PAGE TOP
HOME ブラックジャックのルール解説 ブラックジャックはディーラーが有利?その理由と対処方法を解説

ブラックジャックはディーラーが有利?その理由と対処方法を解説

ブラックジャックといえば、プレイヤーがトランプを使ってディーラーと対決し、手札の合計が21に近いほうが勝ちとなるカードゲームです。プレイヤーは自分でアクションを決めることができるので、ディーラーより有利になると思われがちですが、実際にはディーラーのほうが有利な条件で勝負しています。

このページでは、ブラックジャックでディーラーのほうが有利な理由、そしてその不利をできるだけ小さくし、本来の期待値に近づけるための考え方について分かりやすく解説します。

この記事で分かること

  • ディーラーが有利なのは、プレイヤーが先にバストすると負けが確定する後手のルールがあるため
  • ディーラーは一般的には16以下でヒット、17以上でスタンドと行動が固定されている

この記事はおよそ 9分 で読むことができます。

ブラックジャックのディーラーの役割は?

ブラックジャックのディーラーの役割は?

ブラックジャックのルールを簡単に説明すると、「プレイヤーとディーラーに手札が配られ、プレイヤーもディーラーもそれぞれカードを増やすか勝負するかを選択する。より手札の合計が21に近いほうが勝ち」という流れです。

そのため、ディーラーは次の役割を担います。

  • プレイヤーと自分にカードを配る
  • プレイヤーのアクションに従ってカードを追加する
  • ルールに従ってディーラーの手札を決めるなど、ゲームを進行する
  • 結果が確定したらチップを配布・回収する

それと同時に、ブラックジャックにおいてディーラーはプレイヤーと敵対する存在です。進行役でありながら対戦相手でもある点が、ブラックジャックのディーラーの特徴です。

ブラックジャックのディーラー特有のルール

ブラックジャックのディーラー特有のルール

ブラックジャックにおいて、プレイヤーが取れるアクションとディーラーが取るアクションは少し異なります。

アクションの選択がシンプル

ブラックジャックでは、ディーラーが取れる選択肢は「ヒット」か「スタンド」のみとなっています。

スプリット、ダブルダウン、サレンダーといった賭け金がかかわるアクションについてはディーラーが行うことはできません。

スタンドとヒットはオートマチック

また、ディーラーの「ヒット」と「スタンド」には決まったルールがあります。

それは、手札の合計が16以下の場合は必ずヒットして、17以上の場合は必ずスタンドするというルールです。

そのため、ディーラーの勝負手は常に17〜21、もしくはバストのどちらかとなります。

ソフト17は例外的にヒットするテーブルがある

ただし、手札に「A」が含まれるソフトハンドの場合は例外があります。

たとえば、A・6やA・2・4など、Aを11として計算した場合に合計が17になる「ソフト17」の場合、テーブルによってはディーラーがヒットする(カードを追加で引く)ことがあります。なお、ソフト18以上については、どのテーブルでも必ずスタンドとなります。

なお、ソフト17でスタンドする設定(S17)は、ヒットする設定(H17)に比べて還元率(RTP)が約0.2ポイント高くなります。

ブラックジャックのディーラーが有利と言える理由

ブラックジャックのディーラーが有利と言える理由

ここまでブラックジャックのディーラーの行動について解説しましたが、「自分で決められるプレイヤーと違ってディーラーは自動行動だから、プレイヤーのほうが有利ではないか」と感じたプレイヤーも多いかもしれません。

ですが、実際にはディーラーのほうが有利です。

ディーラーはプレイヤーの後でアクションする

ブラックジャックでは、ディーラーはプレイヤーがアクションを終えた後にカードを引きます。しかもプレイヤーに公開されるディーラーの情報は、アップカード(見せ札)1枚だけです。つまりプレイヤーは、ディーラーの最終的な手札が分からないままアクションを決めなければなりません。

たとえばアップカードが6で安心していても、次に5、その次にテンカード(10・J・Q・K)が来て21になることもあります。逆にアップカードが10で警戒していても、6・6と続いてバストすることもあります。

こうした不確定要素があるため、プレイヤーはヒットすべき場面でスタンドしたり、ダブルダウンすべき場面で消極的にヒットしたりと、判断を誤りやすくなります。その結果、本来は還元率(RTP)の高いブラックジャックでも、期待値を取りこぼしてしまいます。

