ブラックジャックでは、他のゲームではあまり聞きなれない用語が多く登場します。知らなくともゲーム自体は問題なく楽しめますが…
ブラックジャックのルールと遊び方|初心者向けに用語とアクションを解説
カジノで高い人気を誇るカードゲーム「ブラックジャック」。名前は聞いたことがあっても難しそうだと感じているプレイヤーは少なくありませんが、基本ルールはシンプルで、初心者でもすぐに理解して遊び始められます。
そしてブラックジャックのもう一つの特徴が、カジノゲームの中でもトップクラスに高い還元率(RTP)です。オンラインカジノで一般的なルール(8デッキ、ディーラーはソフト17でスタンド、ブラックジャックの配当は3対2)でベーシックストラテジーどおりに打った場合、控除率(ハウスエッジ)はおよそ0.5%、還元率(RTP)に直すと99.5%前後になります。
この記事で分かること
- ブラックジャックは「21」を目指してディーラーと戦うトランプゲーム
- 最初の2枚で「21」が揃うブラックジャック(ナチュラル)の配当は3対2(賭け金を含めて2.5倍)
- 初心者はまず主要なアクションを覚え、慣れたらベーシックストラテジーにも触れてみよう
- 正しい手順で打てば還元率(RTP)は99%台とカジノゲームでもトップクラス

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カジノのブラックジャック(Blackjack)とは?

「ブラックジャック」とは、トランプを使って遊ぶカジノゲームの一つで、プレイヤーとディーラー(カードを配る人のこと)のうち、21を超えない範囲でカードの合計が「21」に近い方が勝ち、というシンプルなルールのカードゲームです。
ラスベガス、マカオ、韓国などのランドカジノで高い人気を誇り、オンラインカジノでも広く親しまれているゲームです。特にディーラーと生中継で勝負ができる「ライブブラックジャック」は、ランドカジノのような臨場感が楽しめることから人気を集めています。
ブラックジャックの基本的なルール

最初にプレイヤーとディーラーに2枚のトランプカードが配られます。合計が22以上になるとバストとなり強制的に負けになるため、21を超えない範囲でディーラーより21に近い数字をつくることが勝利条件です。
プレイヤーは相手のカードを予測しつつ、手札のカードを追加したり賭け金を増やしたり、といったアクションを行います。
ブラックジャックで使われるのは、ジョーカーを除いたトランプカードです。1組52枚を1デッキと数え、一般的なブラックジャックでは6〜8デッキを混ぜ合わせて使用します。オンラインカジノのライブブラックジャックでは8デッキが標準です。
ブラックジャックのテーブルと使う道具

直感的に分かるものと、知らなくてもゲームはできるものばかりですが、よく使う道具を把握しておくとブラックジャックの理解が深まります。
テーブルで使われる主な道具は、ディスカードホルダー、カード(トランプ)、カードシュー、チップ、レイアウトの5つです。なお、ゲームの進行役はディーラーと呼びます。
| 名称 | 説明 |
|---|---|
| ①ディスカードホルダー | 使用済みのカードを保管するための容器です。透明な箱になっているものが多く、使い終わったカードをその場で確認できるため、不正防止やゲーム進行の管理に役立ちます。 |
| ②カード(トランプ) | ゲームの勝敗を決めるトランプカードです。ジョーカーを除いた1組52枚を1デッキとして使用します。 |
| ③カードシュー | 複数のカードデッキを収納し、ディーラーがスムーズにカードを配るための器具です。 |
| ④チップ | 現金と引き換えて使用する、カジノ専用の代用貨幣です。ベットや配当の受け取りに使われ、色やサイズで金額が分かるようになっています。 |
| ⑤レイアウト(テーブル) | ブラックジャック専用のゲーム台で、ディーラーとプレイヤーが対面する半円形の形状が一般的です。ベットエリアやカードを置く場所が明示されており、ゲーム進行がスムーズに行えるよう設計されています。 |
カードの数え方

