マーチンゲール法とは?使い方と勝率を上げる方法、デメリットを解説
マーチンゲール法は「ギャンブルで負けた時に、次に賭ける金額を2倍にする」という、ごく単純な仕組みで利益をあげる手法です。
理論上は絶対に負けないという触れ込みから、カジノに限らず競馬やFXといった投資・ギャンブルの世界では「必勝法」と呼ばれることがあり、最も有名な賭け方としてマーチンゲール法は広く知られています。
しかし、マーチンゲール法は一度も勝てずに失敗をしてしまった場合や、途中で誤った賭け方をしてしまうと資金を大きく失ってしまうリスクをはらんでいます。
そこで、本稿ではマーチンゲール法の正しい賭け方の解説から、システムベットの特性・デメリットを【図解】しながら分かりやすく解説していきます。正しい手法を学び、効果的に利益を上げられるようしっかりと知識を身に着けましょう。
この記事のまとめ
- マーチンゲールは理論上負けないシステムベット。負けが続いても一度の勝利で利益が出せる
- 連敗が続くと投資額が大きくなるリスクがある
- 相性が悪いギャンブルもあるので注意が必要

この記事はおよそ 10分 で読むことができます。時間がない方は目次を活用しましょう
マーチンゲール法とは?

マーチンゲール法とは、カジノや競馬といったギャンブルで使えるシステムベット(一定のルールに沿った賭け方をする攻略法)の一つです。
やり方は非常に簡単で、ルーレットやバカラなどのゲームにおいて「負けてしまった次のゲームはベット額を2倍にする」だけの攻略法です。連敗をしない限りはトータルでプラス収支を期待できます。
攻略法の中では一番「負けにくさ」に特化しており、勝率で言えばなんの戦略もなく遊んだ時に比べると格段に高いことは間違いありません。例えば、勝率50%のゲームを10回マーチンゲールした場合、理論上の勝率は99.9%以上となります。
ただ、短期間で爆益を狙えるような手法ではなく、試行回数を重ねて期待値を積む必要がありますので、これらの基本特性を理解したうえで利用しましょう。
マーチンゲール法の使い方(基本手順)

では早速マーチンゲール法の正しい使い方・賭け方を学んでいきましょう。
一度勝てれば収支はプラスとなりますが、賭ける金額・払い戻し金の見込みが分かるようなギャンブルでなければ効果的にマーチンゲールを使うことはできません。
使いやすいものとしては、バカラやルーレットといった2倍配当+勝率が約50%になる賭け方があるカジノゲームです。ゲームの進行も自分で調整できるため、効果的に活用することが可能です。
基本的な賭け方は次の通りです。
マーチンゲール法の基本的な賭け方

マーチンゲール法の賭け方は「負けたら次のゲームの賭け額を2倍にする」だけですので、この基本さえ押さえておけば問題ありません。

1回目で負けてしまったら続行し、次のゲームでは2倍の金額を賭ければOKです。勝った時点でマーチンゲール法は成功です。スタートした金額の1ドルであれば、勝利した段階で「1ドルの収益」を得ることができます。
このように非常なシンプルなベット方法となるため、単純な使い方としては最も簡単なベッティングシステムと言えるでしょう。
実践で使用する場合の流れ
ここからは実際にカジノゲームでマーチンゲール法を使用する流れについて解説を行います。今回のプレイは、以下のような条件を前提に進めて行きます。
- ルーレットの【赤/黒】【奇数/偶数】【前半/後半】 or バカラの【プレイヤー】の勝利配当金が2倍になるゲームでプレイ(今回はバカラを選択)
- $1をスタートの金額とする

では、オンラインバカラで実践してみましょう。
はじめの手順として「プレイヤー」に1回目のベット【1ドル】を行います。1回目のベット額がそのまま1回成功した時の儲けになります。
ゲームをプレーして、勝てばその時点でマーチンゲール法は成功となるので、その後はリセットして最初から始めます。

