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オスカーズグラインド法の賭け方|メリット・デメリットと改良案を解説

オスカーズグラインド法とは「連敗時には賭け金を増やさず、連勝時に増やす」というベッティングシステムで、負け越していても、その後に連勝できれば損失を取り戻しやすい手法です。

この記事で分かること

  • オスカーズグラインド法は負けている時はベット額を増やさず、勝った時にベット額を増やしていくベッティングシステム
  • 大きく連敗した場合でも少しの連勝で損失を取り戻しやすい

この記事はおよそ 12分 で読むことができます。

オスカーズグラインド法とは?

「オスカーズグラインド法」とは、ルーレットやバカラといったテーブルゲーム・ライブゲームで使うベッティングシステムです。負けているときはベット額を据え置き、勝ったときにベット額を増やすことで利益の獲得を目指します。

勝ったときにベット額を上げるタイプのため、分類としてはポジティブプログレッションにあたります。負けたときに上げるマーチンゲール法・ココモ法(ネガティブプログレッション)とは逆の考え方です。

オスカーズグラインド法と相性が良いカジノゲーム

オスカーズグラインド法と相性が良いカジノゲーム

オスカーズグラインド法は配当が2倍になるエリアにベットすることを前提に設計されています。

ゲーム 使用できるベットエリア 補足
ルーレット 赤・黒、奇数・偶数、ハイ(19〜36)・ロー(1〜18) 18個のポケットが埋まれば成立するため、「0と1〜17」といった賭け方でも使えます
バカラ プレイヤー バンカーはコミッション5%が引かれて配当1.95倍のため対象外。ノーコミッションバカラなら2倍になりますが、バンカーの控除率(ハウスエッジ)は約1.06%から約1.46%へ上がります
シックボー(サイコロ) 大・小
ドリームキャッチャー 「1」 「1」は54マス中23マスで、的中率は約44.2%と他のゲームより低めです。マルチプライヤーが乗ると利益が1単位を超えるため、ベット額の調整もずれます
ブラックジャック スプリット・ダブルダウンで追加ベットが発生するため、使用は避けます

オスカーズグラインド法の賭け方・ルール

オスカーズグラインド法はバリエーションが多いですが、今回は最も一般的な「1単位利益法」で解説します。

利益が出るまでの一連の流れをセットと表現し、以下の手順で賭けを進めます。

  1. 1単位の額とゲームを決める
  2. 負けてからセット開始
  3. 勝負の結果によって次のベット額を変更する
  4. 利益が2単位以上になる場面ではベット額を調整する

手順①:1単位の額とゲームを決める

手順①:1単位の額とゲームを決める

まず、1単位あたりのベット額を決めます。「1単位」は最初の賭け金とセット成功で獲得できる利益を指します。今回は1単位を5ドルとして説明します。

単位を決めたら、相性のいいカジノゲームの中から1つ選びベットを開始します。最初の賭け金は「1単位」分です(ここでは5ドル)。

手順②:負けてからセット開始

手順②:負けてからセット開始

初回のベットで勝った場合は、その時点で目標の+1単位の利益に到達しているためオスカーズグラインド法は成功です。賭け金を1単位(5ドル)にリセットし、次のセットに進みます。

負けた場合はそのままセットを継続します。負けたときの賭け金は据え置きなので、そのまま1単位(5ドル)をベットして勝負します。

手順③:2回目からは勝負の結果によって次のベット額を変更する

手順③:2回目からは勝負の結果によって次のベット額を変更する

2回目のベット開始後は、勝ち負けに応じてそれぞれベット額の変更方法が異なります。

負けた場合

負けた場合には賭け金を変動させず1単位(5ドル)をベットします。これを勝利するまで続けます。

勝った場合

勝った場合はベット額に1単位を足し(現在のベット額が5ドルの場合は10ドルに増やします)、これを【連勝して次のベットで勝利すれば利益が出る】という場面になるまで繰り返します。

つまり、「負けたときはベット額を据え置き、勝ったときは1単位(5ドル)増やす」と考えればよいでしょう。

手順④:次で勝利すれば利益が出る場面でのベット額調整

手順④:次で勝利すれば利益が出る場面でのベット額調整

オスカーズグラインド法は連勝を前提とした手順ですので、連勝が続けば必ず「次の勝利で利益が出る」というタイミングがやって来ます。このときに、得られる利益が2単位以上になる場合は、利益が1単位になるようにベット額を調整しなければなりません。

