オスカーズグラインド法の賭け方|相性が良いゲーム・改良案を解説
オスカーズグラインド法とは「連敗時には賭け金を増やさず、連勝時に増やす」というカジノ攻略法で、勝率が低くても連勝さえできれば利益を出すことができる手法です。
オンラインカジノの2倍配当ゲームに適した攻略法で、ベット額の増減が緩やかでリスクが低く、連敗をしても最終的にはプラス収支になりやすいのが特徴です。
ただし、盤面によっては終了までに長いゲーム数を要することもあり、ちょっとした忍耐力が必要になることもあります。
文章では少し分かりづらいかと思いますので、【図】を使いながら実際の賭け方・メリット・デメリットを分かりやすく解説をしていきます。その他、オスカーズグラインド法の改良案なども紹介していきます。
この記事のまとめ
- 負けている時はベット額を増やさず、勝った時にベット額を増やしていくベッティングシステム
- 大きく連敗した場合でも少しの連勝で取り戻せることから成功率が非常に高い
- 倍率2倍のゲームに使えるが、長期戦にはあまり向いていない

この記事はおよそ 7分 で読むことができます。時間がない方は目次を活用しましょう
オスカーズグラインド法とは?
「オスカーズグラインド法」とは、カジノゲームの中でもルーレットやバカラといったテーブルゲームやライブカジノに特化した攻略法です。負けている時はベット額を増やさず、勝った時にベット額を増やすことによって利益の獲得を目指します。
大きく連敗した場合でも少しの連勝で取り戻せることから成功率が非常に高く、また連敗してもベット額が増えないので他の成功率が高い攻略法と比べてローリスクなプレイが可能です。ただし勝ち⇨負け⇨勝ち⇨負けと交互に続くとベット額だけ増えていき損失が減らないので、長期戦にはあまり向いていません。1セットあたりの勝負回数が少なくなるほど勝ちやすい攻略法となっています。
相性のいいカジノゲームの種類

オスカーズグラインド法は配当が2倍になるエリアにベットすることを前提に設計されています。各カジノゲームで使用できるベットエリアを解説します。
ルーレット
赤/黒、偶数/奇数、ロー(1-18)/ハイ(19-36)などのエリアが使用できます。18個のポケットが埋まればOKなので、「0と1〜17」といった賭け方でもOKです。
バカラ
プレイヤーのみ使用できます。バンカーは配当が1.95倍なので、どうしても使いたい場合はノーコミッション(手数料なし)バカラを利用します。
ブラックジャック
追加ベットが発生する(スプリット・ダブルダウン)ことがあるため、使用は避けましょう。
シックボー(サイコロ)
大/小のいずれかを使用します。
その他
『ドリームキャッチャー』の「1」など。ただし配当2倍を超える可能性があるので、成功確率は他のゲームより下がります。
賭け方・ルール

続いて、オスカーズグラインド法の賭け方について解説します。オスカーズグラインドはバリエーションが多いですが、今回は最も一般的な「1ユニット利益法」で解説します。

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1ユニットあたりのベット額を決めます。「1ユニット」は「最初の賭け金」、そして「セット成功で獲得できる利益」を指します。今回は1ユニット=1ドルとして説明します。
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相性のいいカジノゲームの中から1つ選び、ベットを行います。最初の賭け金は「1ユニット」分です(ここでは1ドル)。
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勝った場合、この時点でオスカーズグラインドは成功です。次のセットに移行します。
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負けた場合、賭け金を変動させず1ユニット(1ドル)をベットします。これを勝利するまで続けます。
負けた後に勝った場合、ベット額を+1ユニットにします。今回は「2ドル」となり、また勝負を続けます。これを繰り返します。つまり、「負けたときはベット額を据え置き、勝ったときは+1ユニット(1ドル)」とします。
「次のベットで勝利すれば1ユニット(1ドル)以上の利益が出る」という場面が来た場合、以下の2パターンで対応を行います。
A 次の勝利で1ユニットの利益が出る場合…そのままのベット額で勝負する。
B 次の勝利で2ユニット以上の利益が出る場合…ベット額を下げ、1ユニットの利益が出るベット額で勝負する。
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「AかBどちらかのパターン」のベットで勝利すればオスカーズグラインドは成功となります。
オスカーズグラインド法のシミュレーション結果
続いて、オスカーズグラインド法を実際に使用した場合のシミュレーションを解説します。オスカーズグラインド法は手順こそシンプルなものの、1セットの終わり方が少々難しいので、まずはオスカーズグラインド法のイメージをシミュレーションで掴んでから実践するのがおすすめです。
今回は、1ユニット=1ドルでスタート、4連敗⇨2連勝⇨3連敗⇨3連勝 というシミュレーションを行います。
回数 | ベット額 | 勝敗 | 獲得額 | 累計損益 | 勝敗決定後のアクション |
---|---|---|---|---|---|
1回目 | $1 | × | -$1 | -$1 | ベット額は変更しない |
2回目 | $1 | × | -$1 | -$2 | ベット額は変更しない |
3回目 | $1 | × | -$1 | -$3 | ベット額は変更しない |
4回目 | $1 | × | -$1 | -$4 | ベット額は変更しない |
5回目 | $1 | ○ | $1 | -$3 | ベット額を1ドル増やす。$1⇨$2 |
6回目 | $2 | ○ | $2 | -$1 | 次にベット額を3ドルにすると利益が2ドルになるので、 ベット額は2ドルのままにする |
7回目 | $2 | × | -$2 | -$3 | ベット額は変更しない |
8回目 | $2 | × | -$2 | -$5 | ベット額は変更しない |
9回目 | $2 | × | -$2 | -$7 | ベット額は変更しない |
10回目 | $2 | ○ | $2 | -$5 | ベット額を1ドル増やす。$2⇨$3 |
11回目 | $3 | ○ | $3 | -$2 | 次にベット額を4ドルにすると利益が2ドルになるので、 ベット額は3ドルのままにする |
12回目 | $3 | ○ | $3 | +$1 | 1ドルの利益が出たので終了 |
まず、オスカーズグラインドが「連勝すると強い」攻略法であることが分かると思います。5勝7敗ながらプラスを得ることができたのは、連敗しても大幅なマイナスは無く、連勝するとその分利益が広がるため利益を確保できた、という点が大きいでしょう。
注意していただきたいのは6・11ゲームの「勝敗決定後のアクション」です。当サイトが解説している手順では「利益が2ユニット以上になる場合1ユニットになるようにベット額を調整する(そのままか減らす)」必要があります。これを行わない手順を紹介しているサイトもありますが、その場合ベット額が際限なく上昇し、長期戦になった時に大きな痛手を受けやすいため減らす手順の方が一般的です。
オスカーズグラインド法のアレンジ・改良案

