バカラをプレイすると、実際に勝負が行われるテーブルの下に、マス目が引かれた表のようなものを見かけると思います。これは「罫…
バカラに必勝法はある?攻略法の実態と正しい付き合い方を解説
バカラはシンプルなゲームなので、これまでに様々な手法が生み出されてきました。世界中で使われている代表的なものを取り上げます。
これらの手法があくまで資金管理や賭け方のスタイルを整えるものであり、勝率を動かすものではない点をあわせて確認していきます。
この記事で分かること
- 必勝法・攻略法と呼ばれているが、必ず勝てる手法は存在しない
- 「カウンティング・罫線・チップコントロール」はいずれも勝率を上げるものではなく、資金管理や楽しみ方の手段

この記事はおよそ 20分 で読むことができます。
バカラの必勝法として語られる3つの手法とは

オンラインカジノで最もお金が動くといわれているカジノゲーム・バカラ。プレイヤー側とバンカー側のどちらが勝つかを当てるだけ、というシンプルなゲーム性から、本当に攻略法があるのかと思えるかもしれません。
なお、バカラでは「プレイヤー」と「バンカー」という2つの手(ハンド)にカードが配られ、どちらが勝つかにベットします。この「プレイヤー」はベット先の名前であって、自分自身のことではありません。以降は「プレイヤー側」「バンカー側」と書き分けます。
しかし、バカラはそのシンプルなゲーム性を逆手にとって、様々な必勝法や攻略法と呼ばれる手法が編み出されてきました。賭け方を変化させたり、過去の結果から流れを読み取ろうとしたりと様々なアプローチが試みられ、現在も多くのユーザーが必勝法・攻略法を使ってバカラをプレイしています。
これらの手法で実際にできるのは、ベット額の増減や賭け方の管理だけです。やり方さえ覚えれば、あとは簡単に使用することができます。
当然ながら、バカラのルールを知らないと使用できないので、まずはバカラの基本から押さえておくとよいでしょう。
バカラで語られる手法①「罫線を読む」

「罫線」とは、これまでのバカラの勝負でプレイヤー側とバンカー側のどちらが勝ったかを示す表のことです。この罫線にはプレイヤー側とバンカー側がこれまでどのくらい連勝したかが記載されており、1ゲームが終了するたびに新しく書き加えられます。
罫線自体に還元率(RTP)や勝率を変化させる力はありません。ただし、プレイヤー側とバンカー側のどちらに賭けるか迷ったときに、ゲームの波を眺めて自分なりの判断のよりどころとして楽しむことはできます。
バカラで語られる手法②「カードカウンティング」

「カードカウンティング」とは、今までの勝負に出てきたカードの数字をカウントしておくことで、シュー(カードを収納する箱)に残っているカードの構成を把握する手法です。
ブラックジャックでよく用いられる手法で、バカラでも理屈のうえでは利用できます。バカラでは3枚目のカード(サードカード)を配る条件がプレイヤー側とバンカー側で異なるため、残りカードの構成が勝敗の偏りに影響するという考え方です。ただし、バカラではカードの偏りが勝敗に与える影響がごくわずかなうえ、その情報を賭け方に活かす手段(ブラックジャックのダブルダウンやインシュランスのような選択)もないため、実際にはほとんど効果がなく、勝率や還元率(RTP)を動かせるわけではありません。どちらのカードがどちら側に有利に働くかについても、当サイトでは確定した数値を採用していません。
カウンティングの方法は何種類かありますが、一番簡単なのは特定の数字を「+1」「−1」と数えて残りカードの構成を把握するハイローカウントシステムです。詳細やその他のカウンティング方法については以下の関連記事からご覧いただけます。
バカラで語られる手法③「チップコントロール」