これは、負けた場合にベット額と累計損失額が大きくなりすぎることを防ぐための調整ですので、覚えておいてしっかり調整しましょう。

調整しなかった場合との比較

1単位=5ドルで4連敗→2連勝と進み、6回目を終えた時点を考えます。累計損益はマイナス5ドル、次のベット額は10ドルです。ここで15ドルに増やすと勝ったときの利益が2単位(10ドル)になってしまうため、当サイトの手順では10ドルのまま据え置きます。この後3連敗した場合の違いが次の表です。

回数 勝敗 調整あり
ベット額
調整あり
累計損益
調整なし
ベット額
調整なし
累計損益
7回目 × $10(据え置き) −$15 $15(増額) −$20
8回目 × $10 −$25 $15 −$35
9回目 × $10 −$35 $15 −$50

調整しなかった場合は7回目に15ドルをベットすることになり、そこから3連敗すると最終的にマイナス50ドルです。調整していればマイナス35ドルで済んでいたので、15ドル余計に負けたことになります。

このように利益が2単位以上になる場合は、このタイミングで負けることを考慮して調整しておかないと、ベット額が大きくなって余計な損失が発生するので、必ず調整してください。

ちなみに、もし7回目に勝利して1単位(5ドル)の利益が出たらオスカーズグラインド法は成功となり、すべてをリセットして次のセットに進むことになります。

オスカーズグラインド法のシミュレーション結果

オスカーズグラインド法は手順こそシンプルなものの、1セットの終わり方が少々難しいので、まずはオスカーズグラインド法のイメージをシミュレーションで掴んでから実践するのがおすすめです。

今回は、1単位=5ドルでスタート、4連敗→2連勝→3連敗→3連勝 というシミュレーションを行います。

回数 ベット額 勝敗 獲得額 累計損益 勝敗決定後のアクション
1回目 $5 × −$5 −$5 ベット額は変更しない
2回目 $5 × −$5 −$10 ベット額は変更しない
3回目 $5 × −$5 −$15 ベット額は変更しない
4回目 $5 × −$5 −$20 ベット額は変更しない
5回目 $5 $5 −$15 ベット額を5ドル増やす。$5→$10
6回目 $10 $10 −$5 次にベット額を15ドルにすると利益が10ドルになるので、
ベット額は10ドルのまま据え置き
7回目 $10 × −$10 −$15 ベット額は変更しない
8回目 $10 × −$10 −$25 ベット額は変更しない
9回目 $10 × −$10 −$35 ベット額は変更しない
10回目 $10 $10 −$25 ベット額を5ドル増やす。$10→$15
11回目 $15 $15 −$10 次にベット額を20ドルにすると利益が10ドルになるので、
ベット額は15ドルのまま据え置き
12回目 $15 $15 +$5 5ドル(1単位)の利益が出たので終了

まず、オスカーズグラインド法が「連勝すると強い」ベッティングシステムであることが分かると思います。5勝7敗ながらプラスを得ることができたのは、連敗しても大幅なマイナスは無く、連勝するとその分利益が広がるため利益を確保できた、という点が大きいでしょう。

注意していただきたいのは6・11ゲームの「勝敗決定後のアクション」です。当サイトが解説している手順では「利益が2単位以上になる場合1単位になるようにベット額を調整する(据え置きか減らす)」必要があります。

これを行わない手順を紹介しているサイトもありますが、その場合ベット額が際限なく上昇し、長期戦になったときに大きな痛手を受けやすいため減らす手順の方が一般的です。

オスカーズグラインド法のアレンジ・改良案

オスカーズグラインド法のアレンジ・改良案

「オスカーズグラインド法」は、ベッティングシステムの一つ「ダランベール法」を応用したものです。それでは、オスカーズグラインド法もアレンジできないかを考えます。

今回の改良案は「勝ったときにベット額を2単位分上げる」ことです。本来勝利したときに1単位分ベット額を引き上げるところ、倍の2単位分上げた場合のシミュレーションを行いました。

まず1セット目は3連敗→2連勝の5戦で終了しました。4戦目に勝った時点でベット額を5ドル→15ドルに上げているため、5戦目の勝利だけで+5ドルに到達しています(本来の手順なら5戦目は10ドルベットで、まだ利益は出ていません)。ここまでは改良案のメリットです。次の表は、同じ手順で長期戦になった2セット目です。

