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オンラインカジノで人気のブラックジャック|種類別のストラテジーと還元率

オンラインカジノのロビーを開くと、ブラックジャックだけで何十卓も並んでいます。名前が違うだけで中身は同じものもあれば、デッキの構成からルールまで別物のゲームもあります。

オンラインカジノでの導入実績をもとに主要なブラックジャックを選び、それぞれのルール・還元率(RTP)・そのゲームで使うベーシックストラテジーをまとめました。

この記事で分かること

  • ブラックジャックの還元率(RTP)は種類によって98.45%〜99.68%の幅がある
  • ルールが大きく違うゲームには、そのゲーム専用のストラテジー表がある

この記事はおよそ 19分 で読むことができます。

ブラックジャックには「ライブ」と「RNGゲーム」の2タイプがある

ブラックジャックには「ライブ」と「RNGゲーム」の2タイプがある

ブラックジャックのゲームには大きく2つのタイプがあり、それぞれ「ライブブラックジャック」と「RNGブラックジャック」と呼ばれています。

ライブブラックジャックはその名のとおり人間のディーラーと勝負するライブゲーム、そしてRNGブラックジャックはライブではなくコンピュータが相手のブラックジャックです。

基本的なルールはどちらも同じですが、還元率(RTP)はテーブルのルール条件によって変わります。現在はライブブラックジャックのほうが人気を集めています。

ただしRNGブラックジャックであればベットタイムなどに制限がなく自分のペースでプレイできるので、初心者のプレイヤーはRNGブラックジャックで、慣れてきたらライブブラックジャックでプレイするのがおすすめです。

オンラインカジノの人気ブラックジャック一覧

ゲーム名 ソフトウェアプロバイダー 還元率(RTP)
Evolution標準のブラックジャック Evolution 99.28%(公表値)
インフィニットブラックジャック Evolution 99.47%(公表値)
ライトニングブラックジャック Evolution 99.56%(公表値)
パワーブラックジャック Evolution 98.80%(推定値)
フリーベットブラックジャック Evolution 98.45%(公表値)
ブラックジャックパーティ Evolution 99.29%(公表値)
ONEブラックジャック Pragmatic Play 99.59%(公表値)
Playtechのライブブラックジャック Playtech テーブルにより異なる。クアンタムブラックジャックプラスは99.68%(公表値)
Ezugiのライブブラックジャック Ezugi 99.50%(公表値・全テーブル共通)
ヨーロピアンブラックジャックMH Play’n GO 99.37%(公表値)
ブラックジャックエックスチェンジ Slingo Originals 99.68%(公表値)
ダブルエクスポージャーブラックジャックMH Play’n GO 99.04%(公表値)
アメリカンブラックジャック Playtech 99.57%(推定値)

ライブブラックジャック|人気の9種類

ライブブラックジャックの面白さは、画面の向こうでディーラーが本物のカードを配っている臨場感にあります。チャットで話しかければ返事が返ってくることも多く、ランドカジノのテーブルに座っている感覚に近い時間が流れます。その代わりにベットタイムには制限があるため、テーブルごとのルールは座る前に確認しておきたいところです。

Evolution標準のブラックジャック

Evolution標準のブラックジャック
ソフトウェアプロバイダー Evolution
還元率(RTP) 99.28%(公表値)
デッキ数 8デッキ
ディーラーのソフト17 スタンド
ダブルダウンの条件 任意の2枚
スプリット後のダブル(DAS) 不可
スプリット 1回のみ(再スプリット不可)
サレンダー なし
使うストラテジー表 8デッキ・S17・DAS不可

ライブゲームのロビーを開いて最初に目に入る、ごく普通の「ブラックジャック」がこのタイプです。1テーブルにつき7席で、テーブルごとに「ブラックジャックA」「〇〇ブラックジャック」「Blackjack VIP」というようにさまざまな名前が付いています。ベラジョンカジノの「シグネチャーブラックジャック」、カジノシークレットの「カジノシークレット クラブ ブラックジャック」のようなカジノ固有の名称のテーブルも、「123 ABC」のような番号だけの名称のテーブルも、いずれもこのタイプです。

