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バカラの確率から考られる最適な戦略|勝率・計算方法を詳細に解説

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オンラインカジノで大人気のテーブルゲーム・バカラ。そのシンプルながらも奥が深いカジノゲームは人々を魅了し、これまでに様々な戦略が作られてきました。しかしここまで必勝法や攻略法と銘打たれたものが多いと、結局何を使えば良いの、と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?

攻略法が正しいかどうかを見極めるためには、まずバカラにおける「確率」を理解しておくことが最も大事です。そこで、このページではバカラにおけるそれぞれの確率について解説します。さらに、その確率から考えられる最適戦略について説明しています。

この記事をお読みになれば、バカラの確率論の基礎が分かり、そして「どんな攻略法が適しているのか」を判断できるようになります!

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(ウィナーズクラブ管理人)

バカラで起こる様々な事象には全て確率が伴います。確率を掴むと、起こった事は偶然ではなく必然であることが分かります。このページでは確率について詳しく説明しているので、より起こりやすい事象に賭けることによって勝率アップを目指しましょう。

この記事で分かること

  • 各ベットの的中確率はプレイヤーで「44.62%」、バンカーで「45.86%」、タイで「9.52%」
  • バンカーに賭けて10連勝する確率は「0.041%」
  • バカラで「確率論」を知っていると、より勝率を上げるための賭け方ができる
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この記事はおよそ 12分 で読むことができます。時間がない方は目次を活用しましょう

バカラの「確率論」は理解しておいた方がいいのか

バカラの「確率論」は理解しておいた方がいいのか

バカラはシンプルなカードゲームなので、単純に楽しむというだけであれば確率まで知っておく必要はありません。「大体50%でプレイヤーもバンカーも勝てる」という感じで把握しているカジノユーザーの方が多いでしょう。また、確率のことを知っていたとしても、そのゲーム自体の勝率に差は無いので、意味なんてあるのか?と思うのも無理はありません。

しかし、バカラで確率を知ることにより、ツイッターなどで流れてくる必勝法や攻略法などが本当に有効なのか、ということを把握できるようになります。「なんかこの攻略法おかしいような気がするけど、なんでおかしいか分からない…」といったお悩みも、このページを読むことで攻略法のどこが破綻しているのかが分かるので、詐欺被害から身を防ぐことが出来ます。

さらに、バカラで確率を深く知っておくと、より詳細に状況を把握できるようになるためバカラをより深く楽しむことができるようになります!そのため、バカラの確率論についてはぜひ押さえておくと良いでしょう。

バカラのベット方法による配当の違い

バカラのベット方法による配当の違い

まず、最初に押さえておきたいバカラの数字といえば「的中時の倍率」です。

  • プレイヤー(PLAYER):2倍
  • バンカー(BANKER):1.95倍
  • タイ(TIE):9倍

バカラでは、プレイヤーが勝利した時とバンカーが勝利した時で配当が異なります。これは、バンカーよりプレイヤーの方が勝ちやすい仕組みとなっており、そのまま2倍配当としてしまうとバンカーの還元率が100%を超えてしまうためです。

また、タイについては非常に成功確率が低いため、配当が高めに設定されています。それぞれの的中時の配当は以下の通りです。

バンカー(BANKER)に賭けて勝利したときに引かれるコミッションとは

バンカーはプレイヤーに比べて当たりやすく設定されています。詳しくは後の項目で解説しますが、バンカーが3枚目を引く条件はプレイヤーが3枚目を引く場合と比べてより有利になるように設定されているため、バンカーの方が勝ちやすいようになっています。

それだとバンカーの還元率が100%以上になってしまうため、バンカーで勝利した場合は利益の5%が「コミッション(手数料)」として差し引かれます。つまり、バンカーで勝利した場合もらえる配当は1.95倍です。

なお、「ノーコミッションバカラ」という種類のバカラでは、バンカーが勝利した場合も2倍の配当を獲得できます。ただし、バンカーが「6」を出して勝利した時は配当が1.5倍(50%のコミッション)が取られてしまうため、還元率としては通常のバカラの方が高くなります。ただ、システムベットは使いやすくなるので一長一短と言えるでしょう。

