「ライブバカラ」は、まるで自分が本物のカジノにいるかのような臨場感を味わえることから、オンラインカジノのライブゲームのな…
バカラのカウンティングは攻略に使えるのか?基礎知識とカウントする方法
バカラにもブラックジャックのように「カウンティング」という手法があります。ゲームで使用されたカードの数字を記録することで、残っているカードの構成を推測するという仕組みです。
一見有効そうに思えますが、じつはバカラではカウンティングを行っても得られる優位はごくわずかで、ブラックジャックのような明確な効果はほとんど期待できません。このページでは、その理由もあわせて解説します。
この記事で分かること
- バカラでは「カウンティング」の効果は限定的
- 「カウンティング」は出たカードを数えてシューの中に残ってるカードを予想すること

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バカラのカードカウンティングとは

バカラの「カードカウンティング」とは、すでに使用されたカードを記憶し、残りのカードの構成を推測することで、有利なタイミングを見極めようとする手法です。
ライブバカラにおいては、6〜8デッキのカードをひとまとめにした「シュー」を使ってトランプのカードが配られ、バカラの勝負に利用されます。このカードの数字を確認しておくことによって、シューに入っている残りのカードの構成をある程度つかめる、という仕組みです。
カードの残り構成が分かっても、プレイヤーとバンカーのどちらが9に近くなるかまでは判断できないように思えます。しかし、プレイヤーとバンカーはそれぞれ3枚目のカード(サードカード)を引く・引かない条件が異なります。
なお、バカラでは「プレイヤー」と「バンカー」という2つの手(ハンド)にカードが配られ、どちらが勝つかにベットします。この「プレイヤー」はベット先の名前であって、自分自身のことではありません。以降は「プレイヤー側」「バンカー側」と書き分けます。
そのため、カードに偏りが発生すると、プレイヤー側とバンカー側の勝率がわずかに動くと考えられています。ただし、どのカードが多く残るとどちらに振れるのかについては、確認できる出典がありません。
つまり、シューに残っているカードの構成を記録していくのがカードカウンティングです。分かるのは残りカードの構成であって、賭け先そのものではありません。
カウンティングが成立するのはライブバカラだけ
オンラインカジノのバカラには、ライブバカラとRNGバカラ(コンピュータがカードを抽選するバカラ)があります。
RNGバカラは、1ゲームごとに乱数でカードが抽選される仕様が一般的です。シューという概念がないため、前のゲームで出たカードは次のゲームに影響しません。
そのため、カウンティングを試すのであればライブバカラを選びます。RNGバカラは「カウンティングの練習をする」という意味では使えますが、シューの残り枚数を追うという前提が成り立つのはライブバカラだけです。なお、ライブバカラを選んでも還元率(RTP)が上がるわけではありません。
ブラックジャックのカードカウンティングとの違い
ブラックジャックにも同名の「カードカウンティング」がありますが、ブラックジャックとバカラでは、カウンティングの「効き方」が根本的に異なります。その理由は大きく3つあります。
①遊ぶ側に選択権があるかどうか
ブラックジャックには、ヒット・スタンド・ダブルダウン・スプリットといった自分の判断があります。残りカードの構成を把握できれば、その情報を使ってプレイを変え、有利な場面で大きく賭けることができます。一方バカラは、3枚目を引くかどうかがルールで完全に固定されており、遊ぶ側に判断の余地がありません。情報を得ても、それを活かす手段がないのです。
②カード構成が期待値に与える影響の大きさ
ブラックジャックでは高いカードが残っているほど、ディーラーに対して遊ぶ側が有利になります。最初の2枚で21になったときの3対2(賭け金を含めて2.5倍)という配当が遊ぶ側に偏って効くこと、ディーラーのバストが増えること、ダブルダウンが決まりやすくなることが重なり、控除率がまとまった幅で動きます。対してバカラは、カードが偏ってもバンカー側とプレイヤー側の勝率差はごくわずかしか変化しません。構造上、両者がほぼ対称だからです。
③実際に得られる優位の大きさ
ブラックジャックのカウンティングは、条件が揃えば控除率を上回る優位を作れる場合があるとされ、カジノ側が長年対策を講じてきた歴史がその裏付けになっています。一方バカラは、複数の数学的な検証で、有利な局面が訪れること自体が極めて稀で、得られる優位もほぼ誤差の範囲という結論が示されており、労力に対する見返りが成立しません。
まとめると、ブラックジャックのカウンティングは「情報を優位に変換できる」ゲーム構造の上に成り立つ技術であり、バカラにはその変換経路そのものが存在しない、ということです。
それでも、場に流れたカードを数えながら次の一枚を待つ時間には、独特の緊張感があります。勝率を上げる手段としてではなく、テーブルの流れを追いながら楽しむための一要素と考えるのが実態に合っています。
カードカウンティングの基礎知識

