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佐藤純の博打回遊業 上野バカラ編

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久しぶりに副業で仕事をしに行った。

出来る仕事を紹介してくれる有料紹介所(俗に言う派遣会社)に電話をした所、丁度予定していた人間が無断欠勤して欠員が出たから即来てくれとの事だった。

派遣会社の事を色々叩く記事を目にするが、実際の所働いている方もいい加減な人間が多いのが現状だろう。(無断欠勤、業務中の居眠り、命令拒否、規定制服を着ない等、挙げたらキリが無い。)仕事内容も聞かずに、電話を切った事に後悔しながら派遣会社の事務所に向かった。今回の仕事は、運送会社の配送助手だった。

まあ、何もしないで、時間が経つのを我慢すれば、業務終了する。 問題は勤務時間たったの5時間、時給950円で5時間勤務なので、4,750円にしか成らないことである。 交通費食事代を引いたら手元に殆ど残らない金額だ。

健康の為と、なんでもポジティブに考える事にしている。 博打も同様だ。わたしの以前のスタイルではすぐに悪いことを想像してしまい、次の勝負を尻込みする傾向があった。1プレーの負けを引きずって次も負ける。いつも其の繰り返しだった。あるサイトがわたしのカジノ人生を大きく変えてくれた。博打に対する考え方を転換でき、現在のわたしを作ってくれたと言っても過言では無い。

早く副業が終わったのだから本業に行けるじゃないか。と考えればいいじゃないか。

早速業務終了で向かった先は上野だ。

この店は毎日行く度に商品券(1,000円分)を提供してくれるのだが、今日はサービスデーなので2,000円の商品券をもらえる。負けても1,000円で辞めれば、単純計算で1,000円の勝ち確定だから夜食代にはなる。副業で少なかった賃金の足しになればまあ良しとしないといけない。

早速上野に出撃。駅から電車に乗り揺られる事15分ほどで目的の上野駅に到着。駅から徒歩15分ほどで其の店はある。

ドアチャイムを鳴らすとしばらくして店員が階段を上がって来る。上野界隈にも数店インカジが存在するが、新宿の店に比べて入り口の警戒が厳しいのが特徴で、常連でも入場に時間が掛かる、面倒なチェックを受け入場。

預け入れ金額を決めるのだが最低入金額が決まっており、此の店は10,000円が最低金額になる。後は1,000円単位で金額を指定できるので、今回は18,000円の入金にした。180点がゲーム画面に表示される。

今回選んだゲームはマイクロゲーミング。サイト名も偶然そのままで「マイクロゲーム」となっている。

程なくしてフロアー係りがタバコとサービスの商品券を持って来てサービスのドリンク注文を取りに来た。どこのインカジも基本フリードリンク、フリーフード、タバコ1箱サービスがある。

此の店は独自のサービスで商品券1,000円分が別途用意されている。この為実質、約1,400円(タバコ代+商品券)得した状態からのスタートができる。

ゲームを終了するタイミングだが、店によりタイミングが違う。新宿のZ店は、とにかく勝ったら直ぐに止めるようにと店長自らが進言してくる位にとても良心的な店だ。今回の入場した店は、基本1時間ゲームを遊んで引き出しをするのが暗黙の規定と成っている。だが、そもそもゲームをする場合1時間なんて直ぐに経過してしまうので、そんなに気にする必要は無い。

今回はライブバカラのみに絞った。最低10点が賭け金なので、1,000円からになるが、バカラハウスでは最低3,000円が掛け金だった事を考えると、とても良心的な設定だ。

特に罫線にこだわりは無いので勘に頼り今回はバンカーに最初のベットを1,000円。

マイクロゲーミングはプレイテックに比べて若干ゲームスピードが速い様に思うのはわたしだけだろうか?

ゲームが進行され先ずは勝利。1,000円ゲットする。

このシューは途中から入ったのですぐに終了。準備の時間になったのでドリンクを注文する。アルコールを出す店もあるが基本ソフトドリンクになるので、ウーロン茶を注文する。

ゲーム再開。

オープンゲームが無いので最初のベットは、大体捨てるのだが、今回はプレーヤーにベットしてみろと心の声がしたので素直に最低ベットをする。

プレーヤーナチュラル9、バンカー3と難なく勝利。

勢いに乗らず次の勝負は流した、プレイヤー8、バンカー6 これも3枚目を引かずプレイヤー勝利で決まってしまう。(賭けていたら良かったかな…)

2回もプレイヤーがナチュラルで決まったので、オカルトだが、三度目の正直でプレーヤーに50点(5,000円)張る。

わたしの考えだと、入金額に対して、10パーセントが最適ベット額だと考える。今回はそれを大幅にオーバーしている事になるが、勝負に波を作るには偶にこの様なベットアップも必要だと思う。2回勝利してサービスの商品券が2,000円分、合計4,000円分浮いている計算なので、今回の勝負で負けても1,000円の負けにしかならない事も計算に入っている。

ゲームの進行に戻る、両者のオープンカードはプレーヤー6、バンカー8

なんとなく嫌な臭いがしてきた(でかく張ると負けると良く言うやつが居るが偶然運が無いだけと俺は思うのだが、自分のこととなるとそう思えてくるから不思議だ)

2枚目が両者に配られる、プレーヤー、アボジー(絵札)、バンカー、日の丸弁当(A)でバンカーの勝利。あいたたたた

勝負とは紙一重浮いている時に如何に逃げるか。逃げらない負けを認め次の勝負に全身全霊を注ぐ。

勘を頼りに20点をプレイヤーにポチッとクリックする。

なんだか博打なのに無機質な感じがするのは俺だけだろうか?オンラインだと場の空気が読めないのである。皆パソコンから参加しているからその現場には胴元のマキコしかいないのだからな。それをライブ中継してパソコンでゲームしてるのだから当然である。

今回もプレーヤー5バンカー6からの二枚目プレーヤー3バンカー1の合計8対7でプレイヤーの勝ちであるが1点違いなんとも微妙な展開である。

微妙な勝利だが、勝てば良いのである。

辛うじて、死んでいない、傷も無い。1,000円の勝利。これは退席するべきか??

でも、時間が早すぎやしないか?どうしよう?

数分考えた後フロアー担当に躊躇せずアウトコール本日の業務終了を告げる。

別に大金を取った訳でも無いし店にダメージは無かろう。問題はボーナス目当てだと思われる事位だろう。

短い時間だったが疲労困憊だ。勝ち金で飯を食って寝る事にする。

次回は、新宿に戻ることとする。

この物語はフィクションです。あくまでも「読み物」としてお楽しみいただくためのものであり、インカジ(カジノカフェ)を奨励するものではありません。
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