タイのカジノ解禁はいつ?早くて2029年、候補地4都市と入場条件
タイでは、カジノ合法化・解禁に向けた動きが本格化しています。
すでにシンガポールやフィリピンなど、東南アジアではカジノを含む統合型リゾート(IR)が人気観光スポットとなっています。タイでも合法化に向けた法整備が進められていますが、国会での審議は難航しており、成立の時期は見通せていません。
タイのカジノ合法化法案の最新動向と、カジノが設置される時期や場所・年齢制限といった解禁後の見通しを、2025年5月時点の情報をもとに解説します。タイでカジノを体験したい場合は参考にしてください。
この記事で分かること
- 現在タイにカジノはないがカジノ合法化法案の可決に向けて進んでいる
- 開業は早くとも2029年以降。2027年頃に法整備が完了する見通し
- 候補地はバンコク・チェンマイ・パタヤ・プーケットの4都市
- 入場は20歳以上。外国人はパスポートによる本人確認のみで利用できる見込み
- 両替・服装・スリなど、タイ旅行でカジノを利用する際の注意点

この記事はおよそ 8分 で読むことができます。お急ぎの場合は目次を活用しましょう
タイにカジノはある?ギャンブルは合法?
2025年5月現在、タイにはカジノはありません。タイでは1935年に制定された「賭博法」により、ほとんどのギャンブル行為が禁止されており、違反すれば処罰の対象となります。
ただし、政府が管轄する競馬と宝くじは合法です。
一方で現在、タイでは違法で運営されている闇カジノが横行しており、違法薬物と並んで社会問題となっています。
タイのカジノ合法化法案の最新情報【2025年5月】

2024年3月、タイ国民議会でカジノ合法化に関する報告書が採択され、首相も前向きな姿勢を示しています。
タイでは、主要都市に4つのIR(統合型リゾート/娯楽複合施設)を設置する構想があります。IRとは、ショッピングモールやホテルといった娯楽施設が敷地内に集まり、その中の1つとしてカジノが備わっているリゾートのことです。
外貨獲得や雇用創出を目的に、事業者には売上高の17%を課税予定。これは東南アジア諸国と比べても低水準で、投資を呼び込む狙いがあるとされています。
23種類の賭博を合法化
2024年10月、タイ政府はポーカーや闘鶏、水牛レースや麻雀といった23種類のギャンブルを一定の条件のもとで合法とする省令を公布しました。
この省令は、特定の時間帯や場所、さらには当局の許可をとったうえで、という厳格な規制のもとではありますが、カジノ解禁に向けての下準備とされています。
カジノ法案は難航中
2025年3月27日、タイ政府はカジノを含むIRの設置を認める法案を承認し、年内の可決を目指して国会に提出しました。
しかし、審議を早めようとする政府の姿勢に対して多方面から反発が起こり、審議は2025年7月2日以降の次の国会会期へと延期されました。
さらに、国立開発行政研究所(NIDA)の調査では59%の国民がカジノ計画に反対しており、こうした状況からカジノ合法化法案の審議は現在難航しています。
引用元:Bangkok Post
タイカジノの最新動向と解禁後の見通し【2025年5月】