回数 ベット額 勝敗 獲得額 累計損益 勝敗決定後のアクション
1回目 $5 × −$5 −$5 ベット額は変更しない
2回目 $5 × −$5 −$10 ベット額は変更しない
3回目 $5 × −$5 −$15 ベット額は変更しない
4回目 $5 $5 −$10 ベット額を10ドル増やす。$5→$15
5回目 $15 × −$15 −$25 ベット額は変更しない
6回目 $15 × −$15 −$40 ベット額は変更しない
7回目 $15 × −$15 −$55 ベット額は変更しない
8回目 $15 × −$15 −$70 ベット額は変更しない
9回目 $15 $15 −$55 ベット額を10ドル増やす。$15→$25
10回目 $25 $25 −$30 ベット額を10ドル増やす。$25→$35
11回目 $35 $35 $5 5ドル(1単位)の利益が出たのでセット終了

2セット目は4勝7敗で利益が出ました。もちろんこの点はメリットですが、5ドルの利益を確保するために「35ドル」ベットが必要になっています。

ベット額の上がり方が大きくなる点はデメリットです。損切りラインは常に意識して勝負することをおすすめします。なお、上げ幅を2単位に変えても期待値や控除率(ハウスエッジ)は変わりません。利益が出るまでの速さと、連敗時の損失の大きさを付け替えているだけです。

オスカーズグラインド法のメリット

  • ベット額の増減が緩やかでリスクを抑えやすい
  • 負け越し局面からでも損失を取り戻しやすい
  • 序盤の連敗なら損失が小さく収まる

オスカーズグラインド法は、「連敗時はベット額を増やさず、連勝時に増やす」タイプのベッティングシステムです。そのため、連敗すると雪だるま式にベット額が増えていくタイプとは異なり、連敗時のリスクがある程度小さいと考えられます。特に序盤はベット額も小さいので、連敗してもマイナスの危険はあまり高くありません。

ベット額が上がった後半で連敗や交互に勝ち負けが続く展開は少しリスクがありますが、そもそもオスカーズグラインド法は賭け金の上昇が「1単位」ずつなのでかなり緩やかです。後半に連勝することができれば一気に利益を取れる可能性が上がります。

さらに、当サイトが紹介している「1単位利益法」では、利益調整のためにベット額が下がりやすく、連敗時の損失の振れ幅がその分小さく収まります。ただし1単位を上げれば、連敗時の損失も必要資金も同じ比率で大きくなります。1単位の額は、失っても差し支えのない範囲で決めてください。

オスカーズグラインド法のデメリット

  • 1セットの利益が1単位で頭打ちになる
  • 勝敗が拮抗したまま長期戦になると、損切りを検討すべき局面もある
  • 計算が面倒で初心者プレイヤーには難しい

まず、オスカーズグラインド法は1セットあたり1単位分、つまり最初の賭け金分しかプラスになりません。マーチンゲール法やココモ法と同じく1セットの損失は抑えやすい一方で、大きく利益を出したいプレイヤーにはおすすめできません。

リスクは上がりますが、ベット額の調整を行わず1単位以上の利益が出ればよいとする手順にアレンジする方法もあります。

また、長期戦になると賭け金がどんどん上がっていき、連敗すると損失も大きくなります。しかしそれを乗り切って勝利した場合でも1セットあたりの利益は1単位分なので、1回失敗すると全体の利益がマイナスになる、という危険性もあります。

ちなみに、オスカーズグラインド法が定める損切りラインはありません。当サイトでは「20単位以上の勝負で負けた場合」に損切りすることを推奨していますが、自分の資金量と相談して決めるとよいでしょう。なお損切りラインを決めても期待値そのものは変わりません。1回のセッションで失う額に上限を設けるための、資金管理の取り決めです。

最後に、当サイトで紹介する1単位利益法では、ベット額の調整を行う必要があります。

「勝ったときに1単位分増やせばいい」わけではなく、勝利したときに1単位を超える利益が発生する場合はベット額を減らすという仕組みなので、初心者のプレイヤーには難しい可能性が高いです。紙・ペン・メモ帳アプリ・電卓などを用意して勝負するのがおすすめです。

オスカーズグラインド法を使う前に理解しておくこと

オスカーズグラインド法はベット額の動かし方を決める資金管理法であり、ゲームそのものの条件を変えるものではありません。使う前に、次の3点を押さえておいてください。

期待値・控除率(ハウスエッジ)は変わらない

ベット額の動かし方を変えても、ゲームの控除率(ハウスエッジ)と還元率(RTP)は設計値のまま変わりません。ヨーロピアンルーレットの赤・黒であれば、どの手順で賭けても控除率(ハウスエッジ)は2.70%のままです。長く続けるほど、収支はその分だけマイナスに寄っていきます。

