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ブラックジャックのサイドベット 種類と還元率・使うコツを徹底解説

ブラックジャックでは、プレイヤーとディーラーが戦う「メインベット」とは別に、通常のブラックジャックでは得られない高配当を狙える「サイドベット」が用意されているテーブルがあります。

この記事で分かること

  • 「サイドベット」に賭けるには「メインベット」にまず賭ける必要がある
  • 「サイドベット」は還元率(RTP)が低い代わりに一撃の大きさが魅力

この記事はおよそ 14分 で読むことができます。

ブラックジャックのサイドベットとは

ブラックジャックのサイドベットとは

ブラックジャックでは、基本的にプレイヤーとディーラーのどちらが21に近いかを争う「メインベット」が行われます。

その勝敗とは別に、プレイヤーに配られたカードの組み合わせや、自分以外のプレイヤーのハンドなど、ディーラーとの勝敗以外の要素に対して賭けるベットのことを「サイドベット」と言います。

サイドベットの種類は非常に多く、ルール上は複数のサイドベットに同時に賭けることもできます。ただし賭ける種類を増やすほど、還元率の低いベットに回る金額が増える点には注意が必要です。また、(ベットビハインドを除き)メインベットを賭けていない状態でサイドベットにだけ賭けることはできませんので、必ずメインベット+サイドベットという形で勝負することになります。

サイドベットはどんなプレイヤーに向いているか

サイドベットは決められた役が成立すれば数倍〜数百倍といった配当を獲得できますが、その分だけ役が成立する確率(的中率)は低いという特徴があります。そのため、収支の振れ幅が小さいメインベットに比べて、当たる回数は少なく1回の配当が大きい賭け方になります。

一撃の大きさを狙いたいプレイヤーに向いた賭け方である一方、資金の目減りを抑えながらじっくり遊びたいプレイヤーは、サイドベットではなくメインベットに力を入れるのがおすすめです。

ブラックジャックのサイドベットの種類と配当

表の倍率は、いずれも賭け金に対する利益の倍率です(25倍=25対1)。上記の15種類を、4つの系統に分けて解説します。

ブラックジャックの「パーフェクトペア」系のサイドベット

ブラックジャックの「パーフェクトペア」系のサイドベット

まず、一番有名なブラックジャックのサイドベットといえば「パーフェクトペア」です。パーフェクトペアとは、プレイヤーに最初に配られる2枚のカードにおいて同じランク(ペア)が出現した場合、配当を獲得できる賭け方となっています。

同じランクというだけでも配当を獲得できますが、同じ色、同じスート(♠・♦・♣・♥の絵柄)であればより高額の配当を獲得できます。

なお、10価値カード(10・J・Q・K)はすべて10としてカウントされますが、同じランク(10と10、KとKなど)でなければペアとは認められませんのでご注意ください。

パーフェクトペア|Perfect Pair

パーフェクトペア|Perfect Pair

パーフェクトペアは、プレイヤーの最初の2枚が「同じランク」かつ「同じスート」の場合に成立する役です。たとえば1枚目のカードが「A♠」であれば、もう1枚のカードも「A♠」である必要があります。

パーフェクトペアの成立時の配当は「25倍〜30倍」となっています。

カラーペア|Color Pair

カラーペア|Color Pair

カラーペアは、プレイヤーの最初の2枚が「同じランク」かつ「同じ色」の場合に成立する役です。赤(ハートとダイヤ)同士、黒(スペードとクラブ)同士であれば「同じ色」として扱われます。たとえば1枚目のカードが「A♠」であれば、2枚目のカードが「A♣」の場合に成立します。

カラーペアの成立時の配当は「10倍〜12倍」となっています。

ミックスペア|Mix Pair

ミックスペア|Mix Pair

ミックスペアは、プレイヤーの最初の2枚が「同じランク」かつ「色が異なる」場合に成立する役です。たとえば1枚目のカードが「A♠」であれば、2枚目のカードが「A♦」「A♥」だと成立します。3つの役の中では最も成立しやすいですが、その分配当は低めに設定されています。

ミックスペアの成立時の配当は「5倍〜6倍」となっています。

ブラックジャックの「21+3」系のサイドベット

ブラックジャックの「21+3」系のサイドベット

「21+3」とは、プレイヤーに配られる最初の2枚のカード、ディーラーに配られるアップカード(1枚目のカード)、この合計3枚のカードでスリーカードポーカーの役が成立したときに配当を獲得できるサイドベットです。