ブラックジャックではカードの点数の数え方が少し異なります。2〜10の場合は数字のとおりに数えればよいのですが、絵札やA(エース)のカードが出た場合は以下のようにカウントされます。
- 「A」は【1または11】でカウント
- 「J・Q・K」のピクチャーカード(絵札)は【10】でカウント
Aはどちらか有利な方でカウントできます。たとえば「A・6」という組み合わせなら11+6=17としてカウントすればよいですが、「A・6・8」になるとAを11で数えるとバストしてしまうため、1+6+8=15となります。
また、ピクチャーカードについては「10」とカウントするので、ブラックジャックでは10と数えるカードが非常に多いということに注意しておくとよいでしょう。
数え方の例

- 例① 配られたカードが「4」と「7」の場合は4+7=11
- 例② 配られたカードが「7」と「A」の場合は7+11=18(または7+1=8)
- 例③ 配られたカードが「J」と「K」の場合は10+10=20
ナチュラルブラックジャックとは?|最初の2枚で21が完成する最強役

ナチュラルブラックジャック(Natural Blackjack)とは、配られた最初の2枚のカードだけで合計21になる状態を指します。具体的には、A(エース)と、10・J・Q・Kのいずれか1枚(数値10として扱われるカード)の組み合わせで成立し、単に「ブラックジャック」や「ナチュラル」とも呼ばれ、ナチュラルブラックジャックの配当は3対2(賭け金を含めて2.5倍)になります。
一方、3枚以上のカードを使って21になった場合(例:7+7+7)はナチュラルブラックジャックとは区別され、通常の21として扱われます。
また、ディーラーの最初の1枚がAまたはテンカード(10・J・Q・K)の場合、「インシュアランス」や「ピーク」といった処理が行われることもあります。配当倍率やルールの詳細はカジノによって異なるため、プレイ前にハウスルールを確認しておくと安心です。
ディーラーは合計17以上になるまでカードを引く

プレイヤーはカードを引くか引かないかについて自分で決めることができますが、基本的にディーラーは「合計値が16以下だったらカードを引き続けて、17以上になった時点で引くのをやめる」というルールになっています。
つまり、「ディーラーの数字は17〜21、もしくはディーラーのバスト」となるので、プレイヤーはディーラーがバストするのか、もしくはディーラーの合計はいくつなのか、ということを見極めながら勝負する必要があります。
なお、A+6のような「ソフト17」でディーラーがどうするかは、テーブルによって2通りあります。ソフト17でもスタンドする「S17」と、さらにヒットする「H17」です。日本から遊べるオンラインカジノの主要なライブテーブルは、ほとんどがS17です。どちらのルールかはテーブルの説明欄に記載されているので、着席前に確認しておきましょう。S17とH17ではベーシックストラテジーの一部が変わります。
カジノで使うブラックジャックの基本用語
ブラックジャックの基本用語を知らないと戦略の解説記事が読みづらくなるので、まずは覚えてしまうことをおすすめします。
ハンド(手札)
「ハンド」とは、プレイヤーの手札のことです。どこまでカードを追加してハンドを育てるかが、ブラックジャックで結果を左右する判断になります。
アップカード
「アップカード」とは、ディーラーに最初に配られる2枚のカードのうち、1枚目のカードのことを指します。「オープンカード」とも呼ばれ、表向きに表示されています。
2枚目は裏向きなので、プレイヤーはアップカードを見て相手のハンドを予測し、カードを追加するかこのまま勝負するかを選ぶことができます。
スート
「スート」とはトランプカードの【スペード(♠)・ハート(♥)・ダイヤ(♦)・クラブ(♣)】という4種類の絵柄の呼び方です。
特に「パーフェクトペア」「21+3」といったサイドベットの役で使われる用語です。
ルールに沿ったゲームの流れを画像付きで解説
今回は最も基本的なアクションである「ヒット」「スタンド」を使って説明しますが、他にもプレイヤーが取れる行動(アクション)には様々な種類があります。
- ブラックジャックの4つのステップ
-
- ベットをする
- 「ヒット」を選択してカードを追加する
- ハンド(手札)の合計値が「21」に近づいたら「スタンド」する
- ディーラーに勝利すれば配当を獲得する
STEP1
ベットをする

