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オンラインカジノの借金は自己破産できる?借金地獄から抜け出す方法

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このページをご覧の方には、「オンラインカジノで借金を作ってしまった、どうすればいいだろう」と困っている方もいらっしゃるかもしれません。もしくは今そういった状況になってはいないけど、今後借金返済が難しくなった場合の対処方法や、借金を抱えた人の事例を知りたいと思って閲覧された方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この記事では、オンラインカジノで返せないほど借金を背負ってしまった時どうすれば良いのか、オンラインカジノで借金を背負う人の特徴、オンラインカジノで借金を作らないための方法などについて解説します。現在借金でお困りの方はもちろん、カジノを始める前に必ず一読しておくのがおすすめの記事となっています。

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(ウィナーズクラブ管理人)

オンラインカジノはお小遣いなどの余剰金で遊ぶものであり、生活費や貯金などに手を付けてまで賭けるものではありません。万が一歯止めが利かなくなって借金を背負ってしまった場合はこのページの内容を参考にして、早急に対処して下さい。重ねて言いますが、借金してまでオンラインカジノに賭けてはいけません。

この記事のまとめ

  • オンラインカジノにのめり込み過ぎて借金をしてしまう人が急増している
  • オンラインカジノが原因で借金をしてしまった場合は弁護士に相談し、債務整理を検討しよう
  • 債務整理には「自己破産」「任意整理」「個人再生」「特定調停」の4つの手段がある
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この記事はおよそ 10分 で読むことができます。時間がない方は目次を活用しましょう

目次 表示

オンラインカジノで借金をしてしまった事例や体験談を紹介

オンラインカジノで借金をしてしまった事例や体験談を紹介

まず、オンラインカジノで借金をしてしまった例、体験談などについて紹介します。

そもそもオンラインカジノで借金をしたことをネット上に公開できるのはよほど覚悟が決まった方であり、ほとんどの場合その事実が表に出ることはありません。あくまでもこれらの事例は氷山の一角で、まだまだ多くの方がギャンブルの借金に悩まされています。なお、かなりショッキングな写真・文章となっていますので、閲覧の際はご注意ください。

ギャンブルで作った借金は家族や友人との関係も破綻させてしまう

この方は、平均で15万円ほどの投資を1回に行い、回収が平均9万円ちょっと、そして今年だけで260万の損失を出したことが写真から分かります。

貯金も失い、家族も失い、残ったのは700万円の借金だけ。オンラインカジノは簡単に入金できるので、見境なくお金を突っ込んでしまうと、人生が狂ってしまうこともあります。

パチンコならいくら負けても1日10万円ほどでしょう。しかしオンラインカジノは1回に1万円ベット、いや100万円以上をベットすることだってできます。なので「スマホで簡単にカジノ」を遊んだ結果、数百万の借金を作ってしまうことも簡単にできるのです。

オンラインカジノで遊んでいる間はあまり借金について思い出すことはありません。しかし一度オンラインカジノからログアウトすると、一気に自分の置かれている状況を思い出し絶望します。そこから逃れるためにまたカジノを遊んで負け続けて… 待っているのは狂った人生の後始末です。

オンラインカジノで借金をしてしまう人の原因と特徴

続いて、オンラインカジノで借金をしてしまう人の原因と特徴について解説します。オンラインカジノはいつでもどこでも遊べる、ということはつまりいつでもどこでも勝てる、そしていつでもどこでも負けられる、という特徴があります。一番のメリットでもありデメリットでもあるこの点を理解せずに遊んでいると、負のスパイラルに陥ってしまう場合があります。

この「負のスパイラル」に陥ってしまい、オンラインカジノで借金を作ってしまいがちな遊び方についても解説します。チェックリストにもなっているので、「自分に当てはまるなぁ」と思った項目が多いほどあなたは借金を作ってしまう可能性が高いです。ぜひこのページをお読みください!

24時間どこでもプレイすることができる

オンラインカジノの一番の特徴は「いつでもどこでもプレイできる」ということです。例えばパチンコはホールに行かないと遊べないですし、1日の営業時間が決まっていますよね? 公営ギャンブルも、今はネットでも賭けられますが、開催されているのは休日の日中(JRAの場合)など時間が決められています。

しかしオンラインカジノは24時間営業しており、しかもネット環境さえあればどこでも遊ぶことができます! さらに賭け金に実質上限がなく、バンバン高額を賭け続けることだってできます。そんな環境で、ギャンブル依存症の方がオンラインカジノに触れたらどうなってしまうでしょうか?