フラッシュやストレートなど一般的なポーカーと同じような役が用意されており、最高配当は100倍とかなり高めに設定されています。

スーテッドトリップス|Suited Trips

スーテッドトリップス|Suited Trips

「スーテッドトリップス」とは21+3の最高役に当たる成立役で、3枚のカードすべてが「同じランク+同じスート」である必要があります。

たとえば1枚目のカードが「A♠」の場合、プレイヤーの2枚目のカードも、ディーラーのアップカードも「A♠」が出なければいけません。ブラックジャックは6〜8デッキのトランプを使って行われるため、同じランク・同じスートのカードが複数枚存在し、スーテッドトリップスが成立する可能性自体はありますが、出現確率は非常に低くなります。その分配当が高く設定されています。

スーテッドトリップスの成立時の配当は「100倍」となっています。

ストレートフラッシュ|Straight Flush

ストレートフラッシュ|Straight Flush

「ストレートフラッシュ」は、3枚のカードで数字が連続し、なおかつ同じスートだった場合に成立する役です。3枚の中で数字が連続していれば出現する順番は問いません。

たとえばプレイヤーの1枚目のカードが「9♦」、2枚目のカードが「7♦」、ディーラーのアップカードが「8♦」だった場合、7→8→9と連番が成立しており同じスートなのでストレートフラッシュが成立します。

ストレートフラッシュの成立時の配当は「40倍」となっています。

スリーカード|Three of a Kind

「スリーカード」は、3枚のカードがすべて同じランクで、スートは揃っていない場合に成立する役です。「スリーオブアカインド」とも呼ばれます。

3枚とも同じランクという条件はスーテッドトリップスと同じですが、スートまで揃える必要がないぶん成立しやすく、その分配当は抑えられています。

スリーカードの成立時の配当は「30倍」となっています。

ストレート|Straight

ストレート|Straight

「ストレート」は、3枚のカードで数字が連続しているものの、スートが異なる場合に成立する役です。3枚の中で数字が連続していれば出現する順番は問いません。

たとえばプレイヤーの1枚目のカードが「9♦」、2枚目のカードが「7♣」、ディーラーのアップカードが「8♣」だった場合、7→8→9と連番が成立しているもののスートは異なるのでストレートが成立します。

ストレートの成立時の配当は「10倍」となっています。

フラッシュ|Flush

フラッシュ|Flush

「フラッシュ」は、3枚のカードすべてが同じスートであるものの、数字は特に連続していない場合に成立する役です。たとえばプレイヤーの1枚目のカードが「2♣」、2枚目のカードが「7♣」、ディーラーのアップカードが「8♣」、といった場合に成立します。

フラッシュの成立時の配当は「5倍」となっています。

ブラックジャックの「ホット3」系のサイドベット

ブラックジャックの「ホット3」系のサイドベット

「ホット3」も21+3と同じく、プレイヤーに配られる最初の2枚のカード、ディーラーに配られるアップカード(1枚目のカード)、この合計3枚のカードが対象となるサイドベットです。

この3枚のカードの合計が19〜21の場合に配当が発生する賭け方です。合計に応じて「合計19=1倍」「合計20=2倍」「合計21(アンスーテッド)=4倍」「合計21(スーテッド)=20倍」と配当が上がり、特に7が3枚揃った「7・7・7」では100倍の配当を獲得できます。

なお、数字の数え方は一般的なブラックジャックと同じく、Aは1とも11とも計算でき、10価値カード(10・J・Q・K)は10としてカウントします。

7・7・7

7・7・7

「7・7・7」は、3枚のカードがすべて7だった場合に成立する役です。スートは異なっていても構いません。

7・7・7はプレイヤーの2枚+ディーラーのアップカードの合計3枚が対象です。プレイヤーの最初の2枚が7・7で揃うため、パーフェクトペア系にも賭けていれば同時に成立します(同じ色やスートならさらに上位役です)。3枚とも7なので21+3系ではスリーカードが成立し、3枚が同じスートならスーテッドトリップスの配当も獲得できます。複数のサイドベットに同時に賭けている場合、まとめて配当を狙える役です。