ブラックジャックでは、プレイヤー(自分)とディーラーが数字を競い合う本線の勝負にベットする「メインベット」と、本線の勝負とは関係なくベットできる「サイドベット」に賭けることができます。
サイドベットは任意で賭けられますが、メインベットには絶対にベットしなければいけません(サイドベットのみの利用はできません)。
ベットタイム中に賭け金を置き、賭けが承認されるとゲーム開始です。
STEP2
「ヒット」を選択してカードを追加する

ベットが確定すると、プレイヤーとディーラーに2枚ずつカードが配られます。プレイヤーのカードは2枚とも表向きですが、ディーラーのカードは1枚目のみ表向きで、2枚目は裏向きです。ここからプレイヤーのアクションが始まります。
画面に「ヒット」や「スタンド」などのアイコンが書かれているので、「ヒット」を選ぶとカードを1枚追加することができます。
STEP3
ハンド(手札)の合計値が「21」に近づいたら「スタンド」する

自分のハンドがディーラーより強いだろうと思ったり、これ以上引くとバストしそうだと思ったら、画面にある「スタンド」を選びます。すると、その時点で自分のハンドの合計数字が確定し、プレイヤーはその手札で勝負することになります。
次にディーラーが前述のルールどおりにカードを引き終えた時点で、プレイヤーとディーラーのハンドが確定します。
STEP4
ディーラーに勝利すれば配当を獲得する

プレイヤーとディーラーのハンドを比較し、プレイヤーの方が大きければ勝利となり、ベット額の2倍の配当を獲得できます。なお、最初の2枚で「21」を完成させた「ブラックジャック(ナチュラル)」で勝った場合は、通常3対2(賭け金を含めて2.5倍)の配当となります。
なお、カジノゲームの配当は「1対1」「3対2」のように、賭け金に対する利益の比率で表記されることがあります。実際のランドカジノでは、利益分のチップに加えて賭け金がそのままテーブルに残るためです。一方、オンラインカジノでは賭け金を含めてすべて残高に反映されます。そのためこの記事では、メインベットもサイドベットも、賭け金を含めた倍率で表記しています(「2倍」とあれば、1ドル賭けて2ドル戻る=利益1ドルという意味です)。
ディーラーがバストしていた場合は、自分の数字に関係なく勝利となります。ただし、いずれの場合も自分がバストしていれば敗北となり、ベットしたチップは没収されます。
プレイヤーとディーラーのハンドの合計が同じ場合は「プッシュ(引き分け)」となり、ベットしたチップはそのまま返却されます。
サイドベットに当選していた場合も、このタイミングで配当を獲得します。
ここまでがブラックジャックの一連の流れです。
あくまでブラックジャックは「プレイヤー対ディーラー」の一騎打ちであり、ほかのプレイヤーの手札や勝敗は一切関係ない点に注意が必要です。
ブラックジャックの主要アクション
プレイヤーはハンドに対して様々な行動をとることができ、この行動のことを「アクション」と呼びます。
ここで紹介する5つのうち、ヒット/スタンド・ダブルダウン・スプリット・インシュアランスはほとんどのテーブルで使えます。サレンダーだけは採用しているテーブルが限られるため、最後に補足として解説します。
ヒット/スタンド

「ヒット」とは、追加でカードを引くことを指します。プレイヤーは自分の手番が来たらヒットを宣言することでカードを追加できます。「スタンド」はその逆で、これ以上追加カードを引かずにハンドを確定することを指し、「ステイ」とも呼ばれます。
ヒットは自分のハンドが20以下である限り何枚でも行うことができます。
ダブルダウン

「ダブルダウン」とは、カードを1枚しか追加しないことを条件に、賭け金額を2倍にすることを指します。それ以上カードを追加できないというデメリットはあるものの、有利と判断できる局面で利用すれば、勝ったときの利益を2倍にできるアクションです。ただし負けたときは損失も2倍になる点に注意しましょう。
ダブルダウンを使える条件はテーブルによって異なります。最初の2枚であれば合計値を問わず可能なテーブルが多い一方、合計が「9」「10」「11」のときに限定されているテーブルもあります。着席前にルール表示を確認しましょう。
いずれの場合も、カードを1枚追加することで有利になると判断できる局面で使うと効果的です。
スプリット