寝ている時以外はオンラインカジノしか考えられなくなってしまい、いつでもどこでもカジノを遊んでしまいます。勝ち逃げもせず、損切りもせず、出金申請中もプレイして出金キャンセルして使い切って… そんなプレイヤーになる危険性があります。

こういった経験が一度もない、という方は少ないと思いますが、こういう経験ばっかり、と自覚のある方は特に注意が必要です。

クレジットカードで入金してしまう

クレジットカードで入金する場合、今お金を持っている必要はありません。そのため口座にある残高以上の金額も入金することができます。ほとんどのオンラインカジノではクレジットカードが利用でき、またVISA・MasterCard・JCBなど様々なブランドが用意されているので入金に困る方は少ないでしょう。

「今月の給料がこの日に入るから今は遊べる」、「勝てば問題ない、負けても返済を少し遅らせれば…」「メルカリで私物を売って…」「ショッピング枠を現金化して…」みたいな考えでクレジットカード入金を行っていませんか?

特に最近多いトラブルが「リボ払い」によるオンラインカジノへの入金です。額が少ないなら補填できるかもしれませんが、大きくなるほど1ヶ月に支払うお金も増えていきます。何よりリボ払いは5年10年とあなたの未来のお金を前借りするものです! カジノへの入金にリボ払いを使うのはやめた方が良いでしょう。

ちなみに、クレジットカードは入金手数料や両替手数料がかかる場合が多く、中間決済サービスで支払う時と比べて損になることが多いです。クレカで支払わない場合は中間決済サービスの利用をご検討ください。

オンラインカジノで勝って借金を返済しようとしている

既に借金を抱えている方にありがちなのが、「オンラインカジノで勝って借金を返済する」と息巻いてカジノに入金するというパターンです。確かに、ごくまれなパターンとして借金をオンラインカジノで返したという方もいらっしゃいます。しかしそれは高い確率で失敗します。その一番の理由は「下振れたら終わり」だからです。

確かに高いオンラインカジノの還元率に加え、カジノ独自のプロモーションを組み合わせれば、還元率が100%を超えるパターンを作ること自体は可能です。とても長い目で見れば、おそらく利益になるでしょう。しかし、ゆくゆくは利益を出せる というパターンで、今のあなたの借金は返せるのでしょうか?

借金を返すためのカジノへの入金ですから、使える攻略法は「短期間で高利益を出せる」ものに限られます。借金でプレイしている場合、そもそもの選択肢が少ないんです。その攻略法では、もし下振れを引いてしまった時にもう取り返しが付きません。カジノで借金を返すという目的で更なる借金をするのは絶対にやめましょう。

過去にオンラインカジノで大勝ちをした成功体験がある

オンラインカジノで借金が膨れ上がる方の特徴として、「大勝ちをした経験」というのがあります。なけなしの1万円が100万円になった、バカラの連勝続きで数百万円ゲット、最初に遊んだカジノで大勝ちしてすぐ引き出して贅沢三昧… こういった成功体験をもとに、「続けていればもう一度くらい大勝ちできるだろう」と考えて大金を賭ける、そして負けて借金転落、といったケースも少なくありません。

特に、攻略法を使った初期にある程度稼ぐことができると、この攻略法を使えば億万長者になれる…? と勘違いをする方もいらっしゃいます。しかし攻略法というのはそもそも1ゲームあたりの還元率を変えるものではないので、あなたが攻略法で稼げた理由は下振れを引かなかったからです。

確かにカジノを遊んでいると、バカヅキによって大当たりをバンバン引ける日というのはありますが、例えば1万円を賭けて99連勝しても、次に賭けた100万円で負けたらマイナスになるのがカジノです。過去の成功経験を持ち出して未来の自分も勝てると過信するのはやめましょう。

オンラインカジノが原因の借金で債務整理は可能?