「プレイヤー」「バンカー」「タイ」が的中する確率

「プレイヤー」「バンカー」「タイ」が的中する確率

続いて、プレイヤー・バンカー・タイの的中確率について解説します。

プレイヤーの勝率は「44.62%」、バンカーの勝率は「45.86%」、タイになる確率は「9.52%」です。プレイヤーとバンカーは2枚目までに決着がつく場合はどちらも同じ勝率ですが、3枚目を引く条件についてはバンカーの方が有利に設定されているため、若干バンカーの勝率は高くなります。

勝率が50%よりかなり低く驚いた方も多いと思いますが、これはタイの確率も100%の中に含まれているからです。タイを除いた純粋な勝率は、プレイヤーが「49.32%」、バンカーが「50.68%」となっています。たかだか1%ほどの差ではあるのですが、連勝・連敗という視点で考えた場合、この1%強の差はかなり大きな差になってきます。

「プレイヤー」か「バンカー」で10連勝する確率

続いて、プレイヤーとバンカーの連勝確率について解説します。パーレー法をはじめとして、連勝時に大きく稼げるシステムベットを利用する際は、自分が設定した連勝数をクリアする必要があります。そのため、現実的な連勝数を設定するためにも確率の把握は非常に大事です。

なお、この表はタイを含んだ場合であっても連勝が切れると想定した表になっているため、引き分け時に仕切り直し(再ベット)になるシステムベットの場合連勝確率はこの表よりもかなり高くなります。

回数 プレイヤーの連勝確率 バンカーの連敗確率
1 44.620% 45.860%
2 19.909% 21.031%
3 8.884% 9.645%
4 3.964% 4.423%
5 1.769% 2.028%
6 0.789% 0.930%
7 0.352% 0.427%
8 0.157% 0.196%
9 0.070% 0.090%
10 0.031% 0.041%

タイを含まない場合、プレイヤーが10連勝する確率はなんと「0.031%」。バンカーの10連勝の確率「0.041%」に比べて3割も低くなります。たった1%ほどの差だったのに、10連勝する確率で測ったらここまで差が出るというのが連勝の怖いところです。

なお、0.031%というのは「3200回に1回」の確率。タイが仕切り直しになる場合で計算し直しても、10連勝は大体1200回に1回の確率です。流石に「10連勝したらパーレー法を利確する!」といった目標は厳しいと考えておいた方が良いでしょう。

バカラのハウスエッジ(控除率)

バカラのハウスエッジ(控除率)

バカラの攻略法について考える際に一番重要なのが、バカラの「ハウスエッジ」です。ハウスエッジ(控除率)とは、簡単にいえばカジノ側の取り分のことです。

ハウスエッジが低いということはカジノの取り分が少ない、つまりプレイヤーに有利な賭け方ということが出来ます。ハウスエッジが低く設定されているオンラインカジノの中でも、バカラは非常に低い(=ユーザーに有利な)控除率であることが知られていますが、実際にはどれくらいの数字なのでしょうか?

詳しい計算過程については以下の項目で示しますが、プレイヤー・バンカー・タイにベットした場合のハウスエッジは次のとおりです。

  • プレイヤー:1.24%
  • バンカー:1.05%(ノーコミッションバカラは1.46%)
  • タイ:14.32%

これを見る限りだと、プレイヤーよりバンカーの方が若干有利であることが分かりました。勝利時に1.95倍の配当しかもらえない場合でも、バンカーの方が還元率が良いと言えます。ただし、ノーコミッションバカラの場合はプレイヤーの方が還元率が良いということも分かりました。ノーコミッションだからバンカーに賭けやすいのに、バンカーの方が期待値が低いというのは興味深い結果と言えます。

また、タイの還元率はかなり低いため、プレイしない方が良いと言わざるを得ません。ただし、エボリューションゲーミングなど一部のライブバカラでは、一定確率でサイドベットの倍率が上がることがあるので、それを加味するとプレイしても良いくらいの水準になります。とはいえ、プレイヤー・バンカーの還元率に勝てるわけではないので、どちらかに賭けたほうが期待値は大きいです。

