PAGE TOP
HOME ブラックジャックのルール解説 ブラックジャックでサレンダーを使うタイミングと宣言方法

ブラックジャックでサレンダーを使うタイミングと宣言方法

ブラックジャックでは、プレイヤーが様々なアクションを選べるのが醍醐味となっています。サレンダーはその中でもマイナーなアクションですが、勝負を降りて損失を半分に抑えられる点は、ほかのアクションにない特徴です。

サレンダーは「降参」という意味があり、ゲームの負けを認める代わりに賭け金の半分が戻るというアクションです。ディーラーのアップカードが強く、プレイヤーが負ける可能性が高いときに限って、損失を抑える選択になります。

この記事で分かること

  • ブラックジャックで使われる「サレンダー」というアクションは「降参」という意味
  • サレンダーすべきなのは、ハンド15でアップカード10、ハンド16でアップカード9・10・Aの4パターン

この記事はおよそ 8分 で読むことができます。

ブラックジャックのサレンダーとは?

ブラックジャックのサレンダーとは?

サレンダーとは、プレイヤーに配られた2枚のカードがディーラーのアップカードと比較して弱く、勝利が期待できないと判断した場合に勝負を降りるアクションです。

サレンダーを宣言するとそれ以上そのゲームに参加することはできず、賭け金の半分が手元に戻ります。

使いどころを間違えなければ、勝ち目の薄い勝負での損失を半分に抑えられる、無駄を減らすためのアクションです。

なお、サレンダーを宣言できるのは他のアクションを一切取っていない場合に限られます。ヒット、スタンド、ダブルダウン、スプリットを選択している場合、その後サレンダーを使用することはできません。

また、ブラックジャックのテーブルによってはサレンダーを採用していないものもあるので、事前にサレンダーを選べるかどうか確認しておくことをおすすめします。

ブラックジャックでサレンダーを使うタイミング

ブラックジャックでサレンダーを使うタイミング

勝ち目の薄い勝負を避けて賭け金の半分を取り戻せることから有用に見えるサレンダーですが、実はブラックジャックでサレンダーを使うタイミングはそこまで多くありません。多くの場面では、サレンダーするよりそのまま勝負したほうが期待値が高いからです。

とはいえ、局面ごとに期待値を計算しながらプレイするのは現実的ではありません。そこで役立つのが、最適なアクションが一目で分かるブラックジャックのベーシックストラテジーです。ベーシックストラテジーに基づくとブラックジャックでサレンダーを使うタイミングは次の4パターンに限られます。

  1. プレイヤーのハンドが「15」、ディーラーのアップカードが「10」のとき
  2. プレイヤーのハンドが「16」、ディーラーのアップカードが「9」のとき
  3. プレイヤーのハンドが「16」、ディーラーのアップカードが「10」のとき
  4. プレイヤーのハンドが「16」、ディーラーのアップカードが「A」のとき

サレンダーしたほうがよいのは、勝つ確率が25%を下回るときが目安

勝負したときの配当は勝てば2倍・負ければ0倍(引き分けは賭け金がそのまま戻り1倍)、サレンダーしたときは必ず0.5倍が戻ります。

引き分けを無視して単純化すると、【勝負したときの期待値】=2 × 勝つ確率、【サレンダーの期待値】=0.5 なので、サレンダーが有利になる目安は
勝つ確率が25%を下回るとき です。

ただし実際には引き分けの確率も影響するため、これはあくまで簡易的な目安です。正確には、後述のベーシックストラテジーの推奨パターンに従うのが確実です。

ハンド(手札)が「15」、ディーラーのアップカードが「10」

プレイヤーのハンドが「15」(ハードハンド)の場合、これはかなり弱いハンドです。ディーラーは16以下で必ずヒット、17以上でスタンドするため(ディーラーがソフト17でヒットするH17ルールのテーブルを除く)、合計15のままスタンドすると、ディーラーがバストしない限り勝てません。かといって合計15からヒットすると約53.85%の確率で自分がバストしてしまうため、いずれにしても勝ちにくいハンドです。