「チップコントロール」とは、状況に応じてベット額を上下させることによって、勝利時の配当や損益の出方を管理する資金管理の手法のことを指します。システムベット、ベッティングシステム(マネーシステム)などとも呼ばれています。あくまで資金管理の方法であり、これを使っても勝率そのものが上がるわけではありません。
最も広く使われている手法であり、資金を長く使い続けるうえで中心になる考え方です。
バカラの王道の資金管理・チップコントロール10選
「この方法が最も期待値が高い」といったものはなく、いずれも還元率(RTP)は変わりません。そのため、自分の遊び方に合わせてどの手法を使うかを決めるとよいでしょう。
以下の説明では最初にベットする額を1ドル(モンテカルロ法は4ドル、ダランベール法・10%法は10ドル)に設定しています。もっと高額をベットしたい場合は適宜読み替えてください。
マーチンゲール法

「マーチンゲール法」は、負けたときにベット額を2倍にしていき、勝ったときにベット額を戻す……という非常にシンプルな手法です。1勝すればそれまでの損失を取り戻せるため、小さなプラスで終えられる回数が多くなる手法として知られています。
また、手順が簡単ではじめてでも使いやすいのが特徴です。資金と賭け上限が無制限であれば理論上は損失を取り戻せるため「負けない必勝法」と紹介されることもありますが、現実にはテーブルのベット上限と資金の制約があり、ハウスエッジ(控除率)が変わるわけではありません。
デメリットとしては、負けるたびにベット額が2倍になるので、資金が尽きるまでの連敗数が少なくなります。また、負け額が一気に膨れ上がる一方で、勝利時の利益は最初の1単位のままです。
マーチンゲール法の手順
- 1ドルをプレイヤー側にベットする。
- 負けたら2ドルに賭け金を引き上げる。連敗するたびに4ドル、8ドル……と賭け金を倍に増やす。勝ったら1ドルに戻す。
パーレー法

「パーレー法」は、マーチンゲール法と反対の手順で行われる手法であり、「逆マーチンゲール」とも呼ばれています。つまり、勝利時にベット額を増やし、負けたときにベット額を元に戻します。
パーレー法は前回の勝利額を元手にベット額を増やすため、負けても失うのは最初のベット額だけで済みます。また、連勝するごとに勝利金額が一気に増えるので、決めた連勝数で利確できればまとまった額になります。
デメリットは、1敗すると絶対にマイナスが出るため成功率が低いことです。必ず利確ラインを定めて(3連勝・5連勝など)利用するようにしましょう。
パーレー法の手順
- 1ドルをプレイヤー側にベットする。
- 勝ったら2ドルに賭け金を引き上げる。連勝するたびに4ドル、8ドル……と賭け金を倍に増やす。負けたら1ドルに戻す。
- 事前に連勝数を定めておき、その連勝ラインに到達したら利確を行う。
ウィナーズ投資法

「ウィナーズ投資法」は、数列を利用してベット額を変更していく手法です。ルール自体はシンプルなので、初心者でも使いやすいのが特徴です。
メリットは、ベット額が急激に上がりにくく大きな損失が発生しにくい点です。少しずつ損失を取り返す形になります。
注意点としては、バカラの勝率は50%に届かないため数列が消えにくく、伸び続けることがあります。損切りポイントを事前に定めておいてください。
ウィナーズ投資法の手順
- 1ドルをプレイヤー側にベットし、2連敗したらスタート
- (1・1)と数列を書く。次にベットするのは数列の左端の2倍の金額(今回は2ドル)
- 勝ったらその数字を消す。負けたら数列の右端に今回のベット額を新たに記入する
- 数列がすべてなくなったらウィナーズ投資法は成功
モンテカルロ法

「モンテカルロ法」は、モンテカルロのカジノを破産させたという逸話を持つ手法です。一定の規則に従って数列を書き、数列がなくなったら成功となります。
メリットは、ベット額が急激に上がりにくく、1セットあたりの損失が膨らみにくいという点です。ただし数列が消えるかどうかは勝敗の並び次第で、勝率や還元率(RTP)が変わるわけではありません。
注意点としては、メモができるアプリや紙・ペンなどをご用意いただく必要があります。また成功しても、数列が1個残っていると利益が出ない場合があります。
モンテカルロ法の手順
- (1・2・3)と数列を書く。ベットする金額は数列の左端と右端なので、最初は1+3=4ドルをプレイヤー側に賭ける
- 勝ったら両端の数字を消す。負けたら数列の右端に今回のベット額を新たに記入する
- 数列がすべてなくなるか1つだけ残ったらモンテカルロ法は成功
ダランベール法