ハウスエッジの計算方法

控除率(%) = 100 – (配当金額の期待値 ÷ 賭け金 ×100)…🅰️

プレイヤー

プレイヤーに100ドル賭けた時の期待値を考えます。

  1. プレイヤーの勝率は44.62%、賞金額は200ドルなので
    200ドル × 0.4462 = 89.24ドル
  2. 引き分けの確率は9.52%、賞金額は100ドルなので
    100ドル × 0.0952 = 9.52ドル
  3. 期待値は①と②の合計なので
    89.24 ドル + 9.52 ドル = 98.76 ドル
    よって、求める控除率を🅰️に当てはめると
    100 – (98.76 ÷ 100 × 100)= 1.24 プレイヤーの控除率は 1.24%

バンカー

バンカーに100ドル賭けた時の期待値を考えます

  1. バンカーの勝率は45.86%、賞金額は195ドルなので
    195ドル × 45.86 ≒ 89.43ドル
  2. 引き分けの確率は9.52%、賞金額は100ドルなので
    100ドル × 0.0952 = 9.52ドル
  3. 期待値は①と②の合計なので
    89.43 ドル + 9.52 ドル = 98.95 ドル
    よって、求める控除率を🅰️に当てはめると
    100 – (98.95 ÷ 100 × 100)= 1.05 バンカーの控除率は 1.05%

タイ

タイに100ドル賭けた時の期待値を考えます。

  1. 引き分けの確率は9.52%、賞金額は900ドルなので
    900ドル × 0.0952 = 85.68 ドル
    よって、求める控除率を🅰️に当てはめると
    100 – (85.68 ÷ 100 × 100)= 14.32 バンカーの控除率は14.32%

バカラで3枚目が配られる確率

最後の確率は、「3枚目が配られる確率」です。バカラでは3枚目を引く条件がかなり細かく決まっており、プレイヤーは2枚目までの合計が5以下なら一律に3枚目を引きますが、バンカーは自分のハンドとプレイヤーの3枚目のカードによって引く条件が設定されています。

3枚目を引く確率 勝つ確率 負ける確率 引き分けの確率 合計
プレイヤー 3.39% 13.42% 1.76% 18.57%
バンカー 8.61% 2.26% 0.90% 11.77%
両方 15.48% 13.02% 3.27% 31.77%

この表を見ると、プレイヤーのみが3枚目を引くというシチュエーションは、バンカーが既に強い場合が多いので圧倒的にバンカーが有利になっており、逆にバンカーのみが3枚目を引くシチュエーションもプレイヤーが強く圧倒的にプレイヤーが有利になっています。

トータルで考えた場合、1%強ほどはバンカーの方が有利になるように設定されているということが言えます。

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「大数の法則」を理解して勝率を収束させる

大数の法則は、確率論における初歩の法則です。以下のような文章で定義されます。

ある試行において、事象Aが起こる確率(決められている確率)がaであるとき、Aが起こった割合(実際の確率)は、試行回数を増やしていけばいくほどaに近づいていく。

例えば仮にバカラにおいてプレイヤーもバンカーも50%ずつ出現すると決められている場合、10回勝負するよりも100回、1000回… と勝負した方が50%に近付くということです。

当サイトの調査において、タイを除いてバカラを実際に1000対戦行った時の、プレイヤーとバンカーの割合を表でまとめてみました。

10 100 500 1000 理論上の出現率
プレイヤー回数 8 44 237 488
プレイヤー確率 80.0% 44.0% 47.4% 48.8% 49.32%
バンカー回数 2 56 263 512
バンカー確率 20.0% 56.0% 52.6% 51.2% 50.68%

このように、回数が増えていくことにより、徐々に理論上の出現率に数値が近付いていることが分かります。これを「確率が収束する」と言ったりします。試行回数を増やすことで、徐々に負けを取り返すことができる…ような気もします。

ただし、大数の法則を多くの方が誤解しています。大数の法則は、「回数が増えることによって、1回目からの事象が起こる確率が規定確率へと近付いていく」のであって、「それまでの試行で確率が低かったからといって、それ以降の試行で確率が上がる」わけではありません。