さまざまな名前があっても、違うのはベット上限とディーラー、内装だけで、ゲームのルールはどのテーブルも同じです。中身は同一のブラックジャックで、VIPテーブルはベット額の上限が高く設定されているだけです。

Evolution(エボリューション)のライブブラックジャックは、ディーラーが最初に2枚(うち1枚は伏せ札)を受け取る、いわゆるアメリカン式の配り方を採用しています。ただしアップカードがAのときだけその場でナチュラルを確認し、テンカード(10・J・Q・K)のときは確認しません。後からブラックジャックが判明した場合はダブルダウンの追加分が返却されるため、追加ベットを丸ごと失うヨーロピアン式とは扱いが異なります。

このゲームのストラテジー

スプリット後のダブル(DAS)ができないため、一般に出回っているストラテジー表をそのまま使うと間違えます。DAS可の表との違いは次のとおりです。

  • 4・4は対5・6でもスプリットしない
  • 2・2と3・3は対2・3でスプリットしない
  • 6・6は対2でスプリットしない
  • スプリットは1回だけなので、スプリット後に同じペアが来てもリスプリットできない

Infinite Blackjack(インフィニットブラックジャック)

Infinite Blackjack(インフィニットブラックジャック)
ソフトウェアプロバイダー Evolution
還元率(RTP) 99.47%(公表値)
デッキ数 8デッキ
ディーラーのソフト17 スタンド
ダブルダウンの条件 任意の2枚
スプリット後のダブル(DAS) 不可
スプリット 1回のみ(再スプリット不可)。スプリットしたAには1枚だけ配られる
特別ルール シックスカードチャーリー(6枚で21以下なら自動勝利)
使うストラテジー表 8デッキ・S17・DAS不可+チャーリー修正

インフィニット=無限という名前のとおり、何人でも同じテーブルで勝負できるブラックジャックです。ライブブラックジャックの中でも導入しているカジノが多いテーブルです。

一般的なライブブラックジャックは1テーブル7席までですが、インフィニットブラックジャックではプレイヤー全員が1つのディーラーのハンドを共有し、そのディーラーと各プレイヤーが個別に勝負します。共有するのはディーラーのハンドだけで、プレイヤー自身の手札はそれぞれ独立しています。

席の空きを待つ必要がないので、思い立ったときにすぐ参加できるのが利点です。

このゲームのストラテジー

もとはEvolution標準と同じDAS不可の表ですが、シックスカードチャーリーがあるぶんの修正が入ります。

  • 手札が4枚以上になった局面では、通常ならスタンドするハンドでもヒットを選ぶ場面が出てくる。基本の表と判断が変わるマスは3枚時で0、4枚時で12、5枚時で51
  • 6枚目を引いて21以下なら自動的に勝ちになる。ディーラーのアップカードがAのときは先にブラックジャックの確認が入るため、ディーラーのブラックジャックに競り勝つ形になるのはアップカードが10のときだけ
  • サイドベットの還元率(RTP)はメインベットより大幅に低い

Lightning Blackjack(ライトニングブラックジャック)

Lightning Blackjack(ライトニングブラックジャック)
ソフトウェアプロバイダー Evolution
還元率(RTP) 99.56%(公表値。元の賭け金を基準にした数値)
デッキ数 8デッキ
ディーラーのソフト17 スタンド
ダブルダウンの条件 任意の2枚
スプリット後のダブル(DAS) 不可
特別ルール 毎ゲーム賭け金と同額のライトニング手数料が必要
使うストラテジー表 専用の判断が必要(後述)

Evolutionのライトニングシリーズのブラックジャック版です。勝つと次のハンドにマルチプライヤーが適用され、マルチプライヤーは2倍から25倍まであり、最終的なハンドの数字が大きいほど高い倍率を獲得できます。21やブラックジャックで勝ったときが最も高くなります。

