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佐藤純の賭博回遊業 俺の通常はそう…

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さすが繁華街、不夜城との名がシックリ来る場所だ。 眠らない街に吸い込まれていく自分がとても怖くなって来た。

歳の事は言いたく無いが、30代の頃は、怖くなかった。むしろこの感覚を楽しんでいたし、利用して仕事もしていた。今、再度定職に付き不夜城に世話に成っているが、昔とはなんとなく違って見えるのは俺だけなのだろうか?

今日も仕事が終わり開放されたので早朝サウナに行き、身を清めていざ!
が、気合は入っているのだが、気乗りしないのは懐が寂しいからだろうか? 今日の軍資金は、たった1万円だ。これっぽっちでは、勝負にならないのは判っている。しかし博打の血が騒ぐのだ!

俺は馬鹿なのだろうか? 石の上にも三年。インカジに通い、早いものでもう5年経とうとしている。この前まで、生活費を稼げていたのに、一気に奈落の底に落とされたのもこの店だ。

やられたらやり返す、流れが良ければ勝てる時も必ず訪れるだろう。今は、辛抱の時なのだ。短時間勝負で一日2,000円~3,000円勝てば宜しい。徐々に軍資金を貯め、いずれ元に戻ればそれでよいのだ。

今は本業をちゃんと持っているのだからな!! 以前の私は、本業を持っていなかった。自慢にならないが、職業不詳・・いや、職業、「博打うち」と答えていた。半年で以前の生活に戻る事を目標にして、今は兎に角少しでも勝ったら辞める事に集中している。

俺は元来、怠け者なのだろう。出来る事なら仕事などせずに博打を打ちたいのだ。
事実5年間以上博打で生活していた実績は有る。最近、下手を打ち、それが出来なくなった。今年が踏ん張りどころだ。

俺の通常生活はそう! 博打が仕事になっていなければ成らないのである。

其の状態に戻るには、最低でも200万円の現金が無いと、博打資金を賄えない。メンタルコントロールの崩壊を防ぐには、これ位は無いと無理なのだ。浮き沈みがある勝負の世界では、毎回勝つのは不可能である為とも言える。

さて現在の博打予算残高だが、公表すると、7万円である。(生活費等の予算とは完全に分けて別財布にした金額である)家賃、生活費、光熱費等を引いて、博打で稼いだ金をコツコツ入金している。半年前には、余裕で生活できる資金が有ったのに…

過去は取り戻せないのだから前を向いて歩くしかない。反省をして、今はひたすら最低預金の目標200万円を目指して歩く事にしている焦りは禁物だ。早く稼ごうと掛け金を上げすぎて、パンクする事は避けなければ成らない。有限資産を上手く回さないと成らないのだから大変である。

この記事はある意味、俺の覚書に利用しているのかも知れないが、ご勘弁願おう。

まあ半年と区切ると大変プレッシャーが掛かるので、12月までに予定を定め、ひと月に25万円の預金が出来ればよい事にしよう。精神的に、これならクリアー出来そうな金額だ。今後レポートに最終残高を記載していく事にしたので、移り変わりを観てやってくれ。

話が変なところに飛んだが、勝負の話に戻そう。

インカジに入店して、1万円入金、10回目のボーナスとして1万円のボーナスを貰い、合計2万円での勝負と成った。選んだゲームはバカラ。スロットは勝てる確率が少ない様に感じるので避ける事にした。最低400円からの賭けになるで、様子見で、最低額をバンカーに置いてみた。結果は負けました。負けた時はアナウンスが無いのは、何故ですかね?

勝った場合、「あなたが勝ちました!」とアナウンスが有るのだから、負けた場合も「ハウスが勝ちました! 御免なさい…」とか流したら如何なものだろう?

負けても痛くない。ボーナスを貰っている為、投入金額には手をかけてないのだ。まだ9600円の浮きである。「最低賭け金条件」なんて面倒な物は無い。好きなタイミングで引き出し出来る。極端な話、ゲームをしないで引き出しをしても構わないのだ。しかし、それは人として如何だろうと俺は考える。

再度プレーヤーに800円賭けた。

結果は勝ち。400円の浮き・・・
10000円のボーナスが有るから10400円の勝ち。辞めたいな…
しかし、これだけの勝負では、ゲーム屋に対しての印象も悪すぎるだろう仕方無い。もう少し続行だ。

次はバンカーに再度投入。400円・・

勝負と言う感じでは無い。勝負と言うと最低でも一度に2000円程度張るのが基本だと俺は考えるので4~500円なんて金額張っている様では、子供のゲームセンターで遊んでいる様な感じがする。決まり手は、ナチュラル9でバンカー勝利。これで10700円の浮きだ。

ラーメンでも食べて帰っても1万円の貯金が出来るので帰ろうか?

いやーまだ早いだろう。時間つぶしにスクラッチカードを回す事にした。選んだのはスパイダーマン。ベット額10セントでオートプレーにセット。

細かい当たりがチョコチョコ出ていて気がつけば1ドルの浮きに成っていた。セット回数50回が終わったので、再度セット50セントにベットアップ。細かいながら、徐々に残高が上がっていく。合計10ドルの勝ちでオート終了。時間的にも許容範囲だし、勝っているのだから辞める理由がある。勝ち逃げが基本でしょう!アウトコールして、ウーロン茶で喉を潤し帰宅の途に着いた。

前述した通り、残高は70000円に今回の勝ち金入れて81000円。ラーメン食べたので、残金8万円

これからどの様に上がっていくか?まあ無事に生還し博打打ちとして再生出来るか?暖かい目で見守っていて欲しい。

この物語はフィクションです。あくまでも「読み物」としてお楽しみいただくためのものであり、インカジ(カジノカフェ)を奨励するものではありません。
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