ダランベール法は、負けたときにベット額を一定分だけ増やし、勝ったときに減らすという手法です。他の手法に比べてベット額の動きが穏やかです。
メリットとしては、ベット額の変動が緩やかで、資金の減り方が急にならないという点が挙げられます。ただしバカラの勝率は50%に届かないため、長く続けるほど収支はハウスエッジ(控除率)の分だけマイナスへ近づきます。
注意点としては、最初のベット額自体は高いので、負けが込むと取り返すのが大変になります。
ダランベール法の手順
- 最初のベット額を10ドル、1単位を1ドルとする
- 10ドルをプレイヤー側にベットし、勝ったら1単位分(今回は1ドル)ベット額を減らす。負けたら1ドル増やす
- ベット額が最初の額より下がった時点で終了とする。「5単位分減ったら終了」など、あらかじめ自分で終了条件を決めておく
グッドマン法(1235法)

「グッドマン法」は別名を「1235法」と言い、名前の通り連勝するたびにベット額を1→2→3→5と上げていく手法です。
メリットとしては、どの場面で負けてもそのセットでの負け額は1単位以下であること、また4連勝で完結するので現実的にプラスになりやすいという点が挙げられます。
注意点としては、この手法は4連勝で11単位の利益になる設計であり、途中でやめると11単位には届きません。そのため、なかなか4連勝が達成できないと資金をゆっくりと失ってしまいます。
グッドマン法の手順
- 1ドルをプレイヤー側にベットする
- 勝ったらベット額を2ドルにする。その後連勝するたびにベット額を3ドル、5ドルまで引き上げる。負けたら1ドルに戻す
- 5ドルの勝負で勝利すればグッドマン法は成功。1ドルに戻してもよいし、5ドルで勝負を続けてもよい
バーネット法(1326法)

「バーネット法」は別名を「1326法」と言い、名前の通り連勝するたびにベット額を1→3→2→6と上げていく手法です。
メリットとしては、2連勝すればそのセットがマイナスにならず、4連勝で12単位の利益になる点です。パーレー法は4連勝で15単位の利益になるため、それに次ぐ水準です。
注意点としては、グッドマン法と比べて連勝できなかったときの資金の減りが早く、4連勝を達成しない限りはプラスが望みにくいというデメリットが挙げられます。
バーネット法の手順
- 1ドルをプレイヤー側にベットする
- 勝ったらベット額を3ドルにする。その後連勝するたびにベット額を2ドル、6ドルと変更する。負けたら1ドルに戻す
- 6ドルの勝負で勝利すればバーネット法は成功。1ドルに戻してもよいし、6ドルで勝負を続けてもよい
10%法

「10%法」は非常にシンプルな手法です。常に今自分の持っている資金の10%をベットします。
メリットとしては、勝つとベット額が上がり、負けるとベット額が下がるため、残高に応じて賭け金が自動的に調整される仕組みになっている点が挙げられます。
デメリットとして、たとえば1,000ドルを入金した場合は100ドルをベットすることになり、高額な賭け金になりやすい点が挙げられます。その場合は「5%法」に変更するなど、適宜計算方法を変えることをおすすめします。
10%法の手順
- 入金額を100ドルとする。100ドルの10%である10ドルをプレイヤー側にベットする
- 勝った場合、残高が110ドルなので次は11ドルをベット。負けた場合、残高が90ドルなので次は9ドルをベットする
- 同じように、現在の資金の10%を常にベットする。小数が出たら切り上げる
オスカーズグラインド法