借金で既に生活が回らなくなっている…という場合、手続きをすることで借金を減額、もしくは免除してもらう「債務整理」という手段があります。債務整理には4つの手段である「任意整理」「個人再生」「自己破産」「特定調停」がありますが、その方の収入や借金ができた理由によって取ることのできる債務整理の手段が異なります。

特にギャンブルで作った借金が免除される可能性は低いと思った方が良いでしょう。しかし借金を減らす手段はあるので、そのような制度を活用することが借金返済を完了させる第一歩となります。

ギャンブルが原因の借金は「免責不許可事由」に該当する

債務整理の中でも「自己破産」とは、返済を全額免除され借金が帳消しになる手続きです。裁判所に「もう借金の返済が無理です」と申し立てることで、借金の支払い義務を免除してもらえるシステムとなっています。

しかし、自己破産には「免責不許可事由」というものがあり、この理由に該当する場合は自己破産を認められません。ギャンブルも免責不許可事由に該当するため、原則として自己破産することはできません。

免責が認められて自己破産ができた事例もある

ただ、自己破産が認められた例もあります。確かにギャンブルで作った借金はは免責不許可事由に該当しているのですが、裁判所が免責に値すると判断した場合、「裁量免責」によって自己破産が可能となるケースがあるます。

裁量免責では、借金を作った方が「虚偽申告をしない」「手続きを開始してからギャンブルをしない」など、誠実な姿勢を見せることによって認められやすくなります。場合によっては数百万・数千万といった借金を実質肩代わりしてくれる制度ですから、嘘をつかず正直に、そして誠実に対応してください。

当然ながら、手続き期間中に借金をしてしまえば自己破産が認められなくなる可能性が非常に高くなるので、絶対にギャンブルはやめましょう。

オンラインカジノの借金で債務整理を検討するなら選択肢は4つ!

オンラインカジノの借金で債務整理を検討するなら選択肢は4つ!

オンラインカジノの借金で生活が苦しくなった場合、「任意整理」「個人再生」「自己破産」「特定調停」のうちいずれかの制度を利用することで借金を減額できることがあります。これを債務整理と言います。

債務整理は手続きによって減らすことのできる借金が異なりますが、減らす借金が大きくなるほど今後の生活への影響も大きくなるので、自分にどのくらい借金が残っているのか、そしてどれくらい収入があるのかによって利用すべき債務整理は異なります。法律事務所などに必ず相談して、最も状況にあった債務整理の方法を選ぶと良いでしょう。

任意整理:借金の利息がカットされる

「任意整理」とは、債権者(お金を貸した人)と交渉し、これから支払う借金の利息がカットされる手続きです。直接債権者と連絡するため裁判所を通す必要はなく、元本さえ返していけば生活の中で制限されることもありません。また、手続き中は原則として元本を支払う必要もなく、差し押さえもありません。任意整理であれば家族に内緒で行うこともできます。

ただし、原則として3年から5年以内に全ての元本を返す必要があるため、その見込みが持てるほど安定した収入がないと任意整理の手続きを行うことはできません。また、信用情報機関のブラックリストとして記載されるため、残債を返済してから5年ほど経過しない限りクレジットカードやローンなどは使えないと思っておいた方が良いでしょう。

任意整理のメリット・デメリット

メリット

  • これから支払う利息をカットすることができる
  • 裁判所を介さず直接債権者と取引するため、比較的簡単に手続き可能
  • 任意整理する金額によっては数百万円ほどの減額が受けられる場合も
  • 官報への掲載や保証人への影響はなく、家や車を持つことも自由な職業に就くことも可能

デメリット

  • 3年〜5年ほどで元本を全て返す必要があり、支払う金額は以前より多くなることも
  • 信用情報機関のブラックリストに載るため最長10年ローンやクレジットカードを持てない
  • 安定した収入がない場合は任意整理できない
  • 2ヶ月以上返済が遅れると債権者から訴訟を受ける恐れがある

個人再生:借金を5分の1~10分の1程度まで減額できる

「個人再生」とは、裁判所に負債額に応じた再生計画を認可してもらい、借金をおおよそ5分の1まで減額してもらう手続きのことです。もう少しわかりやすく説明すると、「3年で借金を5分の1だけ返す」という計画を裁判所に申請してOKが出れば、残りの借金については支払う必要がなくなります。

個人再生の場合は生命保険や車などの資産を持ったまま手続きができ、自分で住宅ローンを返済する際はそのまま家を持つこともできるので、任意整理では支払えないような多額の借金を抱えている方におすすめの債務整理方法です。

