佐藤純の賭博回遊業 逃げるが勝ち
今の時間は、午前４時１５分 これから何処に行くか。
今日は上野、新宿、いや錦糸町、この選択で勝負は半分決まってしまう。
時間からして電車の動かない時間帯。仕方がない、今日は新宿に出撃する。ココなら自転車で出撃が可能だからである。
新宿にはわたしの入店可能な店舗が4店有るが、今日はどの店舗にすべきか…
Ｚ店：通常ボーナス
勝負５日毎に３０点５０点１００点のボーナスポイント（無制限ループ引き出し条件無し）
負けサビ１０％（１０００点以上購入敗戦が条件）
丁度９日目が終了しているから次回サビ５０点獲得条件を満たしている。これは無条件にＺ店に決定だ。
因みに、１点１００円換算で入金引き出し可能為替変動のリスクは全く無い。
引き出し処理時間も早く即時決済だが、気をつけたいのがジャックポットゲームを当てた時は引き出し制限が掛かるということである。
約２週間の待機期間を取らされてしまうのだ。（＄１００００以上のジャックポット）
胴元からの送金が完了すれば、１億でも２億でも全額支払い保証してくれる事は有り難い。
わたしは５００ドルの小さいジャックポットしか引いたことがなく、いつも通常支払いである。
店の扉の前でセキュリティーチェクを受ける。わたしの場合、顔パスでドアカメラで確認して直ぐ入店出来るが、通常、新規顧客は今現在受け入れをしていない。既存会員の紹介が無い限り立ち入りも出来ない状態だ。
恐らく取り締まりの対策だと思われる。内偵調査を受ける確率を低くする為であろう。
この店舗に設置されているのは、俗に言うオンラインゲームだが、内容はプレイテック、クリプトロジック、マイクロゲーミングの各ソフトがインストールされており、パソコンに店のマスター機から点数を入力して貰いゲームをする仕組みになっている。
今日のゲームはプレイテックに決定。１５０点購入５０点サービス合計２００点スタート
ＢＪは下が、ミニマム５００円から張れるのは有り難い。
ライブＢＪ画面を起動し戦闘開始だ。
ボックス数は１ボックスしか張れない。ハウス同様まず着席する場所を決める。わたしは出来る限りラストボックスを選ぶ。
オカルトかも知れないがラストボックスでの勝率が他の席に比べて高いのだ。トランプが仕組まれている事は無いから単に気分の問題である。
５０００円はボーナスだから解けても構わない。心理的な余裕がある。
５００円賭けでスタート
わたし５、６の合計１1 ディーラー６
大チャンス！これは無条件にダブル。
決まらず引いたのはナント２
これでホボ負け確定。
しかし、しかし、ディーラオープンカードなんとまあ７で１３点、まだ勝てる可能性が出てきた。
次のディラーカードは、絵札！
これで勝負が決まり、ディラーバスト わたしの勝ちだ。
予想外の勝利だが、このすったもんだですっかり平常心を乱されてしまった。
トータルで勝利を掴みたいのは皆同じであろう。“負けても遊べれば其れで満足”だなんて言う方も居るが本音は勝てたほうが良いに決まっている。
勝つには、最低限メンタルコントロールをする事と、セルフレーティングをして自分の現在の状況を正確に把握する事が重要に成ってくる。
わたしは最初のゲームで、既にメンタルコントロールを出来なく成ってしまった。
こんな時は、他のゲームに移動する。
ライブバカラに移動。ゲームに観察規則性なんて関係ない。わたしの持論だ。カードが電子的に変わる可能性は無いのだから。
もう既に勝負はカードをデッキに納めた時に決まっているのだ。
第６感を信じプレーヤーに４ドルミニマムベット。（弱気な性格だ）
秒殺。
プレーヤー、バカラ（合計０点）：バンカーナチュラル９勝ち目なし。
確率的に仮想胴元であるバンカーが微妙に強いのだろう。
２ゲーム目バンカーベット８ドル。プレーヤー１０カードと６
でスタンディング６、問題のバンカーだが１枚目８、これだと８、９、１０、Ａで勝ち確定！
不安と期待でセカンドカードを見つめていると…
ここでいきなり、ゲームが中断！
画面はフリーズ。点数も戻らず店員に相談するが、サーバーでの点数が確定数字である。不具合に関してはお客様の自己責任でお願いします。とアナウンスされた。
このようなことは初めての事では無い。サーバー所在地に台風が来ると何故だか回線が重くなるのだ。回線の切断もちょくちょく発生するようになる。こう成るとゲームの流れで負けている場合ノーゲームで救われる可能性も有るが、勝ちゲームもノーゲームに成る。勝負の意味が無くなる為、ライブゲームから早々に退散する事に決めた。
さてライブが駄目ならスロットしかわたしの選択は無い。
愛称の良いロトマニア？？ゲーム名間違って無いかな？？
トータルベット低めの１ドルベットでブン回す。１００ゲームほど回転させたが出たり入ったりで点数の増減が殆ど無かった。
増えないが、殆ど減らないこの調子でゲームが進めば、いずれフリースピンの抽選に当たるかも。
段々クリックが面倒になり自動プレー出来るじゃん！そうだそれ使おう。という事で早速設定。
まず下のボタンから自動プレー選択して、回転数を２００回転に設定。
他にも細かく上限下限や単勝の勝ち点など設定出来るが面倒なので省く事にした。
トイレに行くと帰りにボーナスが入っているがわたしのジンクス。
早速トイレに行き、戻ると見事に大きなホイールと不細工なねーちゃん、爺が画面に居るでは無いか！！
期待してスタートボタンポチッと
期待はずれの３回転２倍ボーナス。ボーナス終了時点で一度も当たらずボーナス見せただけで終わりでした。
残高を見ると、１５０ドルと端数。
もう負けてないし、ツキ無いし本日のゲーム終了。
今日はほぼほぼトントンの勝負だった。
負けなければ良いんです！！勝てれば尚良いのだが仕方がない。
勝負の世界で生き抜くには辞め時も肝心だ。
冷気を体に晒しクールダウンして、帰宅する。
この物語はフィクションです。あくまでも「読み物」としてお楽しみいただくためのものであり、インカジ（カジノカフェ）を奨励するものではありません。
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そこらへんに居る普通のオヤジです。若い頃は、結構女性にも男性にもモテました。 （ゲイビデオのスカウトもされましたが、喫茶店に連れていかれて、飲み食いタダでさせて貰い、逃げました。）今では見向きもされない存在に成り下がりました。