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31システムの賭け方と表の見方|2連勝で終わる仕組みと最大損失を解説

31システムとは、2連勝すればその1セットで利益を確保できるベッティングシステムで、1セットで使う賭け金の合計が最大31単位になることから名づけられた手法です。

事前に31システムのベット順を示す「表」を用意する必要があることと、一定の法則に従ってベット額を調整する手間がかかることがデメリットです。

この記事で分かること

  • 31システムは1セットのなかで2連勝すれば、その時点で収支はプラスになる
  • 1セットの区切りが明確で、やめどきを自分で判断せずに済むベッティングシステム
  • 当たれば賭け金を含めて2倍になるゲームで使え、1セットの損失は31単位が上限

この記事はおよそ 13分 で読むことができます。

31システムとはどんなベッティングシステム?

31システムは、カジノで使われる「ベッティングシステム(マネーシステム)」の一つです。ルーレットやバカラなどの「当たれば2倍、負ければ配当ゼロ」のゲームで利用でき、勝ち・負けとなるごとに表に従ってベット額を上げていきます。

たとえば、同じく負けたときに賭け金を上げるマーチンゲール法の場合、1回勝てば必ずプラスになる反面、9連敗すると累計511単位を失います。1回目のベットが1ドルなら、9連敗で511ドルを失う計算です。

一方、31システムでは1セット9回すべてに外れても損失は31ドルに収まります。1セットあたりの負け額の上限をあらかじめ決めておきたいプレイヤーに向いたシステムです。

31システムと相性が良いカジノゲーム

31システムと相性が良いカジノゲーム

31システムは、当たると賭け金を含めて2倍の配当が得られるゲームで利用できます。そのため、成功する確率がおおよそ50%のベットエリアを使うのが一般的です。具体的には次のようなベットが該当します。

  • ルーレットの赤・黒/奇数・偶数/前半・後半
  • バカラのプレイヤー
  • シックボーの大小

マネーホイール系のゲームは配当が2倍でも的中率が50%を大きく下回るものが多く、31システムの前提には合いません。また、ダブルダウンやスプリットなど追加ベットが発生するブラックジャックでも使用できません。

バカラのバンカーは、通常ルールではコミッションが引かれて払い戻しが1.95倍になるため、31システムの表とはずれが生じます。ノーコミッションバカラでも、バンカーが6で勝った場合は半額配当になるルールが一般的で、「当たれば2倍」という前提が崩れます。バカラで使う場合はプレイヤーを選んでください。

31システムの賭け方・手順

31システムの賭け方・手順

31システムは、最大で9回のゲームを1セットとする賭け方です。2連勝すればその時点で成功で終了となりますが、最大でも9ゲームで、成功・失敗に関わらず1セットが終了するベッティングシステムであることを覚えておいてください。

また、イメージとして「1・1・1・2・2・4・4・8・8」という数列を用意します。これは賭け金の順番で、負けたときと勝ったときのベット額を示します。この数列に並んだ数字をすべて足すと「1+1+1+2+2+4+4+8+8=31」となり、これが「31システム」という名前の由来です。

たとえば、最初に1ドルベットしたとしましょう。そのとき、

  • 負けた → 順番に次のベット額、1ドルをベット
  • 勝った → ベット額が倍になる場所の先頭に移動し、2ドルをベット
  • 2連勝した → 1セット成功。賭け金をリセットして次のセットへ

基本の動きは以上です。

手順①:賭けるゲームと1単位の額を決める

手順①:賭けるゲームと1単位の額を決める

まずは1単位あたりの金額を決めます。31システムは1セットで最大31単位を使うため、最低でも「1単位×31」の資金が必要です。ただし、31単位ちょうどしか用意していないと1セットの失敗で資金が尽きます。目安として、1単位は資金全体の0.5%程度(=1セットの最大損失が資金全体の約16%)に収め、失敗が数回続いても続けられる水準にしてください。ここでは1単位=1ドルとして解説します。

次に、前述の条件に合うゲームを選びます。

手順②:表を用意して法則に従って移動する

31システムの表:ベットする順番

上記の表を用意しましょう。これは31システムでベットする順番です。テキストで書くと次のようになります。

A111
B22
C44
D88
31システムの表:A-①

表の左上から順にベットを行います。

1回目は、表の一番左上(A-①)にある数字が「1」なので、1ドルをベットします。これは「1単位」という意味なので、たとえば1単位=10ドルに設定しているプレイヤーは10ドルをベットしてください。