「スプリット」とは、配られた2枚のカードが同じランク(スートは別々でも構いません)となった場合、2枚のカードを1枚ずつ分割し、2つのハンドにすることを指します。1ハンドごとに同じ賭け金が必要になるため、ベット額は2倍になります。なお、10・J・Q・Kのように数字が違っても同じテンカード同士であればスプリットできるテーブルもあり、条件はテーブルによって異なります。
ディーラーがバストしそうな場面では利益を2倍にするチャンスになりますし、そのままでは弱いハンドを分割して育て直すこともできます。ただし不利な状況で使えば損失も2倍になるため、適切な場面を見極めることが求められます。
インシュアランス

「インシュアランス」とは、ディーラーのアップカードが「A」の場合に取ることのできるアクションです。
賭け金の半額を保険としてベットし、ディーラーがナチュラルブラックジャック(A+Jなど、最初の2枚で「21」が完成している状態)だった場合、この保険ベットに2対1(賭け金を含めて3倍)の配当が付きます。
ディーラーがナチュラルブラックジャックでなかった場合は、支払った保険の金額が没収され、そのままメインベットの勝負が継続されます。
ディーラーがナチュラルブラックジャックを成立させると、自分もナチュラルブラックジャックでなければメインベットは負けになります。このときインシュアランスが的中していれば、保険の払い戻しでメインの負け分をちょうど相殺でき、収支がゼロになる仕組みです。一見お得に見えますが、期待値を計算すると大きくマイナスなので、原則として使わないことをおすすめします。
サレンダー

「サレンダー」とは、自分のハンドがディーラーに勝てないと判断したときに、ゲームから降りるアクションのことを指します。負けを認め、それ以降ゲームに参加することはできませんが、賭け金の半分がプレイヤーに戻ってきます。ただし、一度ヒットやスプリットを選択した場合は利用できません。
損失を半分に抑えられるアクションですが、有効なのはベーシックストラテジー上でサレンダーが指示される場面だけです。その場面ではヒットやスタンドより期待値の高い選択になりますが、勘で使えば逆に損失が増える点に注意しましょう。
サレンダーには2種類あり、降りるべきハンドが変わります。ディーラーがブラックジャックかどうかを確認する前に降りられるのがアーリーサレンダー、確認した後に降りられるのがレイトサレンダーです。
ただし、サレンダーはすべてのブラックジャックで使えるわけではありません。採用していないテーブルの方が多く、特にライブブラックジャックでは選択肢自体が用意されていないことがよくあります。使えるかどうかはテーブルごとに決まっているため、着席前にテーブル名や説明欄に「サレンダー(Surrender)」の記載があるかを確認しておきましょう。
ブラックジャックのサイドベット

ブラックジャックのなかには、メインベットに加えて「サイドベット」が使えるものもあります。
サイドベットとは、プレイヤーとディーラーのどちらが21に近いかを争う「メインベット」とは別に、プレイヤーに配られたカードの絵柄や、ディーラーが何枚目でバストするか、といったプレイヤーの勝敗とは関係ない部分にベットできる仕組みです。
サイドベットの種類は非常に多く、プレイヤーはどのサイドベットに賭けても構いません。複数のサイドベットに同時に賭けることもできます。
ただし、メインベットを賭けていない状態でサイドベットにだけ賭けることはできないため、必ずメインベット+サイドベットという形で勝負することになります。
サイドベットには、決められた役が成立すれば100倍を超える配当を獲得できるものもありますが、その分だけ的中率は低くなります。そのため、コツコツと積み上げるメインベットに比べて、ハイリスク・ハイリターンの賭け方です。なお、配当の具体的な倍率はゲームごとに大きく異なるため、テーブルの配当表で確認してください。
また、サイドベットはメインベットより控除率(ハウスエッジ)が大きく設定されているのが一般的です。ベーシックストラテジーどおりに打ったメインベットの還元率(RTP)が99%台であるのに対し、サイドベットの還元率(RTP)はそれより低くなります。当たれば大きい代わりに、続けるほど不利が積み上がりやすい賭け方だと理解しておきましょう。
ブラックジャックで無駄な損失を減らす3つのポイント

