ブラックジャックの種類13選|バリアント別のルールと還元率(RTP)を比較
ブラックジャックには様々な種類があります。ライブブラックジャックにもRNGブラックジャックにも定番の機種が揃っており、初心者からベテランプレイヤーまで楽しむことができます。
ただし、種類によって還元率(RTP)は98%台から99%台後半まで幅があります。この記事では各ゲームの還元率(RTP)もあわせて紹介するので、比べながら選んでみてください。
この記事で分かること
- ブラックジャックの還元率(RTP)は種類によって98.45%〜99.83%の幅がある
- ブラックジャックの種類によってはベーシックストラテジーが確立されていない場合がある

この記事はおよそ 12分 で読むことができます。
ブラックジャックには「ライブ」と「RNG」の2タイプがある
ブラックジャックのゲームには大きく2つのタイプがあり、それぞれ「ライブブラックジャック」と「RNGブラックジャック」と呼ばれています。ライブブラックジャックはその名のとおり人間のディーラーと勝負するライブゲーム、そしてRNGブラックジャックはライブではなくコンピュータが相手のブラックジャックです。
基本的なルールはどちらも同じですが、還元率(RTP)はテーブルのルール条件によって変わります。ディーラーと勝負できる臨場感から、現在はライブブラックジャックが広く提供されています。ただしRNGブラックジャックであればベットタイムなどに制限がなく自分のペースでプレイできるので、初心者のプレイヤーはRNGブラックジャックで、慣れてきたらライブブラックジャックでプレイするのがおすすめです。
ブラックジャックの種類13選|ゲームの特徴一覧
ブラックジャックをおさらいしておくと、2枚のカードがディーラーとプレイヤーに配られ、プレイヤーはアクションで手札を伸ばし、21を超えない範囲で合計が21に近いほうが勝ちというルールです。21を超えるとその時点で負け(バスト)になります。
このルール自体はどのブラックジャックでもほとんど変わりません。しかし変わり種のブラックジャックは、スタンダードな「アメリカンブラックジャック」と比べて独自の特徴があります。まずは基準となるアメリカンブラックジャックから順に見ていきましょう。
| ゲーム名 | このブラックジャックの特徴 |
|---|---|
| アメリカンブラックジャック | 最も標準的なルール。比較の基準になる |
| マルチハンドブラックジャック | 2つ以上のハンドに賭けられる |
| ヨーロピアンブラックジャック | ディーラーに配られるカードは1枚 |
| ブラックジャックサレンダー | サレンダー(降参)が可能 |
| ブラックジャックスイッチ | 2つのハンドのカードを交換できる |
| パーフェクトブラックジャック | サイドベットのパーフェクトペアが使える |
| インフィニットブラックジャック | プレイヤー全員が1つのハンドを共有 |
| パワーブラックジャック | ダブルダウンを4倍ベットまで利用可能 |
| フリーベットブラックジャック | ダブルダウン・スプリットの賭け金が無料 |
| ポンツーン | ナチュラルブラックジャックの配当が賭け金を含めて3倍 |
| ブラックジャックパーティ | 音楽や照明を使った賑やかな演出 |
| ダブルエクスポージャーブラックジャック | ディーラーのカードが2枚とも見えている |
| ブラックジャックエクスチェンジ | 自分のカードを売却・購入できる |
アメリカンブラックジャック

| プロバイダー(ソフトウェア会社) | Evolution Gaming、Playtechなど |
|---|---|
| 還元率(RTP) | 約99.5% |
アメリカンブラックジャック(American Blackjack)は、オンラインカジノで最も広く提供されている標準的なブラックジャックです。単に「ブラックジャック」と表記されているテーブルは、ほとんどがこのルールにあたります。
ディーラーには2枚のカードが配られ、1枚目がアップカード、2枚目が裏向きのホールカードになります。アップカードがAやテンカード(10・J・Q・K)の場合はその場でナチュラルブラックジャック(A+テンカードの2枚で21)の有無を確認するため、ディーラーがナチュラルブラックジャックだった時点で勝負が終わり、プレイヤーの損失は最初のベット額だけで済みます。
ベーシックストラテジーが確立されているのもこのルールの利点です。オンラインカジノのライブテーブルで標準的な8デッキ・ディーラーはソフト17でスタンド・ナチュラルブラックジャックの配当は3対2という条件で、ベーシックストラテジーどおりに打った場合が、上の表の還元率(RTP)にあたります。以降で紹介する変わり種は、いずれもこのルールを基準にした変化形だと考えてください。
マルチハンドブラックジャック