7・7・7の成立時の配当は「100倍」となっています。

スーテッド21|Suited 21

スーテッド21|Suited 21

「スーテッド21」は、3枚のカードの合計が21で、すべてのカードが同じスートだった場合に成立する役です。

たとえばプレイヤーの1枚目のカードが「A♣」、2枚目のカードが「4♣」、ディーラーのアップカードが「6♣」だった場合、合計21(11+4+6)・同じスートなのでスーテッド21が成立します。

スーテッド21の成立時の配当は「20倍」となっています。

アンスーテッド21|UnSuited 21

アンスーテッド21|UnSuited 21

「アンスーテッド21」は、3枚のカードの合計が21であるものの、カードのスートが異なる場合に成立する役です。

たとえばプレイヤーの1枚目のカードが「A♦」、2枚目のカードが「A♣」、ディーラーのアップカードが「9♥」だった場合、合計21(11+1+9)で、3枚のスートが揃っていないためアンスーテッド21が成立します。

アンスーテッド21の成立時の配当は「4倍」となっています。

ハンドの合計値が「20」

ハンドの合計値が「20」

3枚の合計値が20の場合も配当を獲得できます。この場合はスートが同じでも異なっていても配当は変わりません(21+3にも賭けていればスートが同じ方が配当を多く獲得できます)。

3枚のカードの合計が20の場合、配当は「2倍」となっています。

ハンドの合計値が「19」

ハンドの合計値が「19」

3枚の合計値が19の場合も配当を獲得できます。ホット3系のなかで最も成立しやすい代わりに、配当は最も低く設定されています。スートが同じでも異なっていても配当は変わりません。

3枚のカードの合計が19の場合、配当は「1倍」となっています。

ブラックジャックのその他のサイドベット

バストイット

バストイット

「バストイット」とは、ディーラーのハンドが22以上になり、バストすると配当を獲得できるサイドベットです。

ディーラーのバスト確率は、8デッキ・ソフト17でスタンドの標準条件でアップカードを問わない場合、約28%です。的中する頻度自体は他のサイドベットより高めです。ただし還元率は約94.1%と主要なサイドベットの中で最も低く、当たりやすさがそのまま有利さを意味するわけではありません。また配当は一律ではなく、バストした時点でディーラーの手元にあるカードの枚数に応じて変動します。

ディーラーが引いたカードの枚数 配当倍率
8枚以上 250倍
7枚 100倍
6枚 50倍
5枚 9倍
4枚 2倍
3枚 1倍

たとえば最小枚数の3枚だと配当は1倍であり、4枚でも2倍しか獲得できません。しかし枚数が増えるごとに配当倍率は一気に上がり、8枚以上の状態でバストした場合はサイドベット最高倍率となる250倍を獲得することができます。

ただし8枚以上でバストするということは、最初の7枚で合計16以下に収まり、そこからさらに引いてバストするということですから、成立の難易度はかなり高くなります。還元率も主要なサイドベットの中で最も低いため、少額で高倍率を狙う遊び方と割り切って使うのがおすすめです。

ベットビハインド

ベットビハインド

ベットビハインドは、自分がゲームに参加していなくても利用できる数少ない賭け方です。カードの役に賭けるほかのサイドベットと違い、他のプレイヤーのハンドに相乗りする形になります。テーブルが満員のときでも利用できるのが特徴です。

「ベットビハインド=(プレイヤーの)背後に賭ける」という意味のとおり、他のプレイヤーの勝敗にベットすることができます。配当は通常のブラックジャックと同じで、相乗り先のプレイヤーがナチュラルブラックジャックを達成した場合は3対2(賭け金を含めて2.5倍)の払い戻しになります。

ただし、相乗り先のプレイヤーが選択するヒット・スタンドなどのアクションに関与することはできず、その判断にすべて委ねる必要があります。そのため、ベーシックストラテジーのとおりに打っているプレイヤーを選んで賭けるのが、理論上の損失を最も小さくできます。

なお、ベットビハインドでは「賭けたプレイヤーがダブルダウンを選択した場合自分も賭け金を増やすか選択できる」「スプリットを選択した場合2ハンド両方にベットするか選択できる」など細かいルールが設けられています。

テーブルによってルールは異なるので、事前に必ずルールを把握しておくとよいでしょう。

ブラックジャックのサイドベットのメリット・デメリット|還元率(RTP)とハウスエッジ(控除率)

