佐藤純の賭博回遊業 リアル店舗の条件無しボーナス(前編)
生活費しか無くなり自主規制にて博打から少し遠のいていた。博打の資金をまず確保しなくては成らないので日雇いに出かける事にした。本当に情けないが一日働いても7,000円位しか作ることが出来なかった。とりあえず3日我慢して働いて、必要経費を除いた18,000円の博打資金が出来上がった。
さて、この資金をどの様に育てるか・・。一番確実なのは条件無しのボーナスをもらい、直ぐにキャッシュアウトしてしまう事だろう。そんなに優しいサイトは現在何処にも存在していない。次にリアル店舗でボーナスをもらう手が有る。こちらなら特に条件を付けられていないボーナスを貰える可能性がある。各店のポイントカードを片っ端から調べてボーナスを一番早くもらえる店を探してみると、1店舗だけ次回20ドルボーナスが貰える店が有った。ただし、条件とは厳密には言わないのだが、ハウスルールが有るのでそれに従わねばならない。
この店のハウスルールを参考までに記載しておく。
- 1. 高額ベットでの数回の勝負で終了する事。
- 2. ボーナス目的で少額ベットにて、短時間滞在を毎日繰り返す行為
- 3. マイクロゲーム系サイトで、ビデオスロットを含むビデオゲームは全て禁止。ライブゲームのみ可
- 4. バカラに関しては本線、タイだけしか賭ける事が出来ない
- 5. ドラゴン、ペアサイド等は当然禁止
勝負する店は確定した。その店ではマイクロゲーミング系かプレイテック系のサイトを選べるので、どちらのサイトで勝負するかを考えなくては成らないが、上記の理由と使い慣れているということもあり、プレイテックにて勝負をすることに決めた。
本来ならバカラでボーナス額を一度で張り当てたいところなのだが、プレイ時間を稼ぐことが出来ないし、ハウスルールにも抵触しかねない。このインカジでは天井に設置された監視カメラでプレイヤーの動向はチェックされている。海外の博打場と同様、何か問題が起きた場合の確認用と店は言っているが、「勝負の仕方を監視している」というのが本音だろう。
慎重に作戦を考えた末、最低ベットの0.01ドルからプレイが出来るスクラッチに標準を合わせ、ある程度の時間が稼げたら、ライブバカラかブラックジャックに移動する作戦をとることにした。これなら仮に100ゲーム全く当たらなくても、1ドルしか減らない計算だから、ノーリスクノーリターンと言っていいだろう。(稀にこんな掛け金でも100ドルの当選をした事は過去にあるがね)
スクラッチカードと言っても種類はそれなりに有るので、どれにしようか目を通しているとスパイダーマンが特に目立って見えた。シックスセンスを信じてプレイ開始。オートプレイ50回の設定をする。
画面を眺めていると、手元にサービスのタバコ一箱が提供された。しばらくは健康のために禁煙を続けていたのだが、だされたものは仕方が無い。気付けば自然と手がでてしまっていた。ニコチン中毒は本当に怖いものだ。
一服を終え、ゲームの結果を確認してみたが残高はほとんど変わっていない。ライブバカラに移行するほどの時間も稼げていないので、再度オートプレイを設定し、再びタバコに火をつける。
最初と違い、多少残高が増えてきた。時間稼ぎでプレイしているだけだったので、現状維持で全然構わなかったのだが、最終的には120ドルまで残高が伸びていた。
時間稼ぎも出来て、更に種も育っている。ここからが本日の本命のバカラだ。不敵な笑みを浮かべ、勝負の舞台はライブバカラへと移行する。
この物語はフィクションです。あくまでも「読み物」としてお楽しみいただくためのものであり、インカジ(カジノカフェ)を奨励するものではありません。ネットカフェでのインカジ利用では摘発者が頻発しています。
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