「オスカーズグラインド法」は、攻略法の一つ「ダランベール法」を応用した攻略法となっています。それでは、オスカーズグラインド法もアレンジすることが出来ないか、を考えます。
今回の改良案は「勝った時にベット額を2ユニット分上げる」ことです。本来勝利した時に1ユニット分ベット額を引き上げる所、倍の2ユニット分上げた場合のシミュレーションを行った結果がこちらになります。
回数 | ベット額 | 勝敗 | 獲得額 | 累計損益 | 勝敗決定後のアクション |
---|---|---|---|---|---|
1回目 | $1 | × | -$1 | -$1 | ベット額は変更しない |
2回目 | $1 | × | -$1 | -$2 | ベット額は変更しない |
3回目 | $1 | × | -$1 | -$3 | ベット額は変更しない |
4回目 | $1 | ○ | $1 | -$2 | ベット額を2ドル増やす。$1⇨$3 |
5回目 | $3 | ○ | $3 | $1 | 1ドルの利益が出たので終了 |
1回目 | $1 | × | -$1 | -$1 | ベット額は変更しない |
2回目 | $1 | × | -$1 | -$2 | ベット額は変更しない |
3回目 | $1 | × | -$1 | -$3 | ベット額は変更しない |
4回目 | $1 | ○ | $1 | -$2 | ベット額を2ドル増やす。$1⇨$3 |
5回目 | $3 | × | -$3 | -$5 | ベット額は変更しない |
6回目 | $3 | × | -$3 | -$8 | ベット額は変更しない |
7回目 | $3 | × | -$3 | -$11 | ベット額は変更しない |
8回目 | $3 | × | -$3 | -$14 | ベット額は変更しない |
9回目 | $3 | ○ | $3 | -$11 | ベット額を2ドル増やす。$3⇨$5 |
10回目 | $5 | ○ | $5 | -$6 | ベット額を2ドル増やす。$5⇨$7 |
11回目 | $7 | ○ | $7 | $1 | 1ドルの利益が出たので終了 |
まず、最初の5ゲームでは2勝3敗ですぐに利益が出ました。本来の手順であれば5戦目が「2ドル」ベットだったので、もう1回勝利しなくてもプラスになったという点でメリットと言えます。
次のセットでは4勝7敗で利益が出ました。もちろんこの点はメリットですが、1ドルの利益を確保するために「7ドル」ベットが必要になっています。ベット額の上がり方が大きくなる点においてはデメリットとも言えるでしょう。損切りを行うラインは常に意識して勝負するのがおすすめです。
オスカーズグラインド法のメリット
- リスクが限定的で勝負しやすい
- 勝率が低くても利益を取りやすい
- 序盤で連敗してもプラスになりやすい
オスカーズグラインド法は、「連敗時はベット額を増やさず、連勝時に増やす」タイプの攻略法です。そのため、連敗すると雪だるま式にベット額が増えていく攻略法とは異なり、連敗時のリスクがある程度少ないと考えられます。特に序盤はベット額も小さいので、連敗してもマイナスの危険はあまり高くありません。
ベット額が上がった後半で連敗や交互に勝ち負けが続く展開は少しリスクがありますが、そもそもオスカーズグラインド法は賭け金の上昇が「1ユニット」ずつなのでかなり緩やかです。後半に連勝することができれば一気に利益を取れる可能性が上がります。
シミュレーションでは5勝8敗でもプラスになったので、要所要所で勝つことができれば負けの方が多くても利益が出やすく、勝率が50%を切っていても勝てることが特徴です。
さらに、当サイトが紹介している「1ユニット利益法」では、利益調整のためにベット額が下がりやすく、その点でもかなりリスクが抑えられていると言えるでしょう。そのため、ユニット(最初の賭け金)をある程度上げて勝負しても大きなマイナスとなる可能性は低いと言えます。
オスカーズグラインド法のデメリット
- 爆益は望みにくい
- 勝率50%長期戦になると損切りするべき局面も
- 計算が面倒で初心者プレイヤーには難しい