そして最も重要なのが、プレイヤーが先にバストした場合、その時点で(ディーラーがその後バストするかどうかに関係なく)プレイヤーの負けが確定するというルールです。

そのため、手札が12以上の状態でヒットすると、追加の1枚でバストするリスク(手札の合計が大きいほど高くなります)を常に抱えることになります。

ディーラーも16以下では必ずヒットするためバストする確率は決して低くありませんが、プレイヤーが先にバストしていればディーラーは引く前に勝ちが決まるため、この後手のルールはディーラー側に有利に働きます。

ディーラーはミスを犯さない

自動的に行動するディーラーは、ミスを犯しません。

ブラックジャックにおいて、プレイヤーは自分で手札を仕上げる必要があります。そのため、常に最も期待値の高いアクションを選ぶことが、無駄な損失を減らす第一歩です。

最も期待値の高いアクションを示した「ベーシックストラテジー」というチャートはありますが、そのとおりに打つのは容易ではありません。

たとえばディーラーのアップカードがA、自分の手札が8ペアの場合は多くのチャートでスプリットが基本とされていますが、A相手に賭け金を追加するには勇気が要ります。

ベーシックストラテジーどおりに打ち続けるのは大変で、ヒューマンエラーも起きます。ですがディーラーは人間的なミスを犯さない分だけ強いことになります。

ブラックジャックでディーラー有利に対処するための3つの手段

ここまで説明してきたとおり、ブラックジャックはディーラー側に有利なゲームです。

ですが、それでもブラックジャックは他のカジノゲームと比較して還元率(RTP)が高い部類に入ります。プレイヤーの判断が結果に関わる分、打ち方次第で本来の還元率にどこまで近づけられるかが変わってくるゲームだからです。

ディーラーのバストを誘う(アップカードが2〜6の場合)

ディーラーのバストを誘う(アップカードが2〜6の場合)

ブラックジャックがディーラーに有利だからといって、ディーラーがバストしにくいわけではありません。

ディーラーに配られる1枚目のカード(アップカード)が2〜6の場合は、伏せているホールカードと合わせた合計が12〜16になりやすく、16以下では必ずヒットするため、バスト率は35.4〜42.3%まで上がります。とくにアップカードが5・6のときは4割を超え、もっとも高いのは6の42.3%です。

数値は8デッキ、ディーラーがソフト17でスタンドするルールでの理論値です。

そのため、自分の手札が12以上の場合は無理をせずスタンドし、自分からバストするリスクを負わずにディーラーのバストを待ちましょう。

一方、自分のハンドが9〜11の場合や「A・6」「A・5」のようなソフトハンドの場合は、ヒットよりダブルダウンの期待値が高くなる場面です。チャートがダブルダウンを示しているなら踏み込んだほうが、取りこぼしを減らせます。

ベーシックストラテジーを利用する

ベーシックストラテジーを利用する

ブラックジャックには、「自分のハンドが12、ディーラーのアップカードが2ならヒット」のように、状況別に最も期待値の高いアクションを教えてくれる表があります。これを「ベーシックストラテジー」といいます。

ベーシックストラテジーどおりにプレイした場合の還元率(RTP)は、約99.5%(ルールにより変動)とされています。ヒット・スタンドはもちろん、ダブルダウンやスプリット、サレンダーなどの特殊アクションについても詳しく記載されているので、初心者でも判断に迷わず進められます。

ただし、そのとおりに打ってもハウスエッジ(控除率)は約0.5%残るため、ベーシックストラテジーは「勝てるようになる方法」ではなく「不利の幅を最小限に抑える方法」です。

関連記事

ベーシックストラテジー完全ガイド|ブラックジャックの期待値に近づける基本戦略

ブラックジャックで、最初に押さえておきたい手法が「ベーシックストラテジー」です。 プレイヤーのハンドとディーラーのアップ…

カードカウンティングを利用する

カードカウンティングを利用する

ブラックジャックの手段としてよく話題にのぼるのが「カードカウンティング」です。

ブラックジャックでは、複数のトランプのデッキを1つにまとめたシューという箱からカードを取り出してゲームが進行します。そのため、これまでの勝負に利用されたカードを記録しておけば、シューに残っているカードの数字がある程度推測できます。

カードカウンティングを活用すれば、自分のアクションを見直すこともできます。たとえばAとテンカードが多く残っている状況では、その組み合わせで成立するナチュラルブラックジャックの可能性が上がります。

カウンティングは還元率(RTP)そのものを変えるものではありませんが、カウントが有利に振れた一部の局面でベット配分を厚くすることで、期待値の改善を狙えます。ただし効果を発揮できるのは、シューを途中でシャッフルしないテーブルなど条件が揃った場合に限られます。