ただし、3年で借金を全て返せるほどの安定した収入がある必要がありますし、裁判所を通すため官報へ記載されます。また、手続きが複雑なので1年以上時間がかかる場合があります。

個人再生のメリット・デメリット

メリット

  • 最高で借金額の90%をカットすることができる
  • 例えば5,000万円の借金がある場合、個人再生によって最大4,500万円の支払いが免除される
  • 職業に関する制限はなく、弁護士や司法書士なども就業できる
  • 車などの財産に影響はなく、家も住宅ローン特則を利用すれば手元に残せる

デメリット

  • 最低でも100万円は返済義務が残り、3年以内に返済を完了する必要がある
  • 手続き後5年〜10年程度ローンやクレジットカードを作ることができない
  • 安定した収入が無い場合や5,000万円以上の借金がある場合は利用できない
  • 裁判所を介した手続きのため官報へ掲載され、手続き自体が1年以上かかる場合が多い

自己破産:返済額を0にすることができる

「自己破産」とは、自分の収入では借金返済を続けられず、財産を処分しても払いきれない借金が残った時に、残りの借金を免除してもらう手続きのことです。官報へ広告される、職業や資格に制限がかかる、決められたもの以外の財産を処分する必要がある、などのデメリットがあるものの借金がゼロになるというのはかなりのメリットと言えるでしょう。人生を再スタートさせるための最後の手段として、広く用いられている債務整理となっています。

ただし、オンラインカジノの借金については原則として自己破産が認められません。しかしこの場合でも、誠意を持って対応し、今後はギャンブルをやらないという姿勢を見せることにより裁判所の裁量によっては自己破産が認められるケースもあります。

自己破産のメリット・デメリット

メリット

  • 全ての借金をゼロにすることができる
  • 失業など生活状況の変化で借金が返せなくなっても利用可能
  • 給与差し押さえ、強制執行などを止めることができる
  • ギャンブルの借金であっても誠意が認められれば利用できる場合が多い

デメリット

  • 裁判所が認めたものを除いて、家やその他の財産は全て処分される
  • 弁護士、司法書士など一部の資格・職業に就業制限がかかる
  • ローンやクレジットカードは最長10年利用できず、官報にも名前が記載される
  • 裁判所に嘘をついたり、誠実な対応をしなかった場合は認められないケースもある

特定調停:弁護士なしで自分で申し立てすることが可能

特定調停は、現在はあまり利用されなくなっている債務整理方法です。弁護士に依頼せずに債務者自身で簡易裁判所に申し立てを行うことにより、裁判所が借主と貸主の間に立って返済条件を軽減するよう働きかける制度のことを指します。

一件あたり1,000円ほどで完了するため最も手軽に行える方法ではあるのですが、裁判所において調停委員の仲裁のもと、債権者と債務者が直接顔を合わせて交渉をする必要があります。また面倒な書類作成は債務者自身が行う必要があるのでかなり大変です。また、手続きが遅れるとその間は債権者から取り立てが続くため、あまりおすすめできる債務整理ではありません。

特定調停のメリット・デメリット

メリット

  • 借金の用途は問われず、ある程度借金を減額することが可能
  • 弁護士を依頼する必要がないため費用が一社あたり1,000円以下で済む
  • 強制執行の停止を同時に申し立てられるため差し押さえの心配がない

デメリット

  • 自身の財産の状況や債権者名簿など、裁判所に提出する書類は全て自分が作る必要がある
  • 特定調停では平日に3〜4回程度、債務者本人が出廷する必要がある
  • 過払い金請求はできない
  • 完済後5年ほどブラックリストに載るなど、そのほかのデメリットは任意整理と同じ

オンラインカジノが原因の借金で自己破産を認めてもらうために気をつけること

オンラインカジノが原因の借金で自己破産を認めてもらうために気をつけること

前の項目でも説明しましたが、オンラインカジノが原因で借金を作ってしまうと、自己破産における「免責不許可」事例にあたり原則として認められません。しかし自己破産には「裁量免責」というものがあり、さまざまな事情を考慮して、裁判所が免責を許可して良いと判断した場合には、自己破産手続きを進めることができます。