負けてしまった場合、次のゲームでのベット額を倍にします。前回のスタートは1ドルでしたので、次は【2ドル】を賭けます。
更にゲームのプレーを続け、勝てばマーチンゲール成功です。ベット額を【1ドル】に戻してリセットを行います。負けた場合、さらにベット額を倍にして【4ドル】を賭けます。

さらに負けたら前回の2倍の【8ドル】をベット、勝てば1ドルに戻す。これを繰り返して、1回勝つまで勝負を行います。
今回はベット額が【8ドル】のタイミングで無事に勝てましたので、この時点でマーチンゲール法の1セットが完了となります。
ここから更に続ける場合、ベット額を【1ドル】に戻すのを忘れないでください。
マーチンゲール法のメリット

システムベットの中でも特に人気の高いマーチンゲール法ですが、利用するにあたってどのようなメリットがあるのでしょうか?本項では大きな利点を3点に分けて解説をします。
手順がシンプルで初心者でもすぐに理解できる
まず一番大きなメリットとして挙げられるのは「ルールが非常にシンプルで、初心者でも簡単に使うことができる」という点です。覚えることは「負けたら次のゲームで倍額を賭けるだけ」とこれ以上ない単純さです。
オンラインカジノのライブゲームの中には「倍掛け」機能が使えるものもあるため、迷わずプレイすることができるでしょう。
ただし、カジノに慣れていない間はフラットベット【ずっと同額で遊ぶ方法】をおススメします。薄い可能性を引いて全て軍資金を使ってしまい、カジノが嫌いになるのは勿体ありません…。
1回でも成功すれば必ず利益が出る
マーチンゲール法は「一回でも勝てば成功すれば必ず利益が出る」マネーシステムです。他のマネーシステムだと連勝が必須だったり、数回に1回は勝たないと利益を出せなかったりと、求められる運がそれなりにあります。
マーチンゲールでは1セットの中で1回でも勝てば必ず利益が出るので、使いどころによっては非常に強力と言えるでしょう。
負けのリスクを極限まで減らすことができる
マーチンゲール法は、損失が出る可能性を極限まで減らした「守備的マネーシステム」とも言うべき攻略法です。掛ける単位を小さくするほどリターンは少なくなりますが、逆にリスクも小さくなります。
その守備力は他のシステムベットと比べても圧倒的で、利益の少なさや負けた時のリスクといったものを天秤にかけ、「それでも鉄壁のマネーシステムで勝ちたい!」という方にはまさにうってつけのシステムと言えます。
マーチンゲール法は危険?デメリットと注意点

「理論上は負けない攻略法!1回でも勝てればプラスになります」
この宣伝文句だけを見ればマーチンゲール法は確実に勝てるカジノ必勝法のようにも見えます。
しかし、大事なのは「理論上」という文字。実際に使おうとすると、資金力不足による途中棄権、ベット額の制限による理論の破綻など、連敗するほどにマーチンゲールのリスクが大きくなっていきます。
マーチンゲール法は手軽に始められるという特徴がある一方、「負けたら全てを失い破産を招く」という大きなデメリットがあるということを理解しておかなければなりません。
負けが続くほど必要になる資金も大きくなる
システムベットとしての成功率は非常に高く魅力的に見えますが、失敗すればすべてを失って破産を招く大きなリスクがマーチンゲール法にはあります。
仮に、勝率50%のゲームでマーチンゲール法を使用した場合、一度も勝てずに10回連敗をする確率は約0.1%(1024分の1)となります。この連敗する確率の低さが目ーチンゲール法のメリットと言えますが、それは連敗した時のリスクの大きさをも意味しています。
10回中に1回でも勝てば負け分をひっくり返せる代わりに、1度も勝てなかった場合には$1,023もの損失を抱えてしまうのです。
また、カジノで実践する場合には控除率(ハウスエッジ)等を考慮すると、実際の勝率は50%を割ってしまいます。その場合の連敗確率は以下の通りです。
回数 | ベット額 | 累計損益 | 連敗確率 | 条件 |
---|---|---|---|---|
1回目 | $1 | $1 | 51.35% | ・マーチンをする機種は「ヨーロピアンルーレット」 ・【赤】に賭け続ける ・勝率:48.65% 敗率:51.35%に固定 |
2回目 | $2 | $3 | 26.37% | |
3回目 | $4 | $7 | 13.54% | |
4回目 | $8 | $15 | 6.96% | |
5回目 | $16 | $31 | 3.57% | |
6回目 | $32 | $63 | 1.83% | |
7回目 | $64 | $127 | 0.94% | |
8回目 | $128 | $255 | 0.48% | |
9回目 | $256 | $511 | 0.25% | |
10回目 | $512 | $1023 | 0.13% |
10連敗する確率は0.15%を切りますが、だからといって「こんな確率を引くわけない!」という考えは非常に危険と言わざるを得ません。
過信は禁物、きちんと弱点を理解しましょう。
50連敗すると国家予算並の資金が必要に・・