31システムの表:負けの時の移動先

負けた場合、次のベットは表を右に移動します(A-②)。ここも「1」なので1ドルをベットします。なお、A-③にベットして負けたときなど、右に表の数字がない場合は一行下の左端に移動します。また、引き分け(タイ)の場合は同じベットでもう一度ゲームを行います。

31システムの表:勝ちの時の移動先

勝った場合、表の一行下の左端に移動します(B-①)。「2」と書かれているので、次は2ドルをベットします。なお、最下段のD行で勝った場合は下の行がないため、D-①で勝ったときはそのままD-②にベットします。

手順③:途中で2連勝したら成功

手順③:途中で2連勝したら成功

2連勝を達成した時点で31システムは成功です。賭け金をリセットしてA-①からやり直します。

手順④:最後まで連勝しなかったら失敗

手順④:最後まで連勝しなかったら失敗

どのタイミングでも2連勝を達成できず、D-②まで到達して負けてしまった場合31システムは失敗となります。D-②で勝った場合も、2連勝が成立していなければ1セットは失敗のまま終了します。このときも賭け金をリセットしてA-①からやり直します。

31システムのシミュレーション結果

今回はルーレットの赤に31システムでベットし続け、勝敗結果が「負け・勝ち・負け・負け・勝ち・勝ち」となった場合を考えます。

回数 場所 ベット額 勝敗 損益 累計損益 勝敗決定後のアクション
1回目 A-① 1ドル × −1ドル −1ドル 負けたので右列のA-②に移動
2回目 A-② 1ドル 1ドル 0ドル 勝ったので下の行の左端のB-①に移動、
ベット額を2ドルにする
3回目 B-① 2ドル × −2ドル −2ドル 負けたので右列のB-②に移動
4回目 B-② 2ドル × −2ドル −4ドル 負けたがB-②より右に列がないのでC-①に移動、
ベット額を4ドルにする
5回目 C-① 4ドル 4ドル 0ドル 勝ったので下の行の左端のD-①に移動、
ベット額を8ドルにする
6回目 D-① 8ドル 8ドル +8ドル 2連勝したので終了、
ベット額を1ドルに戻す

勝敗自体は3勝3敗だったものの、1ドルスタートのベッティングシステムとしてはかなり大きい8ドルの勝利で終わることができました。

ただし、マーチンゲール法やココモ法とは異なり、1回の勝利ですべての損失をカバーできるベッティングシステムではないため、最終ゲームで勝ってもトータルで負けている場合があります。1単位あたりのベット額には注意してください。

31システムで変わること・変わらないこと

31システムに限らず、ベッティングシステムが変えられるのは収支の振れ幅(分散)と勝ち負けの分布の形だけです。ゲームそのもののハウスエッジ(控除率)や期待値、還元率(RTP)は一切変わりません。

31システムは、1セットあたりの結果を「小さめの利益が出やすく、失敗したときに最大31単位の損失が出る」形に付け替えているだけで、長い目で見た収支の期待値はベット額を変えないフラットベットと同じです。ルーレットの赤に賭けるならヨーロピアンルーレットのハウスエッジ(控除率)2.70%、バカラのプレイヤーなら1.24%が、31システムを使っても使わなくてもそのままかかります。

また、31システムは1セットの最大ベットが8単位に収まるため上限に達しにくい部類ですが、テーブルリミットと手持ち資金が有限である点は変わりません。1単位を大きく設定すると、D行の8単位がテーブルの上限を超えて表を最後まで消化できなくなります。1単位を決める前に、8単位がそのテーブルのベット上限に収まるかを確認してください。

1セットの最大損失が31単位に収まることは前述のとおりですが、1セット単位で見れば失敗率は無視できる大きさではないため、無理のない資金設定を前提にしてください。

31システムのメリットとデメリット

2連勝するだけで利益が確保できる

最大9回のゲームのうちどこかで2連勝すれば利益が確保できるため、1セット単位では収支がプラスで終わる割合が高めになります。

序盤で7連敗しても、最後の2回が連勝であれば1セットの収支はプラスになります。勝った回数ではなく「2連勝がどこかで出るか」で成否が決まる仕組みのため、勝ち星が少なくても利益が残る展開があるということです。ただし、1回ごとの勝率そのものが上がるわけではありません。