裁量免責には決まった基準などが定められているわけではありませんが、そもそも自己破産は国民が人生を再スタートすることを応援するためのものなので、本人が誠実に行動していれば(=免責が不許可としなければならない事情がなければ)免責を受けられる可能性もかなり高くなります。そのため、以下に挙げる項目を守り、自己破産を認めてもらうのが借金生活から立ち直る一番の近道です。

嘘をついて申告しない

裁量免責が認められるどうかの判断要素として一番重要視されるのが「破産手続への協力」です。つまり、あなたが破産を認めてもらいたいのに、それに協力しないのであれば、免責を認めることはできませんよ、ということになります。具体的には手続き費用にかかる「予納金」を支払わない、手続きを管理する面接や集会へ出頭しない、などの行為が不許可になりやすいです。

特に、「ギャンブルで作った借金は自己破産できない」と勘違いしている方は、オンラインカジノで遊んだことを隠そうとします。1週間で4〜5日遊ぶような人でも、遊んだのは月1です、のように過少申告するといった事例もあります。しかし自分の通帳を見られて、お金に不審な動きがあるとチェックされ、自分の話したことに辻褄が合わなくなります。

ギャンブルで借金を作ったことよりも、嘘をついて申告を行わなかったことの方が免責手続きで重要視されるので、必ずどれくらいの頻度でギャンブルを行ったかについては全部話してください。場合によってはサイトのプレー履歴などを見せることになるかもしれませんが、誠実に対応しましょう。

債務整理の手続きを開始したらギャンブルを断つ

また、「経済的更生の可能性」についても重要視されます。以前に借金を増やしてしまった原因を現在も続けているということになれば、今後も借金を増やす可能性が高い、経済的に更生する可能性が低い(=人生を清算する意思が見られない)とみなされ裁量免責が認められない場合が多いです。

そのため、債務整理の手続きを開始したら、そこからは絶対にギャンブルをしないようにしましょう。特にギャンブルをプレイするあまり追加で借金をしてしまうなんてことがあれば、ほぼ100%免責は認められません。もちろん自己破産後も借金をしたくなければギャンブルをしないのが一番ですが、少なくとも債務整理の手続きを開始してから全て完了するまではギャンブルは絶対にしないようにしましょう。

オンラインカジノで借金地獄にならないための対策方法

ここまで、オンラインカジノで借金をしてしまった場合の解説をしてきましたが、そもそも借金をしなければこの話とは全く無縁です。そのため、最後の項目ではオンラインカジノを遊んでも借金地獄にならないための予防策について解説します。

クレジットカードではなく電子ウォレットを利用して入金する

クレジットカードは未来の自分からの借金です。…というと昭和時代の現金主義者のように聞こえますが、自分の預金残高に対してクレジットカードの限度額が大きい方は、預金額を超えて入金することができてしまいます。また、クレジットカードは大抵のカジノで入金手数料や為替手数料が設定されており(明示されていなくとも見えないコストとして差し引かれている場合があります)、収支としてもマイナスになってしまいます。

そこで、クレジットカードではなく電子ウォレットを利用する習慣を付けるのがおすすめです。最も高いシェアを誇るペイズ(旧エコペイズ)、ポイントバックが受けられるベガウォレット、気軽にスマホアプリで登録できるマッチベターなど、オンラインカジノで使える電子ウォレットはたくさんあります。これらの電子決済サービスはクレジットカードで決済することが出来ないので、預金額以上にお金を使うことがなく安心して遊ぶことができます。

自己規制機能を使う

現在は大半のオンラインカジノが「自己規制機能」を搭載しています。この機能を使うと、例えば1回のログインが2時間を超えたら強制的にログアウトする、1日の入金額が3万円を超えたらその日は入金できなくなる、など自分が最初に決めたルールに沿ってカジノ側が規制してくれます。そのため熱くなって高額を入金したり、ベットすることができなくなるので、決まった金額以上の損失を出す心配はありません。

また、自己規制機能を設定したり強化する(例えば入金額上限を3万円から2万円にする)場合は設定がノータイムで反映されますが、反対に規制を弱くしたり撤廃する場合、設定されてから1日遅れで反映されるようになっています。1日あれば冷静になることができるので、安心して遊ぶためにも自己規制機能は設定しておくのがオススメです!