「無限の金と時間があれば必勝法」と噂されるマーチンゲール法。ベット上限なしに負け続けた場合、一体どれくらいのお金が必要なのかを計算してみました。【1円】をスタート金額に設定し、2倍配当のゲームでプレイしたと仮定します。
この条件で進めた場合、10回連続で負けた段階でのベット額は【512円】となります。さらにここから11回、12回と負け続けると、20回目に必要になるベット額は【524,288円】です。この時点での合計損失は100万円を超えます。
さらにここから負け続けた場合、50回目にはなんと・・・【562,949,953,421,312 円】の賭け金が必要になります。日本の国家予算を遥かに超えた562兆円です。現実的にここまで負け続けることはほぼ考えられませんが「0」ではありません。
ベットリミット(賭け上限)で理論が破綻するリスクがある
マーチンゲール法を利用する場合に大きな壁となるのが「ベットリミット」です。これは一度に賭けられる最大金額を制限するもので、ギャンブルによって上限金額は異なります。
例えばカジノゲームの場合はテーブル毎にベットリミットが制限されており、上限が低いものであれば数百ドル程度で制限がかかるゲームも存在しています。
仮に$1からスタートしたとしても9~10回目で上限に到達し、その段階で強制終了となるため、それ以上はマーチンゲール法を継続できません。
マーチンゲール法が禁止されているカジノがある
マーチンゲール法・モンテカルロ法・パーレー法などの有名なシステムベットは、カジノによっては利用が禁止されていることがあります。
オンラインカジノなどでは利用規約に明記されていることもあり、システムベットを使用したというだけで勝利金が没収されたという事例もありました。
利用される際には、まずは利用可能かどうかを確かめた上で実践することをおすすめします。
マーチンゲール法で勝率を上げる3つのテクニック