| プロバイダー(ソフトウェア会社) | Evolution Gaming、Pragmatic Playなど |
|---|---|
| 還元率(RTP) | 99.29%〜 |
マルチハンドブラックジャック(Multihand Blackjack)というのは「ブラックジャックの種類」というより、「プレイスタイル」の違いです。マルチハンドブラックジャックでは、プレイヤーは複数のハンドに同時に賭けることができます。「MH」と略されることもあります。
このゲームでは、席が空いていればプレイヤーは一度に複数のハンドでディーラーと勝負することができます。ディーラーは1つのハンドで勝負するので、ディーラーがバストすればバストしていないハンドはすべて勝ちになりますし、ディーラーが強いハンドでも1つくらいは勝てる、といった形で結果のばらつきをならせます。ただし、ハンドを増やしても1ハンドあたりのハウスエッジ(控除率)は変わらず、賭ける総額が増えるぶん理論上の損失額は大きくなる点には注意しましょう。
ヨーロピアンブラックジャック

| プロバイダー(ソフトウェア会社) | Play’n GO |
|---|---|
| 還元率(RTP) | 99.34% |
ヨーロピアンブラックジャック(European Blackjack)は、主に欧州でプレイされているブラックジャックです。オンラインカジノで最も一般的な「アメリカンブラックジャック」に次いで、広く遊ばれています。
アメリカンブラックジャックでは、ディーラーのカードは「1枚のアップカード+1枚の隠されたカード」となっていますが、ヨーロピアンブラックジャックでディーラーに配られるのは1枚のアップカードだけです。そのため、たとえばアップカードがAの場合、ナチュラルブラックジャックかどうかが判明するのはプレイヤーのアクションが終わってからということになります。
ブラックジャックサレンダー

| プロバイダー(ソフトウェア会社) | Playtech |
|---|---|
| 還元率(RTP) | 99.65% |
ブラックジャックサレンダー(Blackjack Surrender)は、アクションの一つ「サレンダー」がどのハンドでも利用できるブラックジャックです。配られたカードがディーラーのアップカードに対してあまりにも勝ち目が薄い場合に、サレンダーを選択すれば賭け金の半分が戻ってきます。
サレンダーはブラックジャックでは有名なアクションですが、オンラインカジノのブラックジャックではサレンダーを使える条件が限られています。このゲームではどのハンドとアップカードの組み合わせでもサレンダーを選べるため、還元率(RTP)はブラックジャックの中でも高い水準です。ただし還元率(RTP)が高いことと勝ちやすいことは別である点は押さえておきましょう。
ブラックジャックスイッチ

| プロバイダー(ソフトウェア会社) | Playtech |
|---|---|
| 還元率(RTP) | 99.83% |
ブラックジャックスイッチ(Blackjack Switch)は、2つのハンドを1セットとしてプレイするブラックジャックです。プレイヤーには2つのハンドが配られ、それぞれのハンドの2枚目のカード同士を入れ替えることができます。
たとえば写真の場合、「12」と「16」というどちらも中途半端なハンドですが、2枚目を入れ替えると「19」と「9」になり、片方を大きく育てられます。カードを入れ替えた後は通常どおりヒット・スタンド・ダブルダウンなどを宣言できます。
ブラックジャックスイッチは取れるアクションの選択肢が多く、還元率(RTP)も高い水準です。ただし「ナチュラルブラックジャックでも配当は賭け金を含めて2倍」「ディーラー22のときはプッシュ」といった特別ルールには注意しましょう。
パーフェクトブラックジャック

