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タイのカジノ解禁はいつ?IR法案の審議状況と候補地4都市・入場条件

タイでは、カジノ合法化・解禁に向けた動きが本格化しています。

すでにシンガポールやフィリピンなど、東南アジアではカジノを含む統合型リゾート(IR)が人気観光スポットとなっています。タイでも合法化に向けた法整備が進められていますが、国会での審議は難航しており、成立の時期は見通せていません。

この記事で分かること

  • タイにカジノはまだなく、IR法案は一度撤回されたのち再審議の段階にある
  • 開業時期を示す確定した見通しはなく、可決後も規制の整備と建設に数年かかる

この記事はおよそ 8分 で読むことができます。

タイにカジノはある?ギャンブルは合法?

2025年5月現在、タイにはカジノはありません。タイでは1935年に制定された「賭博法」により、ほとんどのギャンブル行為が禁止されており、違反すれば処罰の対象となります。

ただし、政府が管轄する競馬と宝くじは合法です。

一方で、タイでは違法カジノ(闇カジノ)の摘発が繰り返し報じられており、社会問題として扱われています。

タイのカジノ合法化法案の審議状況

タイのカジノ合法化法案の審議状況

2024年3月、タイ国民議会でカジノ合法化に関する報告書が採択され、首相も前向きな姿勢を示しています。

タイでは、主要都市に4つのIR(統合型リゾート/娯楽複合施設)を設置する構想があります。IRとは、ショッピングモールやホテルといった娯楽施設が敷地内に集まり、その中の1つとしてカジノが備わっているリゾートのことです。

外貨獲得や雇用創出を目的に、事業者には売上高の17%を課税予定。これは東南アジア諸国と比べても低水準で、投資を呼び込む狙いがあるとされています。

23種類のギャンブルを条件付きで合法化

2024年10月、タイ政府はポーカーや闘鶏、水牛レースや麻雀といった23種類のギャンブルを一定の条件のもとで合法とする省令を公布しました。

この省令は、特定の時間帯や場所、さらには当局の許可をとったうえで、という厳格な規制のもとではありますが、カジノ解禁に向けての下準備とされています。

カジノ法案は難航中

2025年3月、タイ政府はカジノを含むIRの設置を認める法案を承認し、年内の可決を目指して国会に提出しました。

しかし同年7月、世論の反発に加え、連立与党の離脱と首相の職務停止が重なったことで、法案は下院の議題から取り下げられました。9月には上院の特別委員会が法案を否決し、将来の合法化には国民投票を先行させるべきだと勧告しています。さらに12月の国会解散により、この法案は手続き上の道が絶たれました。

その後2026年5月に連立の枠組みが合意され、法案は再び検討の俎上に載っています。ただし国立開発行政研究所(NIDA)の調査では59%の国民がカジノ計画に反対しており、審議の見通しは依然として不透明です。

引用元:Bangkok Post

引用元:Thai Casino INSIDER

タイカジノの動向と解禁後の見通し

タイカジノの動向と解禁後の見通し

※以下の内容は2026年9月時点の情報です。開業時期・建設候補地・入場条件・入場料は法案の審議状況によって変わるため、タイ政府の公式発表で最新の内容を確認してください。

ここからは、報道等で確認されている最新動向をもとに、「開業はいつ?」「どこで遊べる?」といった解禁後の見通しを当サイト独自で解説します。確定した情報ではないため、報道の内容と当サイトの見立てを分けて示します。

タイのカジノリゾートはいつ開業される?

開業時期を示す確定した見通しは、現時点では出ていません。

カジノ法案が可決された場合でも、規制の整備に約2年、IR建設に約3年を要するとされています。業界で語られている楽観的なシナリオは、法案が両院を通過したうえで翌年にライセンスの入札が始まるという流れで、そこから建設期間が加わります。

複数の金融機関が事業への関心を示していると報じられていますが、審議の再開時期そのものが確定していないため、開業年を絞り込める段階にはありません。

タイでカジノが遊べる場所はどこになる?

2025年3月中旬の報道によると、IRが設置される場所として4つの都市が候補地として選定されました。それぞれ離れた場所に建設しエリアごとに1つのカジノリゾートが遊べるようになる見込みです。具体的な建設候補地は以下のとおりです。

タイカジノの建設候補地4つ

  • 北部:チェンマイ
  • 東部:パタヤ(チョンブリ)
  • 南部:プーケット
  • 首都:バンコク

いずれも観光客の受け入れ実績があり、交通アクセスが確保されている都市が候補地に挙がっています。ただし、たとえばパタヤは国内線を乗り継がないと行けなかったりと集客が見込めない立地のIRもあり、すべてのエリアにカジノリゾートが設置される保証はありません。

年齢制限はどうなる?入場できる人はどんな人?

タイは成人年齢が20歳となっているため、カジノについても原則として20歳以上であれば入場できると考えられます。日本では18歳からパチンコを遊ぶことができますが、タイでは18歳・19歳の場合はカジノに入れないため注意が必要です。

なお、立ち入れないのはカジノの中だけで、ショッピングモールなど他の施設は全く問題なく利用できます。

外国人の場合、パスポートによる本人確認が完了すればすぐに利用できる見込みです。タイ国民については、銀行口座の預金残高などによって生活に支障がないと判断できる場合に限り入場が許可されるとされています。

タイのカジノで遊べるゲームはどうなる?