プレイ時間や損益金額を決めておく

特にライブカジノやテーブルゲームを遊ぶ場合には、「どれくらいプレイするか」という計画を事前に決めておきましょう。プレイ時間はどれだけ長くても3時間、50ドル勝ったら利確、100ドル負けたら損切り…といったように、事前に自分の中でのルールを決めてライブゲームをプレイします。そして、そのルールは何があっても絶対に守ってください。

むしろ計画そのものより、「計画を守る」ということが一番大事です。5連勝して利確条件は達成したけど、これから6連勝・7連勝と狙えるだろう…とかもダメです。自分の中のルールを守る、というのが計画を立てて実行するための絶対条件である必要があります。

計画を立てたはいいけど良い結果の時だけ守って損切りが出来ない、なんてことになると、いつか来るだろう大連敗によって利益が全部吹っ飛んで借金…といったこともあります。事前に計画を立てて、その計画については絶対に守る、というのがライブカジノを戦略的にプレイするための第一歩です。

ギャンブル依存症の治療を専門機関でうける

これまではギャンブル依存症に関しては心療内科のふわっとした一部門でしかなかったのですが、最近ではギャンブル依存症をピンポイントで治療できる病院や専門機関が増えてきました。ツイッターなどでもギャンブル依存症に関してプロモーションが行われています。そのため、カジノが辞められないな…と思ったら、ギャンブル依存症の治療をまず受けてみてください。

もちろん依存症というのは薬で完治するものではなく、一生付き合っていく必要のあるものです。しかし、依存するものをより健全なものにする、もしくは遊ぶ量を減らす、少額で遊ぶ、など、ギャンブルの依存度を下げていくことによって、「有害だけど依存してしまうもの」から「人生を彩ってくれる趣味」に変えることができます。オンラインカジノを遊ぶことが自分の人生に有害になっていると感じたときは、ギャンブル依存症の治療を専門機関で受けることをお勧めします。

オンラインカジノから退会する

どうしてもオンラインカジノと上手く付き合えない、という時は、オンラインカジノから退会しましょう。今遊んでいるカジノではなく、今までに登録したことのあるすべてのオンラインカジノから退会してください。ほとんどのカジノでは、カスタマーサポートに「退会したい」という旨を伝えると、いくつか質問された後に退会手続きを取ってくれます。

しかし、プレイヤーのなりすましを防ぐために、プレイヤーの情報はカジノに残るので、またサポートに言えばアカウントを復活させることができます。それを防ぐために、おそらくサポートから「なぜこのカジノを退会するのですか」と聞かれるはずなので、「ギャンブル依存症を克服するため」と必ず説明してください。

ほとんどのカジノでは、特例としてギャンブル依存症のプレイヤーがアカウントを閉鎖した場合は凍結を解除できないことが定められていますので、サポートにその旨を告知すれば未来にオンラインカジノを遊びたくなってもプレイすることができなくなります。

流石に一生遊べないのは嫌、という方はサポートに「1年アカウントを凍結させたい」と言えば1年間は絶対にプレイできないようにすることができます。ですが、中途半端にアカウントを凍結させるだけよりは、一生禁止してしまった方がより安心してカジノとは縁のない人生を送ることができますよ。

まとめ:自己破産をしないためにオンラインカジノの遊び方には十分に注意しよう

ギャンブルは、絶対使っちゃいけない金に手を付けてからが、本当の勝負だ。」これは作家・菊池寛の口癖(迷言?)ですが、そもそも人間というのは自由を制限されるとよりその選択肢を求めるものです(「心理的リアクタンス」と言います)。ギャンブルに置き換えて考えると、財布のお金が減るとギャンブルを諦めるのではなく、よりギャンブルをしたくなってしまいます。これは人間の本能です。むしろこの人間の性質がなければ、ギャンブルという産業が生き残ることはできません。

しかし、それで人生が詰んでしまったら何の意味もありません。あなたの人生の主人公は、カジノではなくあなたです。あくまでもオンラインカジノというのは余裕資金で楽しむものであり、自分の生活費を投じて負けたら借金をさせるためのものではありません。

負けたら自己破産、という意見もあるかもしれませんが、自己破産というのはあくまでも借金によって生活が立ち行かなかった人に対する最終手段です。ローンが組めない、キャッシュカードが作れない、就労できる職業が制限される、などある程度重いデメリットもあります。オンラインカジノで自己破産しないためにも、遊び方には十分注意して健全にプレイすることをお勧めします。

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