注意が必要なのは、毎ゲーム賭け金と同額の「ライトニング手数料」を支払う点です。1ドル賭けるなら実際には2ドル必要になります。この手数料はダブルダウンやスプリットの追加分には課されませんが、ディーラーがブラックジャックだった場合は返ってきません。

還元率99.56%という数字は、この手数料を除いた元の賭け金を基準にした数値です。手数料を含めた総賭け金で見ると数字の印象はかなり変わるので、表示された還元率だけで判断しないようにしましょう。

このゲームのストラテジー

  • 獲得する倍率が最終ハンドの数字で決まり、しかも次のハンドに持ち越されるため、通常のベーシックストラテジーがそのまま最適解にはならない
  • 高い倍率を持っている状態では、通常なら選ばない打ち方が有利になる場面がある

Power Blackjack(パワーブラックジャック)

Power Blackjack(パワーブラックジャック)
ソフトウェアプロバイダー Evolution
還元率(RTP) 98.80%(推定値)
デッキ数 8デッキから9と数字の10をすべて除去(352枚)
ディーラーのソフト17 スタンド
ダブルダウンの条件 任意の2枚
スプリット後のダブル(DAS) 可(3倍・4倍も可)
特別ルール ダブルダウンを3倍・4倍まで引き上げられる/チャーリールールなし
使うストラテジー表 パワーブラックジャック専用

ダブルダウンのベット額を通常より大きく伸ばせるブラックジャックです。基本の進行はインフィニットブラックジャックと同じで、プレイヤー全員が1つのディーラーのハンドを共有します。

通常のダブルダウンはベット額を2倍にするアクションですが、パワーブラックジャックではこれを3倍・4倍まで引き上げられます。スプリット後も4倍のダブルダウンが選べるので、2ハンド合計で最大8倍のベットが可能です。

その見返りとして、デッキから9と数字の10がすべて抜かれています。J・Q・Kは残っているので絵札はそのままですが、1デッキ52枚のうち8枚が抜かれて44枚になり、8デッキで352枚のシューになります。

この結果、テンカードの割合が通常の約30.8%から約27.3%に下がります。ディーラーのバスト確率もプレイヤーが21に近づく確率も変わるため、還元率は通常のブラックジャックより低くなっています。

このゲームのストラテジー

  • カードの構成が違うので、ベーシックストラテジーが通常とは違う
  • テンカードが少ないぶん、スティッフハンド(12〜16)からヒットしてもバストしにくい
  • 一方でディーラーもバストしにくくなるため、粘って待つ戦法の価値が下がる
  • 3倍・4倍のダブルダウンは、ベット総額が増えるぶん理論上の損失額も大きくなる

Free Bet Blackjack(フリーベットブラックジャック)

Free Bet Blackjack(フリーベットブラックジャック)
ソフトウェアプロバイダー Evolution
還元率(RTP) 98.45%(公表値)
デッキ数 8デッキ
ディーラーのソフト17 スタンド
ダブルダウンの条件 任意の2枚
スプリット後のダブル(DAS) 不可
スプリット スプリットしたAには1枚だけ配られる(再スプリット不可)
特別ルール ディーラー22はプッシュ/ハード9・10・11の無料ダブル/テンカード以外のペアの無料スプリット
使うストラテジー表 フリーベット専用

特定のアクションの賭け金を無料にできるブラックジャックです。7席の通常版と、1つのハンドを共有するインフィニット版の2種類があります。

自分のハンドがテンカード以外のペアだった場合は追加ベットなしでスプリットが使え、ハード9・10・11のいずれかだった場合は追加ベットなしでダブルダウンが使えます。無料で賭けた分は、勝てばその金額分がプラスになり、負けや引き分けの場合はなかったものとして扱われます。

この有利さは、ディーラーが22でバストしたときをプッシュにするルールで相殺されています。通常ならディーラーがバストした時点でプレイヤーの勝ちですが、このゲームでは22だけが例外で引き分けになります。還元率が98.45%と低めなのはこのためです。