サイドベットの還元率(RTP)はテーブルによって異なりますので、以下はあくまで一例としてお考えください。

対象のサイドベット 還元率
パーフェクトペア 約95.9%
21+3 約96.3%
ホット3 約94.6%
バストイット 約94.1%

還元率(RTP)を100%から引いた残りがハウスエッジ(控除率)です。サイドベットのメリットである「配当の高さ」と、デメリットである「還元率の低さ」は、この控除率で表裏の関係になっています。94〜96%という数字だけを見ると高く感じますが、ハウスエッジ(控除率)にすると約3.7〜5.9%です。メインベットの約0.5%と比べると10倍前後の開きがあります。

ブラックジャックのメインベット自体は、ベーシックストラテジーを守ることで還元率(RTP)が99.5%前後になります。しかしサイドベットは約94〜96%にとどまり、メインベットより3〜5ポイント低い水準です。

理由としては2つあり、1つが「最適な打ち方が存在しない」という点です。

自分でアクションを選べるメインベットと異なり、サイドベットでは「プレイヤーに配られた最初の2枚」「ディーラーがバストするか」といった、プレイヤーではどうすることもできない部分がベット対象となっています。

2つ目の理由は「高額配当が得られる可能性がある」からです。サイドベットの配当は最大250倍となっており、この高額配当こそサイドベットの一番の魅力です。

高額配当が用意されている分、還元率でバランスを取っているということは頭に入れてプレイしましょう。

ブラックジャックのサイドベットでおさえておきたい3つのコツ

①主役はあくまでメインベット|アクションの誤操作に注意

ブラックジャックのサイドベットは、メインベットに賭けないとそもそもベットすることができません。そのため大前提として、メインベットで勝負することが求められます。

サイドベットは自動的に配当が決まるので、あくまでも集中すべきなのは自分でアクションを決めなければいけないメインベットです。

特にベーシックストラテジーを確認しながらアクションを決める初心者プレイヤーは、サイドベットの確認に時間がかかってアクションを誤ってしまうことがないようにご注意ください。

②サイドベットは控除率が高いぶん賭け金の配分を抑える

前述のとおり、サイドベットの還元率は94〜96%程度でメインベットの99.5%前後より大きく低く、そのうえ役の成立確率自体も低く設定されています。

そのため、ブラックジャックをプレイする際は、1ゲームの賭け金の配分をメインベット寄りにするのがおすすめです。たとえば合計で30ドルをベットするのであれば、「メインベットに20ドル、パーフェクトペアに5ドル、21+3に5ドル」など、メインベットにより多くの金額を割り当てるとよいでしょう。

③カードカウンティングはサイドベットでも役立つ場合がある

「カードカウンティング(カウンティング)」とは、これまでに出たカードに点数をつけて足し引きし、シューに残っているカードの構成が大きいカード寄りか小さいカード寄りかを把握する手法です。ブラックジャックのメインベットで使われる手法ですが、条件次第ではサイドベットの期待値を判断する目安として役立つ場合があります。ただし、オンラインのライブブラックジャックでは頻繁なシャッフルや継続シャッフルマシン(CSM)により実用性が大きく下がる点には注意が必要です。

たとえば7がほとんど出ていないことを別途数えて把握できていれば、ホット3で7・7・7が成立する確率は理論上わずかに高くなります(一般的なハイローシステムでは7を±0として扱うため、7の残数は別にサイドカウントする必要があります)。また、小さいカードが多く残っている状況では、ディーラーが小さいカードを重ねるぶんバスト時の枚数が増えやすくなります。ただしこの状況ではディーラーがバストする確率自体は下がるため、「高倍率が出やすくなる代わりに当たる回数は減る」という関係にある点には注意が必要です。

このように、カードカウンティングは条件が揃えばサイドベットの判断材料になりますが、オンラインの多くのテーブルではその条件自体が整いにくい点はあらためて意識しておきましょう。

まとめ:サイドベットは一撃の大きさを求めるプレイヤー向け

ブラックジャックのサイドベットは、ゲームの勝敗とは別に大きな配当を獲得できる可能性のある人気の賭け方です。最大配当は、21+3系やホット3系で100倍、バストイットでは最大250倍と非常に高く、成立すれば1ゲームで大きなリターンを得られることもあります。

ただし還元率(RTP)はメインベットより3〜5ポイント低く、当たる回数の少なさと引き換えに1回の配当が大きい賭け方です。資金の目減りを抑えながら長く遊びたいプレイヤーはメインベットを、ブラックジャックに刺激を求めたいプレイヤーはサイドベットを、と使い分けるのがおすすめです。

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