカー側かプレイヤー側に賭けるのが基本です。
プレイヤー側とバンカー側のどちらに賭けるかは差がわずかですが、控除率の小ささで言えばバンカー側のほうが損失を抑えられます。なお、ノーコミッションバカラの場合はプレイヤー側のほうが控除率は低くなります。
②デッキ数は6〜8デッキが標準。無理に追わなくてよい
前述のとおりデッキ数でも控除率は動きますが、バンカー側は1デッキと8デッキで約0.05ポイントしか変わりません。ライブバカラのシューは大半が6〜8デッキで、シングルデッキはRNGバカラの一部にあるだけです。テーブル選びの基準としては優先度の低い項目と考えてよいでしょう。
③テーブルのコミッションを確認
バンカー側にベットする際は、通常のバカラかノーコミッションバカラかを把握しておく必要があります。
「NC」「No Commission」と書かれているテーブルはノーコミッションバカラで、そうでない場合は通常どおり5%のコミッションがかかるバカラです。意図しないテーブルでプレイしないよう注意しましょう。
ハウスエッジ(控除率)を踏まえて選ぶ、バカラが遊べるカジノ
ここでは、6〜8デッキの標準的なライブバカラをそろえていて、なおかつキャッシュバックやVIPプログラムで実質的な損失を小さくできるカジノを2社紹介します。
カジノシークレットで遊べるバカラ

| ゲーム名 | XXXTREME LIGHTNING BACCARAT、BACCARAT LIVE など |
|---|---|
| プロバイダー | エボリューションゲーミング、イズギ など |
| デッキ数 | 6〜8 |
賭け金の一部が還元されるシークレットキャッシュバックが人気のカジノシークレットでは、ライブバカラでもRNGバカラでもキャッシュバックの対象になります。
ゲーム一覧のサムネイル右上にマークが付いているキャッシュバック対象のゲームで遊べば、実質的な損失をさらに小さくできます。ただしキャッシュバックがあってもハウスエッジ(控除率)がなくなるわけではありません。また、XXXTREME LIGHTNING BACCARAT のように倍率が上がるゲームは控除の条件が通常のバカラと異なるため、本記事の数値は当てはまりません。
ステークカジノで遊べるバカラ

| ゲーム名 | Speed Baccarat、Mega Baccarat など |
|---|---|
| プロバイダー | エボリューションゲーミング、Stake Original など |
| デッキ数 | 6〜8 |
充実したVIPプログラムが人気のステークカジノは、ライブバカラもRNGバカラもプレイできます。ライブバカラではエボリューションゲーミングをはじめ、プラグマティックプレイライブやLive88など様々なプロバイダーに対応しており、幅広い遊び方ができます。
また、ステークカジノのオリジナルゲームにもバカラが用意されており、仮想通貨を直接ベットできるほか、自動プレイにも対応しています。VIPプログラムを併用すれば、ハウスエッジ(控除率)の低いバカラでの実質的な損失をさらに小さくできます。ただしハウスエッジ(控除率)がなくなるわけではありません。
まとめ:通常のバカラはバンカー側が最も控除率が低く、サイドベットは避ける
バカラのハウスエッジ(控除率)は公営ギャンブルよりも低く、他のカジノゲームと比べても低めに設定されています。バンカー側のハウスエッジ(控除率)は約1.06%、プレイヤー側も約1.24%と小さく、損失を抑えやすいという特徴があります。
ただし、タイ・ペア・スーパー6などのサイドベットは的中率の割に配当が見合っておらず、控除率が大幅に高くなります。できる限りサイドベットは避け、本線(プレイヤー側かバンカー側)に絞って賭けるほうが損失を抑えられます。
ハウスエッジ(控除率)の低いバカラは、VIPプログラムやリベートボーナスといったプロモとも組み合わせやすい賭け方です。ただしこれらは実質的な損失を小さくするものであり、ハウスエッジ(控除率)がなくなるわけではありません。
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