ここで扱う「用語」は、以降の説明では断りなく使用します。先に目を通しておいてください。
バカラのカードカウンティング時によく使用される用語
シャッフル
バカラでは、ゲームで使用されたカードは「ディスカードラック」という小さなラックに収納されます。カットカードが出た時点でシューにある残りのカードをすべてディスカードラックに移してからカードが混ぜられます。これを「シャッフル」と言います。
シャッフルの手順はカジノやテーブルによって異なります。カード全体を2つに分割し、おおよそ1デッキごとに分けて混ぜていく形がよく見られます。
シュー
「シュー」とは、複数のデッキが集まったトランプをシャッフルした後、そのカードを収納する入れ物のことを指します。箱型になっており、ディーラーがその箱からカードを1枚ずつ取り出してゲームを進めます。
デッキ
「デッキ」とは、1組52枚のカードの組数のことを指します。A〜Kまで13種類の数字に、それぞれハート・ダイヤ・スペード・クラブの4つのマークが用意されているので合計52枚のカードが1デッキとなります。
バカラでは複数のデッキを組み合わせてシューにまとめられます。一般的なライブバカラでは「6デッキ」「8デッキ」の場合が多いです。
カットカード
「カットカード」とは、シャッフルしたカードの束に差し込んで仕切りを行うカードのことを指します。
ライブバカラでは1つのシューで繰り返し勝負が行われますが、ゲーム中にカットカードが出現すると、そのゲームが終了した時点でそのシューにおいては勝負は行われず、別のシューに取り替えられます(もしくは再度シャッフルが行われてリスタートとなります)。
カットカードはシュー全体の3分の2あたりに設置されることが多いです。
ペネトレーション
「ペネトレーション」とは、カードをシャッフルしてシューに入れた後、カットカードを挿入する位置の深さのことを指します。
たとえば、カットカードがシュー全体のちょうど真ん中の位置に挿入された場合、半分のみゲームに使用されるのでペネトレーションは50%となります。
ペネトレーションの割合が高いほど、1つのシューで行われるゲーム数が多くなるため、カードを記録し続けやすくなります。
カードの価値

バカラでは、2枚または3枚のカードの合計の「下一桁」を計算し、その合計が9に近い(大きい)ほど有利になります。
カードの点数は、「A」が1点、「2〜9」がその数字と同じ得点、「10・J・Q・K」については一律0点として扱われます。
6デッキ・8デッキ時のカードの枚数

6デッキでは312枚、8デッキでは416枚のカードがシューに含まれています。
カードの種類ごとに比較すると、6デッキの場合は「A〜9」までのカードがそれぞれ各24枚(マーク4種類×6)、「0として計算するカード(10〜K)」が96枚入っています。8デッキの場合、「A〜9」までのカードが各32枚(マーク4種類×8)、0として計算するカードが128枚入っています。
そのため、8デッキより6デッキのほうがカードは偏りやすくなります。
バカラカウンティングの代表的なカウント方法
カウンティングの方法は一様ではありません。中でも最もシンプルで簡単なのが「数字ごとにカードをカウントする」方法です。勝率を動かす手段としてではなく、テーブルの流れを追う楽しみ方のひとつとして、紙とペンで試してみるとよいでしょう。
①数字ごとにカードをカウントする

一番正確な方法は、数字ごとに出現したカードをカウントする方法です。すべての数字を把握すれば、シューに残っている枚数の構成をそのまま把握できます。
なお、「3」「4」が多く残っている状態はプレイヤー側に振れやすいとする説明もありますが、確認できる出典はありません。バンカー側については組み合わせによって3枚目が配られる条件が大きく異なるため、6〜Kの中で目立った偏りは示されていません。
②プレイヤー側・バンカー側に有利なカードで分けてカウントする

プレイヤー側とバンカー側にそれぞれ有利なカードで仕分けてカウントする方法です。
「A〜4」までの数字、「6〜K」までの数字がそれぞれいくつ出たかを記録します。「5」はどちらにも数えません。「A〜4」までの数字は4つ、「6〜K」までの数字は8つあるので、記録上では出てきた数が1対2くらいになるはずです。
そのバランスが崩れていれば、シューの残り構成が偏っていることは分かります。ただし、その偏りから賭け先を決められるわけではありません。
プレイヤー側が有利とされる条件【4以下のカードが多い状態】

プレイヤー側に振れやすいとされるのは、シュー(カードの山)に4以下のカードが多く残っている状態です。記録上では、「6〜K」が「A〜4」の2倍を超えて出ている状態がこれにあたります。ただし当サイトでは、この振れ幅を裏づける出典を確認できていません。
バンカー側が有利とされる条件【6以上のカードが多い状態】

バンカー側に振れやすいとされるのは、シューに6以上のカードが多く残っている状態です。記録上では、【A〜4】が【6〜K】の半分を超えて出ている状態がこれにあたります。こちらも同様に、裏づけとなる出典は確認できていません。
③ハイ・ローカウントシステム