このゲームのストラテジー

  • ディーラー22がプッシュになるため、ディーラーのバストを待つ戦法の価値が下がる。スティッフハンドで粘る判断が通常の表とは変わる
  • 無料ダブル・無料スプリットが使える局面では、通常の表なら選ばない場面でも使う
  • スプリット後のダブルはできない
  • 無料でダブル・スプリットできるぶんだけ有利になるわけではない

Blackjack Party(ブラックジャックパーティ)

Blackjack Party(ブラックジャックパーティ)
ソフトウェアプロバイダー Evolution
還元率(RTP) 99.29%(公表値)
デッキ数 8デッキ
ディーラーのソフト17 スタンド
ダブルダウンの条件 任意の2枚
スプリット後のダブル(DAS) 不可
使うストラテジー表 8デッキ・S17・DAS不可

ルールは「Evolution標準のブラックジャック」とまったく同じで、違うのは演出だけです。2人のホストが明るく進行し、音楽や照明もにぎやかで、パーティの雰囲気でブラックジャックを楽しめます。

通常のライブブラックジャックは進行が淡々としており、静かな雰囲気のテーブルが中心です。ブラックジャックパーティは、そうした雰囲気が苦手なプレイヤーや、はじめてライブテーブルに座るプレイヤーでも入りやすいテーブルです。

このゲームのストラテジー

Evolution標準と同じDAS不可の表をそのまま使います。ルール面での違いはないので、打ち方を変える必要はありません。

ONE Blackjack(ONEブラックジャック)

ONE Blackjack(ONEブラックジャック)
ソフトウェアプロバイダー Pragmatic Play
還元率(RTP) 99.59%(公表値)
デッキ数 8デッキ
ディーラーのソフト17 スタンド
ダブルダウンの条件 任意の2枚
スプリット後のダブル(DAS) 可(A・Aのスプリット後を除く)
特別ルール シックスカードチャーリー/席数無制限
使うストラテジー表 8デッキ・S17・DAS可+チャーリー修正

Pragmatic Play(プラグマティックプレイ)の主力ライブブラックジャックです。インフィニットブラックジャックと同じく席数に制限がなく、全員が1つのディーラーハンドを共有します。

この記事で紹介するライブテーブルの中でも還元率が高い部類にあり、かつ基本の表に差分を当てるだけで打てる数少ないゲームです。2025年6月にスプリット後のダブル(DAS)が解禁され、還元率も99.45%から99.59%に上がりました。

サイドベットはクレイジー7、バストボーナス、21+3、パーフェクトペアの4種類が用意されています。

このゲームのストラテジー

  • 8デッキ・S17・DAS可。基本の表(DAS不可)にDAS可の差分7マスを当てれば使える
  • ただしシックスカードチャーリーがあるので、手札が4枚・5枚になったらヒット寄りに修正する
  • ONEブラックジャックのチャーリーはディーラーのブラックジャックには勝てない。チャーリーが優先されるインフィニットブラックジャックとは扱いが逆になる
  • A・Aをスプリットした後だけはダブルができない
  • スプリットは1回のみ

Playtechのライブブラックジャック

Playtechのライブブラックジャック
ソフトウェアプロバイダー Playtech
還元率(RTP) テーブルにより異なる。クアンタムブラックジャックプラスは99.68%(公表値)
主なテーブル名 クアンタムブラックジャックプラス/オールベッツブラックジャック/アンリミテッドブラックジャック/マジョリティルールズスピードブラックジャック/ソワレブラックジャック
ダブルダウンの条件 テーブルにより異なる
使うストラテジー表 テーブルごとのルール表示を確認

Playtech(プレイテック)のライブブラックジャックには、Evolutionにはない独自ルールのテーブルが揃っています。クアンタムブラックジャックプラスは毎ゲームにランダムな倍率が付き、しかも1つのハンドに複数の倍率を重ねられます。オールベッツブラックジャックは同時に5つまでベットでき、アンリミテッドブラックジャックは席数無制限、マジョリティルールズスピードブラックジャックはプレイヤーの多数決でアクションが決まります。