今回の調査結果で、10回を終えてプレイヤーが8勝、バンカーが2勝という結果でした。しかし、それ以降バンカーの勝率が上がったわけではなく、勝率は「50.68%」で固定されています。ずっと50.68%の確率で勝利するからこそ、試行回数が上がっていったときに割る数が大きくなることで規定の勝率に近付くのです。

これまでの勝率が低かったとしても高かったとしても、常にプレイヤーとバンカーの勝率は一定であるということは頭に入れておいてください。

「罫線」を読んでギャンブルの波を把握する

「罫線」を読んでギャンブルの波を把握する

「罫線」とは、これまでのプレイヤーとバンカーの勝敗を表した表のことを指します。最もよく使われるのが「大路」と呼ばれる罫線で、プレイヤーかバンカーが連勝するたびに丸のマークが下に伸び、過去のデータで連勝していたということが分かるようになっています。

先ほどの収束の例でも説明しましたが、過去のデータによって未来の予測が成り立つという数学的な証明はできません。確率はそんなに便利なものでもありません。

しかし、あなたがプレイヤーとバンカーのどちらに賭ければ良いか分からない時、罫線は過去のデータから導いてくれます。罫線を使って自分の手を決めるというのは、システムベットなどを論理的に利用できるという点でメリットになりますし、「波」を把握できれば強力なツールとして利益を稼ぐことができるものでもあります。罫線に全幅の信頼を置くのはやめた方が良いですが、ツールとしては使い勝手の良いものだと言えます。

勝率を考えるとタイには賭けない方がいい

タイ(引き分け)が成立する確率は約9.5%と10分の1よりも低くなっています。しかしタイが的中した時の倍率は9倍と出現率に比べて低めの設定となっており、控除率は14%以上とかなり高いと言わざるを得ません。非ライブのバカラの場合、タイに賭けるのはやめた方が良いと言えるでしょう。

ただし、エボリューション社など一部のライブバカラにおいては、最初に倍率の抽選が行われます。通常の配当が9倍のところ、15倍や20倍といった倍率に引き上げてくれることがあるので、還元率自体は90%以上になっていることは間違いありません。

ただ、プレイヤー・バンカーの還元率に比べれば格が落ちることは間違いないので、いずれにせよタイに賭けるのは難しいです。一部のオンラインカジノではサイドベットに賭けるとボーナスを獲得できるなどのプロモーションが開催されていることがあるため、そういったキャンペーンは積極的に活用しても良いかもしれません。

バンカーにベットし続けるのはアリなのか

バカラで控除率を考えた場合の一つの解が、「バンカーにベットし続ける」ではないでしょうか?罫線で波を読める方なら別ですが、バンカーは98.95%とかなり還元率の良い賭け方です。VIPプログラムのリベート制度などと紐付けて活用すれば、実質の還元率は100%を超える場合も!バカラにベットし続けるというのは、確率論においては最強の選択肢と言えるでしょう。

ただ、バンカーの配当は1.95倍なので、2倍配当を前提としたシステムベットを使うことはできません。フラットベットでバンカーに賭け続けるのは予想する楽しみもないですし、大数の法則に従えば最終的には還元率通りの数字になってしまうので面白くないと考える方も多いでしょう。

「直感でプレイヤーだと思ったら賭けない」など、還元率を下げない範囲でプレイを工夫してみるとよりバカラを楽しめると言えます。

まとめ

バカラにおいて、勝率自体はバンカーの方が少し高く、控除率についてもほんの少しですがバンカーの方が有利ということが分かりました。ただしノーコミッションバカラの場合はプレイヤーの方が有利になるので、控除率に従うなら「通常のバカラならバンカー、ノーコミッションバカラならプレイヤー」を選択する方が良いということになります。

もちろん高々0.2%ほどの差ではありますが、VIPプログラムのリベートレートが1%で破格と評価されるカジノ業界ですので、0.2%という数字もなかなかバカにできるものではありません。システムベットが使いにくいというデメリットはありますが、なかなかに魅力的な賭け方と言うことができます。

確率は我々の味方ではありません。ただ、確率を理解しておくことは、今後バカラをプレイするにあたって必ず有用な知識となるはずです。少なくとも勝率と還元率については正確に覚えておくことが、上級者への第一歩と言えるでしょう。

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