マーチンゲール法はかなりシンプルな攻略法ですが、その分自分で管理しておく必要があるポイントはかなり多いです。何も考えずとりあえずマーチンを始めると、途中でとんでもない連敗を引いて大負け…なんてことが無いとも言い切れません。
そこで、本項ではマーチンゲール法で勝率を上げるための3つのテクニックについて解説します。
①使える資金・許容できる連敗数を把握しておく
先ほどのデメリットで説明した通り、マーチンゲール法は連敗数が増えると一気にベット額が大きくなります。そのため、事前に「どれくらいの資金を使えるのか」「その資金を使うとき、何回まで連敗することができるのか」を把握しておくことは非常に重要です。
例えば、1ドルでマーチンゲールをスタートさせた場合、必要となる合計の賭け金は以下のとおりです。
想定連敗数 | 3連敗 | 4連敗 | 5連敗 | 6連敗 | 7連敗 | 8連敗 | 9連敗 | 10連敗 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
必要資金 | 7ドル | 15ドル | 31ドル | 63ドル | 127ドル | 255ドル | 511ドル | 1023ドル |
スタートを5ドルとした場合の必要資金は以下のようになります。
想定連敗数 | 3連敗 | 4連敗 | 5連敗 | 6連敗 | 7連敗 | 8連敗 | 9連敗 | 10連敗 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
必要資金 | 35ドル | 75ドル | 155ドル | 315ドル | 635ドル | 1275ドル | 2555ドル | 5115ドル |
このように、同じ連敗数でも最終的なベット額に差(4,023ドル)が出るので、使える資金に対してどれくらいベット額を上げるかは事前に決めておくべきと言えるでしょう。
②負けが続いてもルール通りに賭け続ける
「負けるたびにベット額を2倍に引き上げる」というのは、やってみると案外賭け金の上がるペースが早いと感じられるはずです。
1ドルを稼ぐために、8ドル、16ドル、32ドル…とベット額が上がっていくと、怖くて賭けられなくなるかもしれません。
しかし、マーチンゲール法を含め、全てのシステムベットはシステム通りに賭け続けないと意味がありません。ベット額を減らして勝利しても全体の利益はマイナスになるので、必ずルール通りに賭け続けてください。
③損切りするラインを設定しておく

とは言っても、ルール通りに賭け続けて残高全部を失うのは避けたいところです。そのため一定の連敗数に達した場合「損切り」という作業を行う必要があります。
マーチンゲール法における損切りとは、「大きく連敗して、損失額が一定のラインに達したとき、その時点で終了すること」を指します。当サイトが推奨する損切りラインは、「資金に対して25%以上損失が出た場合」です。
例えば、100ドルの資金で1ドルからマーチンゲール法を行うと、4連敗で15ドル、5連敗の時点で31ドルを失っています。この資金があれば6回目の勝負もできるのですが、5連敗した時点で損切りを行うことで資金の半分以上を失わずに済みます。
このように、損切りするラインを事前に定めておくと、大きく負ける可能性を少なくできるためおすすめです。
マーチンゲール法を改良して弱点を克服できるのか

マーチンゲール法はシンプルな攻略法なので、アレンジした独自の攻略法を持っているプレイヤーさんも多いです。特に、弱点である「勝つときの利益は少ないのに、負けるときの損失は大きい」という部分を改良した手法は、プレイヤーから高い人気を得ています。
そこで、当サイトが紹介する改良案は「勝ったらパーレー法、負けたらマーチンゲール法」という手法です。
まずパーレー法について説明すると、マーチンの逆の手順を行う攻略法です。勝ったときにベット額を2倍にして、負けたときに戻します。
今回提案した手法は、連敗か連勝が続くたびにベット額を増やしていき、途切れたらベット額を戻すという攻略法になります。
この攻略法のメリットは、大きく連敗するより前に大きく連勝できれば、マーチンゲール法では考えにくい大幅な配当を獲得できるという点にあります。
また、例えば「5連勝で利確、7連敗で損切り」と、利確ラインを損切りラインより少なめにしておけば、勝率が上がるのも利点と言えるでしょう。
マーチンゲール法と相性の良いギャンブルの考察