クアンタムブラックジャックプラスの99.68%は、この記事で紹介するゲームの中でも最高水準の還元率です。ただしこの数値は手数料と倍率カードを期待値に組み込んだ前提の値で、通常のベーシックストラテジーとは別の最適戦略が前提になります。

このゲームのストラテジー

  • テーブルごとにデッキ数やDASの可否が違うので、着席前にテーブルのルール表示を確認する
  • クアンタムブラックジャックプラスは倍率が付くぶん、ライトニング系と同じく通常の表が最適解にならない場面がある
  • マジョリティルールズスピードブラックジャックは自分の判断だけでアクションが決まらないため、ベーシックストラテジーを適用できない

Ezugiのライブブラックジャック

Ezugiのライブブラックジャック
ソフトウェアプロバイダー Ezugi
還元率(RTP) 99.50%(公表値・全テーブル共通)
主なテーブル名 アンリミテッドブラックジャック/サロンプリヴェブラックジャック/ルンバブラックジャック/ブカレスティブラックジャック
デッキ数 8デッキ
ディーラーのソフト17 スタンド
ダブルダウンの条件 任意の2枚
スプリット後のダブル(DAS)
スプリット 1回のみ(再スプリット不可)
使うストラテジー表 8デッキ・S17・DAS可

Ezugi(イズギ)のライブブラックジャックは、テーブル名が違ってもルールが共通しています。8デッキ・S17・DAS可で、スプリットは1回のみ、スプリットしたAには1枚だけ配られます。

このゲームのストラテジー

  • デッキ数とディーラーのソフト17、DASの可否はどのテーブルも同じで、基本の表にDAS可の差分を当てた打ち方が使える
  • スプリットは1回のみで、スプリットしたAには1枚だけ配られる

テーブルゲーム版のブラックジャック|自分のペースで遊べる4種類

ここからはコンピュータが相手のテーブルゲーム、つまりRNGブラックジャックです。ベットタイムの制限がなく、ストラテジー表を見ながらじっくり考えられるので、ベーシックストラテジーを覚える段階ではこちらのほうが向いています。

European BlackJack MH(ヨーロピアンブラックジャックMH)

European BlackJack MH(ヨーロピアンブラックジャックMH)
ソフトウェアプロバイダー Play’n GO
還元率(RTP) 99.37%(公表値)
デッキ数 6デッキ
ディーラーのソフト17 スタンド
ホールカード なし(ディーラーは1枚だけ配られる)
ダブルダウンの条件 ハード9・10・11のみ(ソフトダブル不可)
スプリット後のダブル(DAS)
スプリット 同じ価値のカードどうしなら可(10とKなどテンカード同士も可)。1回のみで再スプリット不可
使うストラテジー表 ヨーロピアン専用

主に欧州で遊ばれているルールのブラックジャックです。最大3ハンドまで同時に賭けられるマルチハンド仕様になっています。

アメリカン式ではディーラーのカードは1枚表+1枚伏せ札ですが、ヨーロピアンブラックジャックでディーラーに配られるのは1枚のアップカードだけです。そのため、たとえばアップカードがAの場合、ナチュラルブラックジャックかどうかが判明するのはプレイヤーのアクションが終わってからになります。

この違いは打ち方に大きく影響します。後からディーラーのブラックジャックが判明した場合、ダブルダウンやスプリットで追加した賭け金も失う可能性があるためです。

このゲームのストラテジー

この記事で紹介する中で、基本の表から最も離れるゲームです。

  • ダブルがハード9・10・11に限られるため、ソフトハンドのダブルは存在しない
  • ディーラーの10とAに対しては、原則としてダブルもスプリットもしない。例外はA・A対10で、ここはスプリットする
  • 11の対10と対Aはダブルではなくヒット
  • 8・8は対10と対Aではスプリットせずにヒット。A・Aは対10ならスプリットし、対Aのときだけヒット
  • 10とKのようなテンカード同士もスプリットできる仕様だが、合計20を割ることになるのでスプリットしない。スタンドが正解

Blackjack X-change(ブラックジャックエックスチェンジ)