「ハイ・ローカウントシステム」は、それぞれのカードを「+1」・「±0」・「−1」の3つのグループに分けて、特定の数字が出たときにカウントして合計値を足していきます。
カードを3つのグループに分けて合計値を追うだけなので、数え方としては最も手軽なシステムです。ただし、合計値がどちらに振れたときにどちら側が有利になるのかは文献によって説明が分かれています。
【10・J・Q・K】が出た場合「+1」、【2・3・4・5】のいずれかが出た場合「−1」とカウントします。他の数字が出た場合は「±0」となりカウントは行いません。
たとえば1ゲーム目にプレイヤー側【7、2】、バンカー側【3、Q】と出た場合、【±0・−1・−1・+1】なので合計値は「−1」となります。カウントは次ゲームにも引き継がれるので、2ゲーム目以降では前回のカウントの数値を足していきます。
| 回数 | プレイヤー側のカード | バンカー側のカード | カウント | 合計値 |
|---|---|---|---|---|
| 1回目 | 7、2 | 3、Q | ±0 −1 −1 +1 → −1 | −1 |
| 2回目 | K、8 | 3、5 | +1 ±0 −1 −1 → −1 | −2 |
| 〜中略〜 | ||||
| n回目 | J、10 | 9、K | +1 +1 ±0 +1 → +3 | +4 |
このように、各ゲームのカウントを足し合わせて合計値を持ち越していきます。2回目終了時点の合計値は【−2】、n回目終了時点では【+4】です。
合計値が大きく振れるほどシューの残り構成が偏っているという目安にはなりますが、その偏りが勝率に与える影響はごくわずかで、賭け先を決める根拠にはなりません。
バカラでカードカウンティングをするときに注意するポイント

カウンティングを実践するときは、以下の点に注意してください。
ベッティングシステムと組み合わせても、賭け金の増減の仕方が変わるだけで期待値は変わりません。リベートやキャッシュバックは実質的な損失を小さくできますが、これはカウンティングとは別の話で、ハウスエッジ(控除率)がなくなるわけではありません。また、場所によっては禁止されている行為もあるため、次の点を確認してください。
基本的にランドカジノではカウンティングが禁止されている
ランドカジノ(ラスベガスやマカオなどにある実店舗のカジノ)において、バカラのカウンティングは基本的に禁止されています。
もちろん頭の中までは覗けないので暗算でカウンティングを行うことは咎められませんが、たとえばメモを取るためにスマホや紙を使う、または指で数えるなどの行為については禁止されており、テーブルを強制的に離れさせられる場合があるので注意しましょう。
偏りが出るのはシュー終盤だけで、シャッフルでリセットされる
たとえば8デッキのライブバカラの場合、最初に各カード32枚(10・絵札カードは合計128枚)という非常に多くの枚数が用意されています。そのカードが序盤に1枚2枚減ったとしても、カードの出現確率はほとんど変わりません。シューを使い進めるほど残り構成の偏りは大きくなりますが、それでも賭け先の優劣が動くほどの差にはなりません。
一方で、カットカードが出た瞬間にシャッフルされ、各カードの残り枚数が復活するため、そのシューで集めたデータはそこで無価値になります。偏りが目に見えてくるのは「終盤に入ってから、カットカードが出るまで」の短い区間だけで、しかもその偏りが期待値に与える影響は誤差の範囲にとどまります。
そのため、カウントを試すのであれば、ペネトレーションの深い(カットカードがシューの終盤に置かれている)ライブバカラのほうが記録は続けやすくなります。ただし、それで賭け先の優劣が動くわけではありません。
テーブルを眺めているだけの時間が長すぎると退席を促される場合もありますし、何より退屈な時間が長くなります。ライブバカラのテーブルによっては1ゲームごとに詳しいゲーム内容を記載しているものもありますので、それらのデータを利用すればずっと張り付かなくても記録が取れます。
無料で使えるバカラのカウンティングツール・アプリ

ここまで紹介したカウント方法を手作業で行うのは、かなりの負担です。
ハイ・ローカウントであれば簡単なメモでも足りますが、数字ごとにすべてをカウントするのはかなりの重労働です。表計算ソフトで記録用のファイルを自作する例もありますが、はじめて取り組む場合には負担が大きいはずです。
そこで、アプリを使ってカウンティングを行う方法があります。
Androidなら「バカラ カード カウンティング」、iPhoneなら「バカラカウンター」というアプリを使えば、ゲームに出たカードを入力するだけでシューの残り構成を集計できます。デッキ数も変更できるため、手作業よりは記録の負担が軽くなります。ただし、集計結果が賭け先を示してくれるわけではありません。
まとめ:バカラのカウンティングは効果が限定的
バカラのカウンティングは、今までに出たカードの数字を記録し、残りのカード枚数から次にプレイヤー側・バンカー側のどちらが有利かを判断しようとする手法です。
しかしバカラは、カードの偏りが勝率に与える影響がごくわずかで、しかもその情報を賭け方に反映させる手段(ブラックジャックのダブルダウンやインシュランスのような選択)がありません。そのため、カウンティングで得られる優位は誤差の範囲にとどまり、実戦での効果はほとんど期待できません。
仕組みを知る楽しみとして取り組むのはよいですが、「必勝法」として過度に期待するのは避けましょう。損失を抑えたいのであれば、ハウスエッジ(控除率)の低いテーブルを選ぶことやバンカーベットを基本にするといった、判断の余地がある部分を優先するほうが確実です。ただしどちらも長期的にはマイナスである点は変わりません。
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