1セットの最大損失が31単位に収まる

「31システム」という名前のとおり、1セット9回すべてに外れた場合でも、失う額は31単位が上限です。

ただし、31単位の損失は9連敗した場合の上限であって、失敗したときの平均的な損失ではありません。9連敗そのものはルーレットの赤で約0.25%(およそ400回に1回)ですが、2連勝が出ないまま表を消化して失敗する展開はそれよりはるかに高い頻度で起こります。試行回数を重ねれば、31単位を失うセットもいずれ必ず訪れます。

もちろん1単位の金額が上がれば最大損失額も上がり、たとえば1単位=10ドルなら1セットの最大損失は310ドルになります。1単位の設定は上げすぎないよう注意してください。

利確・損切りをしやすい

「2連勝したら利確する」「9回目のゲームまでで2連勝できなかったら損切りする」という仕組みのため、自分で「どのタイミングで利確・損切りをするか」を決める必要がありません。やめどきの判断に迷わずに済む点がメリットです。ただし、損切りラインを決めても期待値そのものは変わりません。1回のセッションで失う額に上限を設ける、資金管理の取り決めです。

連勝しないと損失が出てしまう

31システムの分かりやすいデメリットとして、「1回勝利しただけでは利益が出ない」という欠点があります。

31システムは連勝しなければプラスになりません。連敗が続いて損失が増えるのはもちろんですが、たとえば勝ち・負け・勝ち・負けと交互に続き、連勝しないまま表の最後まで到達した場合も失敗となります。

失敗したときの損失は最大でも31単位(1単位1ドルなら31ドル)に収まりますが、上限があることと損失が出ないことは別です。連勝が来ないセットが続けば、31単位ずつ資金は減っていきます。

賭け方を間違えてしまうと利益が出ない

31システムに限った話ではありませんが、このベッティングシステムは賭け方を間違えると利益が出ないことがあります。

特に31システムは「勝ち」「2連勝」「負け」「引き分け」で行うアクションが違うため、2連勝したのにリセットせず次のゲームも同じ賭け金にしてしまう、負けたのに表の下の行に進んでしまうといったミスが起こりがちです。

慣れないうちはベットタイムに制限時間がないRNGルーレットやRNGバカラなどを活用して、31システムの表が頭で把握できるくらいになったらライブゲームで使うことをおすすめします。

31システムの改良・アレンジ案

「31システム」は自由度の高いベッティングシステムのため、様々なアレンジがあります。

  • 使う表は先ほど紹介した31システムと同様
  • 1回勝利したときに下の行に移動するのではなく、負けたときと同様右に移動する(=ベット額を変更しない)

つまり、勝っても負けても表は右に移動する、というルールです。

31システムの正しい使い方については諸説あり、「この方法が本来の31システムだ」というプレイヤーもいます。

改良案のシミュレーション結果

回数 場所 ベット額 勝敗 損益 累計損益 勝敗決定後のアクション
1回目 A-① 1ドル 1ドル 1ドル 勝っても負けても右列のA-②に移動
2回目 A-② 1ドル × −1ドル 0ドル 右のA-③に移動する
3回目 A-③ 1ドル × −1ドル −1ドル 右がないので左下のB-①に移動し、
ベット額を2ドルに変更する
4回目 B-① 2ドル × −2ドル −3ドル 右のB-②に移動する
5回目 B-② 2ドル 2ドル −1ドル 右がないので左下のC-①に移動し、
ベット額を4ドルに変更する
6回目 C-① 4ドル × −4ドル −5ドル 右のC-②に移動する
7回目 C-② 4ドル × −4ドル −9ドル 右がないので左下のD-①に移動し、
ベット額を8ドルに変更する
8回目 D-① 8ドル 8ドル −1ドル 右のD-②に移動する
9回目 D-② 8ドル 8ドル +7ドル 1セット終了したので、
A-①に戻りベット額を1ドルに戻す

最後に2連勝を決めてプラスになりましたが、本来の31システムではA-①で勝利したときにA-②・A-③をスキップするため、同じ勝敗の並びでは連勝しないまま失敗していました。