Blackjack X-change(ブラックジャックエックスチェンジ)
ソフトウェアプロバイダー Slingo Originals
還元率(RTP) 99.68%(公表値)
特別ルール 手札のカードを売買できる
ダブルダウンの条件 任意の2枚
スプリット後のダブル(DAS)
使うストラテジー表 売買を使わない場合は基本の表+DAS可の差分。売買を使う局面は表では決まらない

通常のアクションに加えて、カードの売買ができるブラックジャックです。還元率99.68%は、クアンタムブラックジャックプラスと並んでこの記事で紹介する中の最高値です。

ヒット・スタンド・ダブルダウンなどの通常のアクションに加えて、カードごとに売値と買値が自動で提示され、手札のカードを売って代金を受け取ることも、代金を支払って別のカードに入れ替えることもできます。

自分のハンドがバストする前なら、スタンドするまでいつでも売ることができます。不利なハンドを組み替えられるのがこのゲームの特徴です。

ただし提示される売値・買値にも控除率(ハウスエッジ)が織り込まれているため、売買を重ねるほど有利になるわけではありません。

このゲームのストラテジー

  • 売買を使わない場合は、基本の表にDAS可の差分を当てた打ち方で足りる
  • 売買は提示された価格しだいなので、機械的な正解がない。表示された価格と期待値を都度比べて判断する
  • 99.68%という還元率は、売買を含めた最適プレイを前提にした数値

Double Exposure BlackJack MH(ダブルエクスポージャーブラックジャックMH)

Double Exposure BlackJack MH(ダブルエクスポージャーブラックジャックMH)
ソフトウェアプロバイダー Play’n GO
還元率(RTP) 99.04%(公表値)
デッキ数 6デッキ
ディーラーのソフト17 スタンド
ダブルダウンの条件 ハード9・10・11のみ
特別ルール ディーラーのカードが2枚とも表/引き分けはディーラーの勝ち/ナチュラルの配当は1対1
使うストラテジー表 ダブルエクスポージャー専用

ブラックジャックの常識を覆すRNGブラックジャックです。通常はディーラーのハンドは1枚表+1枚裏ですが、ダブルエクスポージャーではディーラーのカードが両方とも表になっています。つまり、ディーラーが17、プレイヤーが18なら、スタンドすれば勝ちが確定します。

その代わりにプレイヤーに不利な条件が複数あります。ナチュラルブラックジャックの配当が1対1(賭け金を含めて2倍)にとどまり、引き分けはディーラーの勝ち、ダブルダウンはハード9〜11に限られます。

このゲームのストラテジー

  • ディーラーの手札が見えているため、判断の前提がまったく変わる。通常のストラテジー表は使えない
  • ディーラーの最終的な数字が読めるので、「ディーラーが何点になるか」を基準に打つ
  • 引き分けが負けになるため、同点を狙う判断に意味がない
  • ソフトハンドのダブルは存在しない

American Blackjack(アメリカンブラックジャック)

American Blackjack(アメリカンブラックジャック)
ソフトウェアプロバイダー Playtech
還元率(RTP) 99.57%(推定値。6デッキ・S17・DAS可の条件で算出された値。Playtech Origins版は非公表)
ダブルダウンの条件 任意の2枚
使うストラテジー表 ゲーム内のルール表示に合わせる

Playtechが提供するRNGのブラックジャックです。

ディーラーに伏せ札があり、ナチュラルの有無をその場で確認する、標準的なルールのブラックジャックです。同時に複数のハンドへ賭けられるマルチハンド版もありますが、ルール自体は変わりません。

このゲームのストラテジー

  • デッキ数・ソフト17の扱い・DASの可否をゲーム内で確認し、条件が合うストラテジー表を使う
  • マルチハンドでハンドを増やしても、1ハンドあたりの控除率(ハウスエッジ)は変わらない。賭ける総額が増えるぶん理論上の損失額は大きくなる