ディーラーのアップカードが10価値カード(10・J・Q・K)の場合は勝つ確率がかなり低いため、サレンダーを選択しましょう。

なお、ディーラーのアップカードが2〜6の場合はスタンド、7・8・9・Aの場合はヒットのほうが期待値が高くなります(ベーシックストラテジー準拠)。

ハンド(手札)が「16」、ディーラーのアップカードが「9・10・A」

プレイヤーのハンドが「16」(ハード16=エースを含まない合計16)の場合、ブラックジャックでは非常に不利なハンドの代表格です。スタンドした場合プレイヤーはディーラーがバストしない限り絶対に負けてしまいます。ですが、合計16からヒットしてもう1枚引くと、約61.54%の確率でバスト(21超え)してしまいます。

そのため、ディーラーのアップカードが「9・10価値カード・A」の場合はサレンダーを選択しましょう。なお、アップカードが「2〜6」の場合はスタンド、「7・8」の場合はヒットのほうが期待値が高くなります。

なお、同じ合計16でも「8・8」のようなペアは扱いが異なります。8・8の組み合わせは、多くのルール条件でスプリットしたほうが期待値が高くなるため、基本的にはサレンダーではなくスプリットを選びます。ただしディーラーがソフト17でヒットするH17ルールなど、テーブルの条件によっては別の手が最適になる場合もあるため、ベーシックストラテジーのチャートで確認しておきましょう。

ブラックジャックのサレンダーの種類・ルール

ブラックジャックのサレンダーは、サレンダーを宣言できるタイミングによって「アーリーサレンダー」と「レイトサレンダー」の2種類に分かれています。どちらを採用しているかはテーブルによって異なりますが、現在は原則としてレイトサレンダーです。

また、どちらのルールが適用されているかによってハウスエッジ(控除率)の改善幅も変わりますが、アーリーサレンダーを採用しているテーブルは現在ほとんど見かけないのが実情です。

アーリーサレンダー

ブラックジャックでは一般的に、最初のカードが配られた後、ディーラーのアップカードがAや10価値カードだった場合に、手札2枚でナチュラルブラックジャックが成立しているかどうかを確認します。

そして、ナチュラルブラックジャックが成立している場合はプレイヤーに告知し、そのゲームはプレイヤーの負けが確定します(プレイヤーもナチュラルブラックジャックの場合は引き分けです)。

アーリーサレンダーでは、ディーラーがナチュラルブラックジャックを確認する前にサレンダーを宣言することができます。ディーラーのアップカードがAで、ナチュラルブラックジャックの成立する可能性が残っている場面などに利用すると、勝敗が確定する前に賭け金の半分を残すことができます。

「レイトサレンダー」よりもハウスエッジ(控除率)の改善幅が大きいため、条件が同じなら選ぶ価値のあるテーブルです。

レイトサレンダー

レイトサレンダーでは、ディーラーがナチュラルブラックジャックの成立を確認し、ナチュラルブラックジャックが成立していない場合のみプレイヤーがサレンダーを宣言することができます。

先ほど説明したとおり、ディーラーはナチュラルブラックジャックが成立していた場合、すぐにプレイヤーに告知します。そのためディーラーがナチュラルブラックジャックでない場合に限りサレンダーを選ぶことができ、ディーラーがナチュラルブラックジャックの場合はサレンダーを選択できないため賭け金を戻す手段がありません。

現在、ブラックジャックのサレンダーとは原則としてレイトサレンダーのことを指します。

サレンダーでハウスエッジ(控除率)はどれだけ下がる?