| プロバイダー(ソフトウェア会社) | Playtech |
|---|---|
| 還元率(RTP) | 99.58% |
パーフェクトブラックジャック(Perfect Blackjack)は、サイドベットに「パーフェクトペア」を持つブラックジャックのことを指します。プレイテックがこの名前のブラックジャックを提供していますが、エボリューションなどのライブブラックジャックでは標準のサイドベットとなっています。
このサイドベットにベットすると、自分のハンドが2枚とも同じランク・同じスートであれば、賭け金を含めて31倍の配当を獲得できます。また、ランクが同じで色も同じ(スートは異なる)「カラーペア」、ランクは同じだが色が違う「ミックスペア」といった役も用意されており、それぞれ配当が設定されています。ただし配当はプロバイダーによって異なるため、実際のテーブルの配当表を確認しましょう。またサイドベットはメインベットよりハウスエッジ(控除率)が大きく、上の表の還元率(RTP)はメインベットの数値です。サイドベットに賭けるほど理論上の損失は大きくなる点に注意しましょう。
インフィニットブラックジャック

| プロバイダー(ソフトウェア会社) | Evolution Gaming |
|---|---|
| 還元率(RTP) | 99.47% |
インフィニットブラックジャック(Infinite Blackjack)とは、インフィニット=無限という意味があるとおり、何人でもそのテーブルでディーラーと勝負ができるブラックジャックです。
一般的なライブブラックジャックは1テーブル7席までのものが多く、目当てのテーブルが埋まっていたら空席待ちをする必要があります。しかし、「インフィニットブラックジャック」ではプレイヤー全員が1つのディーラーのハンドを共有し、そのディーラーと各プレイヤーが個別に勝負します。
共有するのはディーラーのハンドのみで、プレイヤー自身の手札はそれぞれ独立しています。そのため、同じディーラーのハンドに対して、あるプレイヤーはヒット、違うプレイヤーはスタンド、また違うプレイヤーはダブルダウンというように、各プレイヤーが自分の手札に合わせてアクションを自由に選択できます。席の空きを待つ必要がないので、思い立ったときにすぐ参加できるのが利点です。
パワーブラックジャック

| プロバイダー(ソフトウェア会社) | Evolution Gaming |
|---|---|
| 還元率(RTP) | 98.80% |
パワーブラックジャック(Power Blackjack)とは、ダブルダウンのベット額を通常より大きく伸ばせるブラックジャックです。基本ルールは前述のインフィニットブラックジャックと同じで、プレイヤー全員が1つのディーラーのハンドを共有します。
ブラックジャックでは「ダブルダウン」というカードを1枚しか引けない代わりにベット額を2倍にするアクションがありますが、パワーブラックジャックではこれを3倍・4倍まで引き上げられます。スプリット後も4倍のダブルダウンが選択できるので、2ハンド合計で最大8倍のベットが可能です。ただし、この有利さの見返りとして9と10がデッキから抜かれており、還元率(RTP)は通常のブラックジャックより低くなっています。ベット額を伸ばせるぶん賭け総額も増えるため、理論上の損失額は通常のブラックジャックより大きくなる点に注意しましょう。
フリーベットブラックジャック

| プロバイダー(ソフトウェア会社) | Evolution Gaming |
|---|---|
| 還元率(RTP) | 98.45% |
フリーベットブラックジャック(Free Bet Blackjack)は、特定のアクションで賭け金を無料にできるブラックジャックです。1テーブルあたり7席が利用できるセブンシート、1つのハンドをプレイヤーが共有するインフィニットの2つのテーブルが用意されています。
このテーブルでは、自分のハンドがテンカード以外のペアだった場合、追加ベットなしでスプリットが利用できます。また、ハンドがハード9・10・11のいずれかだった場合、追加ベットなしでダブルダウンを利用できます。
フリーベットで賭けた分は、勝利すればその金額分がプラスになり、負け・引き分けの場合はなかったものとして扱われます。ただし、この有利さはディーラー22をプッシュにするルールで相殺されており、還元率(RTP)は通常のブラックジャックより低めです。無料でダブルダウン・スプリットができるぶんだけ有利になるわけではない点に注意しましょう。
ポンツーン