カジノ本体だけでなく、ポーカー大会やオンラインカジノの扱いについても動きが出ています。現時点で分かっている情報をまとめます。

ポーカー大会は開かれる?

2025年には、世界三大ポーカー大会の1つ「World Poker Tour(WPT)」のバンコク初開催が発表されました。開催実績と今後の予定は主催者の公式発表で確認してください。

ポーカー大会は全世界で人気を集めており、東南アジアでもシンガポール・フィリピン・マレーシアなど多くの国でポーカールームがあります。

タイでも2024年にポーカーを含む23種類のギャンブルが条件付きで合法化されたため、今後カジノが設置されれば、一般の観光客でもポーカーを楽しめる可能性が高まっています。

オンラインカジノはどうなる?

タイでは、ランドカジノとオンラインカジノの両方を対象に含めた合法化が提案されています。ただし対象範囲は審議の過程で変わる可能性があり、どこまでが認められるかは法案の成立内容次第です。

タイでのカジノ解禁がもたらす影響

経済的影響

もともと観光立国として人気を集めるタイですが、経済的には上向きになる試算が出ています。

タイ国内の経済的影響

タイは観光業がGDPの20%を占めるほど観光に力を入れていますが、IRができることにより観光業収入は最大で4,480億バーツ押し上げられ、GDPがさらに1%以上成長するとの試算が出ています。

これまで他国に足を運んでいた中国人富裕層がタイでカジノを遊ぶことにより、旅客1人あたりの支出額が増えることが見込まれています。さらに、IRを運営するための雇用も創出されるため、事業が軌道に乗れば経済的なプラスは大きくなると試算されています。

周辺国の経済的影響

中国人富裕層が多く訪れるシンガポールやカンボジアなどの周辺国は、自国の客をタイに奪われてしまうことから大打撃を受ける可能性が指摘されています。

社会的影響

カジノの合法化に関して大きな議題に上がるものといえば「ギャンブル依存症」です。たとえばシンガポールでは自国民が利用する際に入場料が必要になったり、カンボジアでは外国人でないと入場できないなど強い制限が行われています。

そのため、タイでもタイ国民に対しては、5,000バーツの入場料に加え、5,000万バーツ以上の銀行預金の証明を必要とする規制を行うとされています。

また、違法賭博よりは管理されているとはいえ、治安の悪化が懸念されるという問題もあります。IRを推進するタイの財務大臣は、カジノの税収の一部を利用して周辺コミュニティの整備を行うと説明していますが、具体的な計画については今後策定される見込みとなっています。

タイ旅行の注意点

  • 両替は現地でするのがお得
  • トゥクトゥクに乗る際は乗車料金を事前に交渉する
  • 黄色・赤の服は避ける、カジュアルすぎる服装も避ける
  • スリやひったくりに注意

タイは独自の文化が根付いているため、日本と勝手が違う点がいくつかあります。

たとえば黄色と赤は、政治的な立場を示す色として受け取られることがあります。デモや集会が行われている時期は、この2色を避けておくと余計な誤解を招きません。

外国人観光客を狙ったスリやひったくりについても十分注意が必要です。

タイ周辺のカジノがある国

タイ周辺のカジノがある国

東南アジアにはカジノを含む統合型リゾート(IR)が増えており、ASEAN(東南アジア諸国連合)ではカジノがない国のほうが少数です。タイから比較的行きやすい国は以下のとおりです(シンガポールを含む詳細は各国の記事で解説しています)。

  • フィリピン
  • マレーシア
  • ベトナム
  • カンボジア
  • ラオス
  • ミャンマー

ミャンマー、カンボジア、ラオス、マレーシアはタイと国境を接しています。ただし、マレーシアとの国境に近いタイ深南部には外務省から危険情報が出ています。陸路での越境を検討する場合は、渡航前に外務省の海外安全ホームページで最新の情報を確認してください。

よくある質問

タイでギャンブルは違法ですか?

タイは原則としてギャンブルを違法と定めているものの、競馬や宝くじ、および2024年10月に条件付きで解禁された23種類のギャンブルは合法です。

タイでカジノはいつから合法化されるのですか?

時期はまだ決まっていません。IR法案は2025年に一度国会の議題から外れ、2026年に入って再び審議の対象になっています。可決したとしても、規制の整備と施設の建設にそれぞれ数年かかるとされているため、開業までにはさらに期間が必要です。

外国人観光客もタイのカジノで遊べますか?

はい、外国人観光客もパスポートによる本人確認だけで利用できる予定です。タイ国民に課される入場料や預金証明といった制限は、外国人には設けられない見込みとなっています。

まとめ:法案は再審議の段階、開業時期はまだ確定していない

タイはもともとギャンブルを禁止していますが、東南アジアにおけるIRの人気を踏まえ、外貨の獲得・雇用の創出のためにIRを認める動きが広がってきています。法案が可決されれば、カジノリゾートでスロットやテーブルゲームを楽しめるようになります。ただし可決から開業までには規制の整備と建設の期間が必要です。

IRの開業によって観光収入が押し上げられ、経済的にも大きなプラスになることが期待されています。

開業時期はまだ確定していません。渡航を計画する際は、タイ政府の公式発表で最新の状況を確認してください。

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