サレンダーの種類 ハウスエッジ(控除率)の改善幅
アーリーサレンダー 約0.63ポイント
レイトサレンダー 約0.08ポイント

改善幅はルールやデッキ数により変動し、レイトサレンダーは出典により0.07〜0.09ポイントの幅があります。

アーリーサレンダーでは、ディーラーがナチュラルブラックジャックの場合でも賭け金の半分が戻るため、損失が大きく軽減されます。採用しているテーブルは多くありませんが、見かけたら選択肢に入れてみてください。

ブラックジャックのサレンダーの宣言方法

サレンダーの宣言方法は、ランドカジノとオンラインカジノで異なります。

ランドカジノの場合

ランドカジノ(マカオやラスベガスなどの実店舗)の場合、ディーラーに「サレンダー」と口頭で伝えればそのまま宣言が完了しますが、よりスマートにサレンダーを宣言したい場合はハンドサインを使うのがよいでしょう。

右手を軽く握り、人差し指だけを出します。人差し指をテーブルに置いて左から右へスライドすると、ディーラーはサレンダーの宣言をしたとみなし、賭け金の半分を返還します。

オンラインカジノの場合

オンラインカジノの場合、アクションの選択にサレンダーのアイコンが表示されるので、タップすれば宣言は完了です。

なお、サレンダーのアイコンが表示されるのは「サレンダーが利用できるカジノテーブル」だけであり、表示されない場合はサレンダーを使うことはできませんのでご注意ください。

ブラックジャックでサレンダーをする流れ

ここではオンラインカジノでの流れを紹介します。ヒットやスタンドと同じくアイコンをタップするだけなので難しくはありませんが、サレンダー以外のアクションを1回でも行うとその後サレンダーを宣言できない点に注意しましょう。

STEP1

ベットをする

ベットをする

まず、ブラックジャックに通常どおりベットを行います。

STEP2

負けそうな場合は「サレンダー」を選択する

負けそうな場合は「サレンダー」を選択する

2枚のカードがプレイヤーとディーラーに配られます。プレイヤーのハンドがディーラーのアップカードと比べて弱く、勝ち目が薄いと判断できる場合は、アイコンの一覧から「サレンダー(Surrender)」をタップして負けを宣言します。

STEP3

ベット額の半分が戻ってくる

ベット額の半分が戻ってくる

サレンダーを宣言した場合、その段階で負けが確定して賭け金の半分が返ってきます。RNGブラックジャックの場合はそのまま次の勝負に進み、ライブブラックジャックの場合は他のプレイヤーのアクションを待つことになります。

ディーラーがバストした場合も、勝負を放棄しているため配当を獲得することはできません。

ブラックジャックのサレンダーでよくある質問

サレンダーを使い続けると、長期的にはどのような効果がありますか?

ベーシックストラテジーが示す4パターンで使う限り、長期的には損失率を下げられます。不利な状況で賭け金の全額を失う代わりに、半分を手元に残せるためです。ただし状況に合わないサレンダーを頻繁に行うと、勝てたはずの手を放棄することになり、かえって損失が増えます。

オンラインカジノのブラックジャックでもサレンダーは利用できますか?

多くのオンラインカジノのブラックジャックゲームでもサレンダーのオプションが提供されています。ただし、利用可能かどうかはゲームのプロバイダーや提供するオンラインカジノによって異なります。

まとめ:サレンダーが有効な場面は4パターンだけ

ブラックジャックの特殊アクションのひとつ「サレンダー」は、ディーラーとの勝負に負けを認める代わりに、賭け金の半分を返してもらうことができます。

勝てる可能性が低いときに利用すると効果的であるように見えますが、実際にサレンダーしたほうが期待値が高くなるケースは意外と少なく、プレイヤーのハンドが15でディーラーのアップカードが10の場合、プレイヤーのハンドが16でディーラーのアップカードが9・10・Aの場合に限られます。

勝ち目が薄いと感じるゲームは少なくありませんが、その多くはサレンダーするより勝負を続けたほうが期待値の高い選択になります。ベーシックストラテジーがサレンダーを示す4パターンでのみサレンダーを使い、それ以外はそのまま勝負するのが、無駄な損失を減らす形です。

・当サイトの内容は、オンラインカジノや賭博行為が合法な国や地域に住む方を対象としています。

・サイト利用時には、免責事項が適用されます。

・オンラインカジノが違法な国や地域にお住まいの方は、このサイトを利用できません。