1ハンドごとにシャッフルされるRNGブラックジャックや継続シャッフルマシンのテーブル、シューの浅い段階でシャッフルされるオンラインのライブテーブルでは、実用的な優位にはつながりません。

関連記事

ブラックジャックのカウンティングとは?やり方・注意点をわかりやすく解説

「カジノで最強の攻略法はブラックジャックのカウンティングだ」。そんな話を耳にしたことはありませんか。 確かに、場に出たカ…

ブラックジャックでプレイヤーに必要な2つの心構え

ブラックジャックでプレイヤーに必要な2つの心構え

ブラックジャックで無駄な損失を減らすには、小手先のテクニックだけではなくもっと大事な部分があります。「常に冷静でいること」と「資金管理を徹底すること」の2つです。

プレイヤー側に多くのアクションが求められるブラックジャックの場合、特に初心者はやることが多くて慌てる場面が増えるでしょう。そこでプレイングミスをしてしまうと、焦りに拍車がかかりもっとミスを連発して負けてしまうという悪循環が起きてしまいます。

冷静な判断を行う

ブラックジャックは何よりも、状況ごとにどのアクションが最も期待値が高いのかを把握しておくのが大事です。ベーシックストラテジーのチャートどおりにプレイすることを心がけましょう。

ベーシックストラテジーどおりにプレイしていれば、負けた場合でも「自分の判断ミスで負けた」とはなりません。自分は期待値を追った、それでも運悪く負けてしまった、と気持ちを落ち着かせれば、焦りはなくなります。

また、ダブルダウンやスプリットなど追加の賭け金が必要な場合でも、ベーシックストラテジーがそう示しているなら、そのまま従うのが期待値の面では最善です。

たとえば「本来ダブルダウンが必要な場面なのに、負けるのが怖いからヒット」という選び方をしていると、本来の期待値から離れていき、長期的な損失が大きくなります。

ブラックジャックはディーラーに有利なゲームなので、期待値の高い場面で踏み込まないと、その分だけ取りこぼしが積み重なります。冷静に、しかし怯えずに、淡々とブラックジャックをプレイしましょう。

資金管理を徹底する

これはどのカジノゲームにも言えることですが、資金管理については徹底的に行いましょう。

まず、今日はどれくらい勝ったら利確するのか、どんな状況になったら損切りするのかというラインを決めておきます。

たとえば「50ドル勝ったら利確、100ドル負けたら損切り」と決めたとして、実際にブラックジャックをプレイします。そして50ドルプラスになったらいくら流れが良くても利確する、100ドルマイナスになったらどれだけ取り返したい気持ちが強くても損切りする、これを徹底してください。

予想外の勝ちより、予想外の負けのほうが尾を引きやすいものです。勝っても負けても迷わずやめて、決めたラインで利確する癖と、傷が浅いうちに損切りする癖をつけましょう。

ブラックジャックのディーラー有利に関するよくある質問

なぜディーラーの行動が決まっているのですか?

ディーラーの行動が決まっている理由はいくつかありますが、一番大事なのは「公平性を保つため」です。

たとえばディーラーが自由意志でブラックジャックをプレイするとして、特定のプレイヤーと示し合わせてディーラーが負け続けたら大問題です。ブラックジャックは負けようと思えば負け続けられるので、公平性を保つことができません。

まとめ:ディーラー有利の正体は「後手のルール」、対処は不利を小さくすること

ブラックジャックは一見自分でアクションを決められるプレイヤーのほうが有利と思われがちですが、プレイヤーが先にバストすると、その時点で(ディーラーがその後バストするかどうかに関係なく)負けが確定するため、その分ディーラー側に有利なゲームとなっています。

しかしプレイヤー側にも対抗手段があります。「ディーラーがバストしやすいアップカードのときは無理に引かない」「ベーシックストラテジーどおりに打つ」の2つを守れば、不利を本来の水準まで小さくできます。

カウンティングは条件の揃ったテーブルでしか効かないため、オンラインでは当てにしないのが確実です。

ディーラー有利とはいえ、ブラックジャックの還元率(RTP)は他のカジノゲームと比べて高い部類に入ります。上手に立ち回れば、その不利を最小限まで小さくして長く楽しむことができます。

・当サイトの内容は、オンラインカジノや賭博行為が合法な国や地域に住む方を対象としています。

・サイト利用時には、免責事項が適用されます。

・オンラインカジノが違法な国や地域にお住まいの方は、このサイトを利用できません。