まず、オスカーズグラインド法は1セットあたり1ユニット分、つまり最初の賭け金分しかプラスになりません。マーチンゲール法やココモ法と同じく、守備力は高いものの大きく利益を出したいという方にはお勧めできません。リスクは上がりますが、ベット額の調整を行わず1ユニット以上の利益が出ればOKとする手順を使うなど、アレンジ手順を試してみるのも一つの手と言えます。
また、長期戦になると賭け金がどんどん上がっていき、連敗すると損失も大きくなります。しかしそれを乗り切って勝利した場合でも1セットあたりの利益は1ユニット分なので、1回失敗すると全体の利益がマイナスになる、という危険性もあります。
ちなみに、オスカーズグラインド法が定める損切りラインはありません。当サイトでは「20ユニット以上の勝負で負けた場合」に損切りすることを推奨していますが、自分の資金量と相談して決めるのがよいでしょう。
最後に、当サイトで紹介する1ユニット利益法では、ベット額の調整を行う必要があります。「勝った時に1ユニット分増やせばいい」訳ではなく、勝利した時に1ユニットを超える利益が発生した場合はベット額を減らすという仕組みなので、初心者の方には難しい可能性が高いです。紙・ペン・メモ帳アプリ・電卓などを用意して勝負するのがおすすめです。
関連する攻略法との比較
最後に、オスカーズグラインド法と関連するマネーシステムについて、オスカーズグラインド法との違いを明確にしながら説明します。メリット・デメリットの比較も行っているので、「どの攻略法が一番自分に合うのか」を見つけるのにおすすめです。
ココモ法
ココモ法は、負けた場合に今回のベット額と前回のベット額を合計した額を次回にベットする攻略法です。オスカーズグラインド法が勝った時に賭け金を増やすのに対しココモ法は負けた時に賭け金を増やしているのが大きな違いです。
また、ココモ法は連敗してもその後1勝するだけでプラスになるので、オスカーズグラインド法のように連勝する必要はありません。その分連敗中はベット額が増えていってしまい、ある程度の資金が必要になりますので余裕がある場合にはココモ法の方が良いかもしれません。
マーチンゲール
「マーチンゲール法」は、カジノプレイヤーの間では最も有名な攻略法です。手順は非常に簡単で、「負けたらベット額を2倍にする、勝った時に最初の賭け金に戻す」というだけの攻略法です。マーチンゲール法とオスカーズグラインド法に共通しているのは、どちらも「成功時の利益が1ユニット」であることです。そのためマーチンゲールとオスカーズグラインドのうち、どちらが負けにくいか? について解説します。
オスカーズグラインド法は、勝率がある程度低くても勝利することはできますが、必ず連勝が必要です。その分、連敗を喫しても損失は限定的で、例えば10連敗したとしても序盤ならベット額は1ドルで済みます。
マーチンゲール法は、たとえ何連敗していたとしても、1回勝利すれば必ずプラスになります。なので勝率が10%でも大丈夫ですが、その分大きな連敗時のリスクはオスカーズグラインドと比べ物になりません。例えば10連敗したら、次に1,024ドルのベットが必要です。
そのため、連敗すると全てを失う可能性があるものの非常に勝利しやすいのがマーチンゲール法、勝利可能性自体はマーチンより低いものの連敗時のリスクが限定的なのがオスカーズグラインド法となります。
オスカーズグラインド法の使い方まとめ
オスカーズグラインド法は、オンラインカジノのテーブルゲームやライブカジノで利用できる攻略法の中でも、成功率が高くなおかつ失敗時のリスクも低いマネーシステムです。負けた時にベット額を据え置きにして、勝った時に増やすことで1セットあたりの勝利を目指す攻略法となっています。
配当が2倍になるゲームで利用できるため、ルーレットやバカラなどのライブカジノで使うのがおすすめです。ただし1回あたりの利益が比較的少なく、また長期戦になるほど勝負が不利になってしまうことから、常に損切りラインを頭に入れて勝負すると良いでしょう。短時間で確実に利益を稼ぎたい、という方に大変おすすめの攻略法です。
Bell
(ウィナーズクラブ管理人)
オスカーズグラインド法は連勝することが前提条件となっているため、なかなか連勝しない場合は負け額が増えていきます。しかも、取り戻すまで時間がかかる攻略法なので、長期戦が苦手な方は別の攻略法をお試しください。