ゲームによって使うストラテジー表が変わる

同じ「ブラックジャック」でも、ルールが違えば正しい打ち方も変わります。1枚のストラテジー表ですべてのゲームをカバーすることはできません。

この記事で紹介したゲームは、使う表によって4つのグループに分かれます。

グループ 対象のゲーム 使う表
基本の表がそのまま使える Evolution標準、ブラックジャックパーティ 8デッキ・S17・DAS不可(基本の表)
DAS可の差分を当てる Ezugiのライブブラックジャック 8デッキ・S17・DAS可(差分7マス)
枚数ごとの修正が要る インフィニットブラックジャック、ONEブラックジャック 基本の表(ONEはDAS可の差分を当てる)+シックスカードチャーリーの修正
専用の判断が必要 パワー、フリーベット、ライトニング、ヨーロピアン、ダブルエクスポージャー、ブラックジャックエックスチェンジ 各ゲームの専用表、または表では決まらない判断

注意が必要なのは2番目と3番目のグループです。EzugiのライブブラックジャックとONEブラックジャックはスプリット後のダブル(DAS)ができるため、基本の表から打ち方が変わります。

3番目のグループは、手札の枚数が増えるほど引く方向に寄ります。表は2枚時点の目安として使い、4枚目以降は都度判断します。

還元率(RTP)の高いブラックジャックのランキング

順位 ゲーム名 ソフトウェアプロバイダー 還元率(RTP)
1ブラックジャックエックスチェンジSlingo Originals99.68%(公表値)
1クアンタムブラックジャックプラスPlaytech99.68%(公表値)
3ONEブラックジャックPragmatic Play99.59%(公表値)
4アメリカンブラックジャックPlaytech99.57%(推定値)
5ライトニングブラックジャックEvolution99.56%(公表値)
6EzugiのライブブラックジャックEzugi99.50%(公表値)
7インフィニットブラックジャックEvolution99.47%(公表値)
8ヨーロピアンブラックジャックMHPlay’n GO99.37%(公表値)
9ブラックジャックパーティEvolution99.29%(公表値)
10Evolution標準のブラックジャックEvolution99.28%(公表値)
11ダブルエクスポージャーブラックジャックMHPlay’n GO99.04%(公表値)
12パワーブラックジャックEvolution98.80%(推定値)
13フリーベットブラックジャックEvolution98.45%(公表値)

Playtechはテーブルごとに還元率が変わるため、プロバイダーが数値を公表しているテーブルだけを載せています。Ezugiは全テーブル一律で99.50%を公表しています。アメリカンブラックジャックの99.57%は6デッキ・S17・DAS可の条件で算出された値で、ゲーム内のルール表示が異なる場合は数値も変わります。

表の還元率はいずれも2026年9月時点の数値です。

ただし還元率が高い=勝ちやすい、ではありません。この数値はいずれも、そのゲームのベーシックストラテジーどおりに打ち、サイドベットに賭けなかった場合の理論値です。

注意点を3つ挙げておきます。

  • サイドベットを打った瞬間に期待値は落ちる。テーブルによって異なるが、21+3は約96.3%、パーフェクトペアは約95.9%、バストイットは約94.1%で、メインベットとは比べものにならない
  • ライトニングブラックジャックの99.56%は、毎ゲーム必要な手数料を除いた元の賭け金を基準にした数値。総賭け金で見た数字ではない
  • 専用のストラテジーが必要なゲームで通常の表を使うと、表示された還元率どおりにならない
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まとめ:テーブルを選ぶときに確認する3つのこと

ブラックジャックは元々かなり還元率の高いゲームですが、種類によって98.45%から99.68%まで1ポイント以上の幅があります。

テーブルを選ぶときは、次の3点を先に確認しておくと無駄な損失を抑えられます。

  • デッキ数とディーラーのソフト17の扱い。ゲーム内のルール表示で確認できる
  • スプリット後のダブル(DAS)とダブルダウンの条件。ダブルできるのが任意の2枚かハード9・10・11だけかで、使うストラテジー表が変わる
  • 特殊ルールの有無。ディーラー22がプッシュになる、9と10が抜かれている、といった条件はそのゲーム専用の打ち方が必要になる

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