ブラックジャックはルーレットやバカラなど「ベットした後はプレイヤーは見守るだけ……」といったゲームとは異なり、不利をできるだけ小さくするためのアクションをプレイヤー自身で選ぶ必要があります。
プレイするだけなら簡単ですが、少しでも良い結果を残したいなら、押さえておきたいポイントがいくつかあります。ルールを覚えたら、次はこの3点を確認しておきましょう。
いずれも「勝ちを保証するもの」ではなく、無駄な損失を減らすための考え方です。
ベーシックストラテジーに沿ってプレイする

「ベーシックストラテジー」とは、ヒット・スタンド・ダブルダウン・スプリットなど、どのアクションを選べば不利が小さくなるかを確率計算から導いた手順のことを指します。
プレイヤーのハンドとディーラーのアップカードに応じて選ぶべきアクションがそれぞれ異なり、それらをハンドとアップカードごとにまとめた表を「ストラテジーチャート」と言います。プレイヤーはストラテジーチャートを参考にすることで、その局面で最も期待値の高いアクションを選択できます。
そのため、まずはベーシックストラテジーどおりにアクションを決めるのがおすすめです。初心者のプレイヤーは、プレイ中のPCやスマホの隣にストラテジーチャートを置いておき、プレイヤーのハンドとディーラーのアップカードを確認しながら最適なアクションを選ぶとよいでしょう。
インシュアランスはしない|還元率(RTP)が低い保険ベット
インシュアランスは原則として使わないほうがよいです。理由は「保険ベット単体の還元率(RTP)が低いから」です。
詳しく説明すると、ディーラーのアップカードがAである前提で、2枚目がテンカードになる確率は、8デッキの場合で約30.8%です。これに対して配当は2対1(賭け金を含めて3倍)で、的中したときの利益は賭け金の2倍です。保険に1ドル賭けたときの期待値は利益ベースで「0.3084×2-0.6916×1」となり、約マイナス0.075ドルです。100回賭ければ平均7.5ドル前後の損失になる計算です。
保険が的中してもメインの負けをちょうど相殺するだけで、プラスにはなりません。保険はメインベットとは独立した別の賭けであり、それ単体で不利な条件になっているという点を押さえておきましょう。
カードカウンティングの限界を知っておく