| プロバイダー(ソフトウェア会社) | BGaming |
|---|---|
| 還元率(RTP) | 99.60% |
ポンツーン(Pontoon)は、「イギリス版ブラックジャック」とも呼ばれる、攻撃的なルールが多いブラックジャックです。プレイヤーとディーラーのうち21に近いほうが勝ちというルールは同じですが、以下のような変則ルールが定められています。
- ナチュラルブラックジャックでの勝利は賭け金を含めて3倍の配当
- プレイヤーが5枚カードを引いて21を超えなかった場合、自動的に勝利かつ賭け金を含めて3倍の配当
- タイ(ディーラーとプレイヤーで21以下の同じ数字)はディーラーの勝利
- ディーラーのアップカードはなし
- ダブルダウンした後ヒットが可能
このように、「引き分け」という概念がなく、必ず勝敗が決まるのがポンツーンの特徴です。タイがディーラーの勝ちになる点はプレイヤーに不利ですが、その分をナチュラルブラックジャック時の賭け金を含めて3倍の配当や「5枚引いて21以下なら自動勝利」といった有利なルールが補っており、差し引きした還元率(RTP)は通常のブラックジャックと同程度の水準です。勝敗がはっきり決まるぶん、テンポよく遊べるゲームとなっています。
ブラックジャックパーティ

| プロバイダー(ソフトウェア会社) | Evolution Gaming |
|---|---|
| 還元率(RTP) | 99.29% |
ブラックジャックパーティ(Blackjack Party)の基本ルールは、通常のライブブラックジャックと同じです。上の表の還元率(RTP)は提供元が公表しているライブテーブルの数値で、標準条件の理論値(約99.5%)とはテーブルのルール条件のぶんだけ差が出ます。パーティと呼ばれる理由は、演出の派手さにあります。ディーラーが明るく進行し、音楽や照明もにぎやかで、パーティの雰囲気でブラックジャックを楽しめます。
通常のライブブラックジャックは進行が淡々としており、静かな雰囲気のテーブルが中心です。ブラックジャックパーティは、そうした雰囲気が苦手なプレイヤーでも入りやすいテーブルです。
ダブルエクスポージャーブラックジャック

| プロバイダー(ソフトウェア会社) | Play’n GO |
|---|---|
| 還元率(RTP) | 99.04% |
ダブルエクスポージャーブラックジャック(Double Exposure Blackjack)は、ブラックジャックの常識を覆すRNGブラックジャックです。
通常のブラックジャックでは、ディーラーに配られるハンドは1枚表+1枚裏のカードとなっていますが、ダブルエクスポージャーではディーラーに配られるカードが両方とも表になっています。写真ではディーラー17、プレイヤー18となっているので、このハンドはスタンドすれば勝ちが確定します。
ただし、ナチュラルブラックジャックの配当が賭け金を含めて2倍(1対1)にとどまる、ダブルダウンできるハンドが9〜11に限られるなど、プレイヤーに不利な条件もあります。通常のベーシックストラテジーをそのままは使えないゲームです。
ブラックジャックエクスチェンジ

| プロバイダー(ソフトウェア会社) | Slingo Originals |
|---|---|
| 還元率(RTP) | 99.68% |
ブラックジャックエクスチェンジ(Blackjack X-change)は、通常のアクションに加えてカードの売買ができるブラックジャックです。
このブラックジャックでは、ヒット・スタンド・ダブルダウンなどの通常取れるアクションのほかに、自分のハンドにあるカードを売る、もしくは買うことができます。カードごとに売値と買値が自動で提示され、手札のカードを売って代金を受け取ることも、代金を支払って別のカードに入れ替えることもできます。
自分のハンドがバストする前なら、スタンドするまでいつでも売ることができます。不利なハンドを組み替えられるのがこのゲームの特徴ですが、提示される売値・買値にもハウスエッジ(控除率)が織り込まれているため、売買を重ねるほど有利になるわけではありません。
まとめ:ブラックジャックは種類によって還元率(RTP)が変わる
ブラックジャックは元々かなり還元率(RTP)の高いゲームで、種類によっては通常のブラックジャックより還元率(RTP)が高いものもあります。一方で98%台にとどまる種類もあるため、遊ぶ前にテーブルの表示を確認しておきましょう。
また、変則ルールのゲームは対応するベーシックストラテジーが確立されていないことも多く、理論上の最善手どおりに打てないぶん実際の損失が理論値より大きくなりやすい点にも注意が必要です。
まずは本家となるアメリカンブラックジャックでベーシックストラテジーを身につけ、ひととおり慣れてから、上記で紹介した変わり種のブラックジャックを試してみるのがおすすめです。
初心者のプレイヤーでも、ルール自体はどれも大きく変わりません。テーブルを選ぶときは、還元率(RTP)の数値と、ベーシックストラテジーが使えるルールかどうかの2点を先に確認しておくと、無駄な損失を抑えられます。
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