マーチンゲール法は全てのギャンブルで利用しやすい攻略法というわけではなく、ある程度相性の良いゲームというのは決まっています。利益を出しやすいゲームで利用する方がお得にギャンブルを楽しめます。
以下に相性の良し悪しに関する考察をまとめています。
カジノゲームは最も効果的に活用できる
カジノゲームは、マーチンゲール法に対して最も効果的に活用できるギャンブルです。
理由としては、「ほとんど全てのテーブルゲームに勝ったら2倍の配当がもらえる賭け方があるから」です。
ルーレットなら赤・黒や奇数・偶数のアウトサイドベット、バカラならプレイヤー、シックボーなら大・小と言ったように、勝率がおよそ50%、勝利時に2倍の配当を獲得できる賭け方がカジノゲームには非常に多いのです。
マーチンゲール法は勝利時に2倍の配当が獲得できるゲームが前提となっているため、前提を満たしやすいカジノゲームは最も効果的に活用できるギャンブルの一つと言えるでしょう。
競馬・FXとマーチンゲール法の相性は悪い
勝利時にもらえる配当が決まっていないFXや公営ギャンブルは、マーチンゲール法との相性は非常に悪いです。
例えば競馬や競艇などの公営ギャンブルの場合、絶対に2.0倍になる賭け方というのは存在しないので、おおよそ2倍以上の配当が見込まれる賭け方をする必要があります。
その場合、勝率はカジノゲームに比べてかなり低いと言えるでしょう。還元率の低さも含め、マーチンゲールが機能する場面は少ないです。
また、FXでマーチンゲール法を利用しようとすると、負けるごとにトレードの金額が大きくなっていきます。1回賭けたらあとは抽選を見るだけのカジノと異なり、FXは自分でトレードを完結させる必要があるので、非常に高いスキルが求められます。
このような理由から、カジノゲーム以外での利用はおすすめできません。
マーチンゲール法のカジノでのシミュレーション結果
本項ではマーチンゲール法の簡易的なシミュレーション結果について解説をしていきます。
すぐに始めるのではなく、経過を見るだけでもマーチンゲールの効果について理解を深めることができるはずです。
ルーレットでマーチンゲール法を使用した例
以下の条件でルーレットをプレイした場合のシミュレーション結果です。
- ルーレットでは「赤」にベットする
- 初期ベット金額は$1とする
- シミュレーションの試行回数は10回
回数 | ベット額 | 勝敗 | 獲得額 | 累計損益 | 勝敗決定後のアクション |
---|---|---|---|---|---|
1回目 | $1 | 負け | -$1 | -$1 | ベット額を倍にする。$1→$2 |
2回目 | $2 | 負け | -$2 | -$3 | ベット額を倍にする。$2→$4 |
3回目 | $4 | 勝ち | $4 | +$4 | ベット額をスタート時のベット額に戻す→$1 |
4回目 | $1 | 負け | -$1 | ±$0 | ベット額を倍にする。$1→$2 |
5回目 | $2 | 勝ち | +$2 | +$2 | ベット額をスタート時のベット額に戻す→$1 |
6回目 | $1 | 負け | +$1 | +$1 | ベット額を倍にする。$1→$2 |
7回目 | $2 | 負け | -$2 | -$1 | ベット額を倍にする。$2→$4 |
8回目 | $4 | 負け | -$4 | -$5 | ベット額を倍にする。$4→$8 |
9回目 | $8 | 負け | -$8 | -$13 | ベット額を倍にする。$8→$16 |
10回目 | $16 | 勝ち | +$16 | +$3 | ベット額をスタート時のベット額に戻す→$1 |
勝ち数は「3勝」と少ないですが、実際の収益はプラスで終わることができています。
バカラでマーチンゲール法を試した結果
以下の条件でバカラをプレイした場合のシミュレーション結果です。
- バカラで「プレイヤー」にベットする
- 初期ベット金額は$1とする
- シミュレーションの試行回数は10回
回数 | ベット額 | 勝敗 | 獲得額 | 累計損益 | 勝敗決定後のアクション |
---|---|---|---|---|---|
1回目 | $1 | 負け | -$1 | -$1 | ベット額を倍にする。$1→$2 |
2回目 | $2 | 負け | -$2 | -$3 | ベット額を倍にする。$2→$4 |
3回目 | $4 | 負け | -$4 | -$7 | ベット額を倍にする。$4→$8 |
4回目 | $8 | 負け | -$8 | -$15 | ベット額を倍にする。$8→$16 |
5回目 | $16 | 負け | -$16 | -$31 | ベット額を倍にする。$16→$32 |
6回目 | $32 | 負け | -$32 | -$63 | ベット額を倍にする。$32→$64 |
7回目 | $64 | 負け | -$64 | -$127 | ベット額を倍にする。$64→$128 |
8回目 | $128 | 負け | -$128 | -$255 | ベット額を倍にする。$128→$256 |
9回目 | $256 | 負け | -$256 | -$511 | ベット額を倍にする。$256→$512 |
10回目 | $512 | 勝ち | +$512 | +1 | ベット額をスタート時のベット額に戻す→$1 |
初回から9連敗で賭け金が$512まで膨れ上がりましたが、10回目の挑戦で全ての損失を帳消しし、初期ベット額分の利益が出ています。手持ちのチップとマックスベット額に注意する必要がありますが、このように理論上はプラスにもっていくことができます。
マーチンゲール法で勝てない理由