「カウンティング(カードカウンティング)」とは、それまでに出てきたカードの数字を記録しておき、シュー(カードが入っているホルダー)にどの数字のカードが何枚残っているかを把握する手法です。
シューの中にテンカードやAが多く残っていると、ディーラーのハンドが12〜16だったときにバストしやすく、プレイヤーは手札が10や11だったときにダブルダウンが成功しやすくなることから、相対的にプレイヤーに有利な状態となります。
こうした状況を見極めてベット額を上げる、もしくはダブルダウンを積極的に使う、といった打ち方ができれば、理論上は期待値を改善できるとされています。
ただし、これが成り立つのは実物のカードを使い、シューの深いところまで配ってからシャッフルするテーブルにかぎられます。オンラインのライブブラックジャックやRNGブラックジャックでは条件がそろわないため、カウントしても残り枚数の偏りを利用できません。
ブラックジャックの歴史と起源
ブラックジャックの起源は諸説あり、これが最も正確だと言い切れるルーツはありませんが、古代ローマの時代には既に木のブロックを使って似たようなゲームが遊ばれていたと言われています。
もともとブラックジャックは「21」という名前のゲームであり、16世紀〜17世紀頃のスペインでプレイされていたことが、『ドン・キホーテ』の作者でもあるセルバンテスが書いた短編小説『リンコネーテとコルタディーリョ』からうかがえます。
ちなみにこの作品に登場するリンコネーテとコルタディーリョは、「21」でイカサマをする若者として描かれています。
「21」がフランスで人気となったのは18世紀初めの頃で、その後フランスからの移民によってアメリカへ伝わりました。
やがてアメリカ全土に広まり、20世紀初頭に「ブラックジャック」という名前が定着します。
ちなみにブラックジャックという名前になった理由としては、手札が「スペードのエース+黒色(スペードかクラブ)のジャック」だったプレイヤーにボーナス配当が支払われていたから、と言われています。
ブラックジャック(Blackjack)のルールでよくある質問
- ブラックジャックで使うカードは何枚ですか?
-
ブラックジャックで使われるカードの合計枚数については、テーブルによって異なります。
まず、ブラックジャックで使われるトランプはジョーカーを除いた1組52枚の「デッキ」です。このデッキの数はテーブルによって異なりますが、基本的には6〜8デッキとなります(「シングルデッキブラックジャック」の場合、使われるトランプは1デッキです)。
そのため、たとえば8デッキであれば52枚×8=416枚がブラックジャックで使われるカードの総数と言えるでしょう。
ただし、実際にブラックジャックで使われるのは、そのうちの一部にとどまるのが一般的です。カードの残り枚数が少なくなると、どの数字のカードが残っているかを推測しやすくなるため、ある程度カードを使った時点で残りは使われずシャッフルされます。
- ブラックジャックで勝つためにはどうしたらいいですか?
-
ブラックジャックの特徴は、結果に対してプレイヤー自身の判断が関わる点にあります。
現実的な目標は「勝つこと」ではなく「不利をできるだけ小さくすること」であり、その第一歩がベーシックストラテジーです。
練習の順番としては、まず自分のペースで確認できるRNGブラックジャックでチャートを見ながら打ち、判断に慣れてから制限時間のあるライブブラックジャックに移るのがおすすめです。
- ブラックジャックのディーラーが強すぎると感じます。イカサマではないですか?
-
「ディーラーが強すぎる」と感じる場面はよくあります。特にディーラーが「2→9→4→6」と引いて21を作った時などは、最初からブラックジャックだった方が諦めもつく、と思うかもしれません。ただ、ブラックジャックはその構造上、ディーラー側が有利になるようにイカサマを仕込むのが非常に難しいゲームです。
たとえば、ディーラーに有利なようにカードを並べたとします。しかし、プレイヤーがヒット・スタンドを自由に選べるのに対して、ディーラーは「16以下でヒット、17以上でスタンド」とアクションが事前に決められています。
そのため、ディーラーに有利なように並べたつもりが、プレイヤーの選択次第でかえって不利になることもあり得ます。狙って有利な並びを作ること自体が難しいのです。
- オンラインカジノでブラックジャックをプレイする場合、安全性はどうですか?
-
オンラインカジノで遊ぶうえで目安になるのが「ライセンス」です。ライセンスとは、一定の条件のもとでカジノの運営やゲームの提供が認められる許可証のことで、発行しているのは英国賭博委員会(UKGC)やマルタゲーミングオーソリティ(MGA)といった、各国・地域の規制当局です。
ライセンスには、カジノを運営する事業者が取得するものと、ゲームを開発・配信するプロバイダーが取得するものの2種類があります。遊ぶカジノ側とゲームを提供するプロバイダー側の両方でライセンスを確認しておくと、より安心して遊べます。
逆に、ライセンスが確認できない事業者は、利用者保護や資金管理の仕組みが第三者に検証されていない状態です。トラブルが起きたときに頼れる窓口もないため、プレイする前に必ずライセンスの有無を確認しましょう。
まとめ:ブラックジャックのルールは意外とシンプル
オンラインカジノで大人気のテーブルゲームの一つであるブラックジャックのルールは、21を超えない範囲でトランプカードの合計が「21」に近い方が勝ち、という初心者でも理解しやすいシンプルなものとなっています。
プレイヤーは自分の手札が少しでも有利になるようにゲームを進め、ディーラーに勝利すれば配当を獲得できます。
ブラックジャックの面白さは、自分の判断が結果に反映されるところにあります。ベーシックストラテジーどおりに打てば控除率(ハウスエッジ)はおよそ0.5%、還元率(RTP)に直すと99.5%前後になりますが、それでも不利がゼロになるわけではありません。
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