※以下の内容は2025年5月時点の情報です。開業時期・建設候補地・入場条件・入場料・円換算は変更される場合があるため、渡航前にタイ政府および各施設の公式発表で確認してください。
ここからは、報道等で確認されている最新動向をもとに、「開業はいつ?」「どこで遊べる?」といった解禁後の見通しを当サイト独自で解説します。100%正しいと言い切ることはできませんが、事実に基づいて分かりやすく説明します。
タイのカジノリゾートはいつ開業される?
タイでカジノリゾートが開業するのは、早くとも2029年以降と考えられています。
カジノ法案が可決された場合、規制の整備に約2年、IR建設に約3年を要するとされています。
一方、タイではメイバンクなど複数の投資銀行が事業に関心を示しており、法案が順調に可決されれば大阪IRより早い開業もあり得ます。
タイでカジノが遊べる場所はどこになる?
2025年3月中旬の報道によると、IRが設置される場所として4つの都市が候補地として選定されました。それぞれ離れた場所に建設しエリアごとに1つのカジノリゾートが遊べるようになる見込みです。具体的な建設候補地は以下のとおりです。
タイカジノの建設候補地4つ(2025年3月時点)
- 北部:チェンマイ
- 東部:パタヤ(チョンブリ)
- 南部:プーケット
- 首都:バンコク
いずれも治安は他の都市より良く、交通の便もある程度確保できるような場所が候補地に上がっています。ただし、たとえばパタヤは国内線を乗り継がないと行けなかったりと集客が見込めない立地のIRもあり、すべてのエリアにカジノリゾートが設置される保証はありません。
年齢制限はどうなる?入場できる人はどんな人?
タイは成人年齢が20歳となっているため、カジノについても原則として20歳以上であれば入場できると考えられます。日本では18歳からパチンコを遊ぶことができますが、タイでは18歳・19歳の場合はカジノに入れないため注意が必要です。
なお、立ち入れないのはカジノの中だけで、ショッピングモールなど他の施設は全く問題なく利用できます。
外国人の場合、パスポートによる本人確認が完了すればすぐに利用できる見込みです。タイ国民については、銀行口座の預金残高などによって生活に支障がないと判断できる場合に限り入場が許可されるとされています。
タイのカジノで遊べるゲームはどうなる?
カジノ本体だけでなく、ポーカー大会やオンラインカジノの扱いについても動きが出ています。現時点で分かっている情報をまとめます。
ポーカー大会は開かれる?
2025年4月時点の情報では、世界三大ポーカー大会の1つ「World Poker Tour(WPT)」が2025年後半にバンコクで初開催と発表されていました。
ポーカー大会は全世界で人気を集めており、東南アジアでもシンガポール・フィリピン・マレーシアなど多くの国でポーカールームがあります。
タイでも2024年にポーカーを含む23種類のギャンブルが条件付きで合法化されたため、今後カジノが設置されれば、一般の観光客でもポーカーを楽しめる可能性が高まっています。
オンラインカジノはどうなる?
現在タイでは、ランドカジノ(実店舗)とオンラインカジノの両方について合法化が提案されています。いずれも認められれば、オンラインカジノも合法的に遊べるようになります。
タイでのカジノ解禁がもたらす影響
経済的影響
元々観光立国として人気を集めるタイですが、経済的には上向きになる試算が出ています。
タイ国内の経済的影響
タイは元々観光業がGDPの20%を占めるほど観光立国として力を入れていますが、IRができることにより観光業収入はおよそ最大で4,480億バーツ(約1兆8,800億円)押し上げられ、GDPがさらに1%以上成長することが見込まれています。
これまで他国に足を運んでいた中国人富裕層がタイでカジノを遊ぶことにより、旅客1人あたりの支出額が増えることが見込まれています。さらに、IRを運営するための雇用も創出されるため、事業が軌道に乗れば経済的なプラスは大きくなると試算されています。
周辺国の経済的影響
中国人富裕層が多く訪れるシンガポールやカンボジアなどの周辺国は、自国の客をタイに奪われてしまうことから大打撃を受ける可能性が指摘されています。
社会的影響
カジノの合法化に関して大きな議題に上がるものといえば「ギャンブル依存症」です。たとえばシンガポールでは自国民が利用する際に入場料が必要になったり、カンボジアでは外国人でないと入場できないなど強い制限が行われています。
そのため、タイでもタイ国民に対しては、5,000バーツの入場料に加え、5,000万バーツ以上の銀行預金の証明を必要とする規制を行うとされています。
また、違法賭博よりは管理されているとはいえ、治安の悪化が懸念されるという問題もあります。IRを推進するタイの財務大臣は、カジノの税収の一部を利用して周辺コミュニティの整備を行うと説明していますが、具体的な計画については今後策定される見込みとなっています。
タイ旅行とカジノ利用の注意点
- 両替は現地でするのがお得
- トゥクトゥクに乗る際は乗車料金を事前に交渉する
- 黄色・赤の服は避ける、カジュアルすぎる服装も避ける
- スリやひったくりに注意
タイは独自の文化が根付いているため、日本と勝手が違う点がいくつかあります。
たとえば黄色や赤の服を着ていると、政府派・反政府派を表す服となってしまうため、黄色や赤の服は避けましょう。また、カジノにもドレスコードがありますので、サンダルやTシャツなどカジュアルすぎる服装は避けた方が良いでしょう。
外国人観光客を狙ったスリやひったくりについても十分注意が必要です。
なお、カジノ内の両替レートがどうなるかは開業までわかりません。空港や市中の両替所とのレート差は、渡航時に現地で確認してください。
タイ周辺のカジノがある国

東南アジアにはカジノを含めた複合型リゾートが近年増えており、ASEAN(東南アジア諸国連合)ではカジノがない国のほうが少なくなっています。タイ周辺のカジノがある国は以下のとおりです。
ミャンマー、カンボジア、ラオス、マレーシアはタイと国境を接しています。ただし、マレーシアとの国境に近いタイ深南部には外務省から危険情報が出ています。陸路での越境を検討する場合は、渡航前に外務省の海外安全ホームページで最新の情報を確認してください。
よくある質問
- タイでギャンブルは違法ですか?
-
タイは原則としてギャンブルを違法と定めているものの、競馬や宝くじ、および2024年10月に条件付きで解禁された23種類のギャンブルは合法です。ただし、パチンコ・パチスロについてはタイにはありません。
- タイでカジノはいつから合法化されるのですか?
-
現在の見立てでは2027年頃に法整備が完了し、2029年以降にカジノを含めたIRが複数の都市にできる予定です。
- タイでカジノ体験ができるツアーはありますか?
-
2025年5月現在、タイ国内には合法的なカジノが存在しないため、「タイでカジノ体験ができるツアー」は実施されていません。
しかし、タイからアクセスしやすいカンボジアやミャンマーなど、カジノが合法な近隣国を訪れるツアーには参加可能です。とくに、カンボジア・ポイペトの国境カジノツアーは人気で、日帰りや1泊2日のプランが用意されています。
- 外国人観光客もタイのカジノで遊べますか?
-
はい、外国人観光客もパスポートによる本人確認だけで利用できる予定です。タイ国民に課される入場料や預金証明といった制限は、外国人には設けられない見込みとなっています。
まとめ:法案が可決されれば2029年以降にIRが開業する見通し
タイは元々ギャンブルが禁止されているのですが、東南アジアにおけるIRの人気ぶりを踏まえ、外貨の獲得・雇用の創出のためにIRを認める動きが広がってきています。法案が可決されれば、2029年以降にカジノリゾートでスロットやテーブルゲームなどを楽しめるようになる見通しです。
IRの開業によって観光収入が押し上げられ、経済的にも大きなプラスになることが期待されています。
開業後にタイを訪れる場合は、カジノリゾートのホテルもあわせて検討してみてください。
・当サイトの内容は、オンラインカジノや賭博行為が合法な国や地域に住む方を対象としています。
・サイト利用時には、免責事項が適用されます。
・オンラインカジノが違法な国や地域にお住まいの方は、このサイトを利用できません。
Bell
(ウィナーズクラブ管理人)
ギャンブルが違法とされるタイでカジノが合法化されれば、さらなる経済発展が期待されています。タイのどこに・いつ開業されるの?年齢制限や入場できる人はどうなる?といった気になる疑問点について徹底予想しています。