改良案のメリットとデメリット

メリット

  • 結局「2連勝すれば必ずプラス」という条件は変わらない

    アレンジしても、2連勝した時点で1セットの収支がプラスになる条件は変わらないため、損失に上限を設けるという性質は失われません。

  • 1セット内で2連勝が成立する機会は増える

    同じ2連勝という条件ですが、通常の31システムでは勝つたびに残り回数が減っていくのに対し、改良版は成功しないかぎり9回まで賭けられます。そのため1セット内で2連勝が成立する機会は増えます。ただし増えるのは成功する回数の割合であって、1回の成功で得られる利益は小さくなるため、トータルの期待値は通常版と変わりません。

  • より初心者にやさしい

    勝ったときと負けたときで移動方法が異なる通常版に比べ、勝っても負けてもベット額の推移は変わらないので迷う心配が少なくなります。

デメリット

  • 2連勝しただけでは利益は少ない

    ベット額の上がり方がより緩やかになるため、1セット内で2連勝が成立する機会は増えますが、そのぶん1セットあたりの利益は小さくなります。改良版は連敗のあとに2連勝した場合の利益が1単位(1手目・2手目で成立した場合は2単位)に固定され、勝ちの位置が下の行になるほど利益が大きくなる通常版とは異なります。途中に単発の勝ちがあればそのぶんが上乗せされるため、上のシミュレーションは+7ドルになっています。

  • 1セットに時間がかかる

    通常版は勝ったときに行を飛ばして進みますが、改良版は成功しないかぎり9回まで続くため、1セットあたりの所要時間が長くなります。

他にも「D-①で負けた場合はD-②では勝負せず損切りする」など様々なアレンジがあります。どのアレンジも変えられるのは1セットの区切り方だけで、区切り方の好みに応じて試してみてください。

関連するベッティングシステムとの比較

パーレー法

パーレー法は、勝利したときにベット額を倍にするベッティングシステムです。31システムも勝利するとベット額が倍になりますが、31システムが2連勝で区切るのに対し、パーレー法は利確するタイミングに制限がありません。

5連勝で利益を確定させることも、10連勝まで伸ばすこともできます。連勝を伸ばすほど成功する確率は下がりますが、5連勝すれば賭け金を含めて32倍(利益31倍)、10連勝すれば1,024倍(利益1,023倍)の払い戻しになります。ただし途中で1回でも負けるとそれまでの積み上げをすべて失うため、どこで区切るかをプレイヤー自身が決める必要があるベッティングシステムです。

オスカーズグラインド法

オスカーズグラインド法は、連勝することで連敗時でも利益を獲得できるという点で31システムによく似たベット方法です。負けている間は同じベット額で勝負を行い、勝利したときに1単位ずつベット額を上げていきます。

たとえば最初に1ドルをベットした場合、連勝するたびに2ドル、3ドル、4ドルと増やしていき、1単位分の利益が出たところで1セットが終了します。このベット方法も連勝が前提となるため、根気のいるベッティングシステムです。

ダランベール法

ダランベール法(ピラミッド法)は、少しずつ賭け金を動かしたいプレイヤーに使われるベッティングシステムです。最初の賭け金を設定し、負けたときに1単位増やし、勝ったときに1単位減らすことで、収支の振れ幅を抑えながら勝負します。

1セットが長くなりやすい一方、急激な資金の増減が起こりにくいため、腰を据えて勝負しやすいベッティングシステムです。

まとめ:31システムは1セットの損失に上限を設ける資金管理の型

31システムは、1セットあたりの損失に上限を設けたいプレイヤーに向いたベッティングシステムです。バカラのプレイヤーやルーレットの赤・黒など、当たれば賭け金を含めて2倍になるゲームで使用できます。

勝敗に応じて定められた表のとおりにベットを行い、2連勝すれば成功、2連勝しないまま表が終わると失敗という区切りが明確なシステムのため、やめどきを自分で判断せずに済むのが特徴です。

また、1セット9回すべてに外れた場合でも損失は31単位に収まります。ただし、これは1セット内の振れ幅を小さくしているだけで、ハウスエッジ(控除率)や期待値が変わるわけではありません。資金管理の型として使うものと理解したうえで、無理のない1単位を設定してください。

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