「マーチンゲール法を使っているのに勝てない!」「本当に勝てるのか?」という声をネットでは良く目にします。理論上は負けないのがマーチンゲール法の良い点ですが、なぜ理想と現実でこのようなギャップがあるのでしょうか?
勝てない大きな理由として考えられるのが、
- リミット額を把握しておらず連敗可能数を把握していない
- マーチンと相性の悪いゲームで試している
という点です。
手法のデメリットでも解説した通り、マーチンは連敗する度に賭け金は大きくなりますので、ベットリミットを常に把握して天井に到達しないように注意する必要があります。
また、相性の良いギャンブルの考察の通り、マーチンゲール法は配当が固定されているカジノゲームとの相性が良く、それ以外の投資・ギャンブルとは非常に相性が悪いです。
そもそも100%勝てる必勝法ではありませんが、基本を疎かにすると、いくら優れた攻略法も負けてしまう可能性は高まります。
マーチンゲール法のよくある質問
- マーチンゲール法は競馬でも使用できますか?
-
マーチンゲール法は競馬などの公営ギャンブルでも使える攻略法ではありますが、カジノに比べ勝率はかなり下がってしまいます。そのためおすすめはできません。
最も効果的なギャンブルは、1回あたりの勝率が決まっているカジノゲームです。特にルーレットやバカラなどのゲームがおすすめです。
- マーチンゲール法以外の攻略法はありますか?
-
マーチンゲール法以外にも、カジノではさまざまな攻略法を利用できます。
マーチンとは逆の攻略法である「パーレー法」、数列に従ってベット額をコントロールする「モンテカルロ法」、ベット額の微調整が求められる「ピラミッド法」などが有名ですが、プレイヤーさんのスタイルに応じて使い分けるとより効果的に遊ぶことができます。
- マーチンゲール法とモンテカルロ法はどちらが優れたベッティングシステムですか?
-
大前提として、「より還元率の高いベッティングシステム」は存在しません。メリットとデメリットを天秤にかけて、プレイヤーのスタイルに応じて使い分けるのがシステムベットです。
モンテカルロ法はベット額が一気に増えることは少ないですが、利益を出すには大抵の場合連勝が必要なので、一長一短と言えるでしょう。
マーチンゲール法は特性を理解して利用しましょう
マーチンゲール法の使い方・メリット・デメリットなど、特性ついてはご理解いただけたでしょうか?マーチンゲールは非常にシンプルな手順ですぐに実践ができ、なおかつ抱えるリスクが少ないシステムベットではありますが、絶対に勝てる賭け方ではありません。
これからカジノで実践をされる方は、「理論上は負けない~」というネット上にあふれる情報を鵜呑みにするのではなく、その理屈を理解した上でこのマーチンゲール法を使うかどうか判断しましょう。
Bell
(ウィナーズクラブ管理人)
攻略法と呼ばれていても100%勝てるものではありません。闇雲に使用して痛い目に合わないようにしましょう。