オスカーズグラインド法が変えるのは、勝ち負けの分布の形と収支の振れ幅(分散)です。小さな利益を高い頻度で積み、代わりに低い頻度で大きめの損失を負う形に付け替えているだけで、トータルの理論値は動きません。

テーブルリミットと必要資金

連勝が続くとベット額は1単位ずつ上がり続けます。倍賭け系ほど急ではありませんが、テーブルリミット(上限額)に達した時点で、その手順は続けられなくなります。ベット上限1,000ドルのテーブルで1単位5ドルなら、ベット額が上限に届くのは200単位に達したときです。

連敗中のベット額は据え置きなので、必要資金は連敗回数×1単位が下限になります。1単位5ドルなら10連敗で50ドル、20連敗で100ドルです。ただし連勝を挟んでベット額が上がったあとの連敗は、その時点のベット額×連敗回数になります。本記事の改良案の例では、ベット額が15ドルに上がった状態で4連敗し、累計マイナス70ドルまで沈んでいます。

想定される最大損失額

ヨーロピアンルーレットの赤に賭けて外す確率は19÷37で約51.35%、10連敗する確率は約0.13%(およそ780回に1回)です。バカラのバンカー(タイを無効とした場合)で外す確率は約49.32%で、10連敗はおよそ1,200回に1回になります。確率が低くても、試行回数を重ねればいずれ必ず起こります。

1セットで得られる利益は1単位しかないため、1度の大きな連敗で、それまで積み上げた利益がまとめて消える設計です。無理のない1単位の額を決めたうえで、失っても差し支えのない範囲の資金で遊んでください。

関連するベッティングシステムとの比較

最後に、オスカーズグラインド法と近いベッティングシステムを2つ取り上げ、オスカーズグラインド法との違いを整理します。どちらが自分の資金量と遊び方に合うかを判断する材料にしてください。

ココモ法

ココモ法は、負けた場合に今回のベット額と前回のベット額を合計した額を次回にベットするベッティングシステムです。オスカーズグラインド法が勝ったときに賭け金を増やすのに対しココモ法は負けたときに賭け金を増やしているのが大きな違いです。

また、ココモ法は連敗が続いても、その後の1勝で損失を取り戻しやすい設計のため、オスカーズグラインド法のように連勝する必要はありません。その分連敗中はベット額が増えていってしまい、ある程度の資金が必要になりますので余裕がある場合にはココモ法の方が良いかもしれません。

マーチンゲール法

「マーチンゲール法」は、カジノプレイヤーの間では最も有名なベッティングシステムです。手順は非常に簡単で、「負けたらベット額を2倍にする、勝ったときに最初の賭け金に戻す」というだけの内容です。

マーチンゲール法とオスカーズグラインド法に共通しているのは、どちらも「成功時の利益が1単位」であることです。

オスカーズグラインド法は、勝率がある程度低くても勝利することはできますが、必ず連勝が必要です。その分、連敗しても損失は限定的で、たとえば10連敗したとしても序盤ならベット額は最小単位(5ドル)のままで済みます。

マーチンゲール法は、何連敗していても、1回勝利すれば直前までの損失を取り戻せる仕組みです。ただし連敗が続くとベット額が急増し、資金や上限額の制約でいずれ賭けられなくなる点には注意が必要で、その分、大きな連敗をしたときの損失はオスカーズグラインド法よりはるかに大きくなります。たとえば10連敗したら、次は 5×2の10乗=5,120ドルのベットが必要です。

そのため、1セットが短く終わりやすい代わりに連敗時の損失が跳ね上がるのがマーチンゲール法、1セットは長引きやすい代わりに連敗時の損失が限定的なのがオスカーズグラインド法です。振れ幅の置きどころが違うだけで、どちらも期待値は変わりません。

まとめ:連敗時の損失を抑えたいプレイヤーに向いたベッティングシステム

オスカーズグラインド法は、オンラインカジノのテーブルゲームやライブゲームで使えるベッティングシステムの中でも、1セットが短く終わりやすく、連敗時の損失を抑えやすいのが特徴です。負けたときはベット額を据え置き、勝ったときに増やすことで、1セットあたり1単位の利益を目指します。控除率(ハウスエッジ)そのものが変わるわけではありません。

配当が2倍になるゲームで利用できるため、ルーレットやバカラなどのライブカジノで使うのがおすすめです。

ただし1回あたりの利益が比較的少なく、また長期戦になるほど資金の拘束が長引くことから、常に損切りラインを頭に入れて勝負するとよいでしょう。リスクを抑えながらコツコツと収支を積み上げたいプレイヤーに向いたベッティングシステムです。

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