オスカーズグラインド法は、負けたときにベット額を据え置きにして、勝ったときに1単位ずつベット額を増やすことで、セット全体で利益を目指す手法です。
メリットは、ベット額の上昇度合いが緩やかであること、またセットの後半で勝ちが集まればプラスで終えやすいことです。
注意点としては、オスカーズグラインド法は原則「1単位」の利益を出す手法なので、最後はベット額を減らす必要があります。慣れないうちは計算が面倒に感じられるのがデメリットと言えます。
オスカーズグラインド法の手順
- 1ドルをプレイヤー側にベットする
- 負けている間はベット額を変更しない
- 勝利したら、ベット額を2ドル→3ドル→4ドルと1単位ずつ上げていく。途中で負けたら、次のベット額は前と同じ
- これを続け、1単位でも利益が出たらオスカーズグラインド法は成功。ベット額を戻し次のセットに移行する
31システム

31システムは、数列に従ってベット額を上げていき、2連勝すると必ず利益が出る手法です。9連敗しても31単位以上の損失が出ないことから31システムという名前が付いています。
メリットとしては、損失が限定的で使いやすいこと、また2連勝できれば利益が出るため、少ない勝ちでもプラスを狙いやすいことが挙げられます。ただし勝率そのものが上がるわけではなく、あくまで損失を抑えつつ利益を狙うためのベット配分の手法です。
システムが少々複雑なので慣れるのに時間がかかる点、また勝ち→負け→勝ち→負けと交互に続くと勝率は50%なのに損失が膨らんでしまう点に注意が必要です。
31システムの手順
- (1・1・1・2・2・4・4・8・8)という数列を用意する。数列の最初からベットしていくので、最初のベット額は1ドル
- 負けた場合は数列を1つ右に移動してベット
- 「1」で勝った場合は2に、「2(2)」で勝った場合は4に、「4(4)」で勝った場合は8に移動してベット
- 2連勝すれば31システムは成功。2連勝を一度もできず最後の数列に到達した場合は31システムは失敗。いずれもベット額をリセットして次のセットに移行する
バカラで勝つ確率を数字で把握する
ここまで解説したチップコントロールは、あくまで資金管理の方法であり勝率を上げるものではありません。前提として、バカラで勝利する確率そのものを確認しておきましょう。
バカラにおける勝率はプレイヤー側よりバンカー側のほうが若干高くなっています。その代わり、バンカー側が勝利すると5%のコミッションが差し引かれます(ノーコミッションバカラを除く)。
バンカー側のほうがプレイヤー側よりも勝率が若干高い
理論上、バカラにおける勝率はプレイヤー側が44.62%、バンカー側が45.86%となっています。残りはタイ(引き分け)です。以下の数値はいずれも8デッキ(416枚)を前提としています。
2枚目までの条件は同じものの、3枚目を引く条件が異なるため、バンカー側のほうが若干高くなっています。この差を打ち消す調整としてコミッション5%が設定されており、バンカー側の勝利時は賭け金を含めて1.95倍の払い戻しになります。結果としてハウスエッジ(控除率)はバンカー側約1.06%、プレイヤー側約1.24%で、いずれも長期的にはマイナスです。
| 賭け方 | 勝率 |
|---|---|
| プレイヤー側 | 44.62% |
| バンカー側 | 45.86% |
| タイ(引き分け) | 9.52% |
タイをノーカウントとし、プレイヤー側とバンカー側だけでカウントした場合、プレイヤー側の勝率は49.32%・バンカー側の勝率は50.68%です。やはり若干バンカー側のほうが高いことが分かります。
倍賭け系の手法でプレイヤー側を選ぶ解説が一般的なのは、バンカー側だとコミッション5%により払い戻しが賭け金を含めて1.95倍になり、勝っても元本を取り戻しきれない場面が出るためです。ただし勝率もハウスエッジ(控除率)もバンカー側のほうが不利が小さく、長期的な目減りもバンカー側のほうが小さくなります。
バンカー側・プレイヤー側で連勝する確率
下表はタイをノーカウントとし、プレイヤー側とバンカー側の合計が100%になるように調整した連勝確率です。つまり「タイが出ても連勝は途切れないが連勝回数には含めない」という意味です。
| ゲーム数 | プレイヤー側の連続勝率 | バンカー側の連続勝率 |
|---|---|---|
| 1 | 49.32% | 50.68% |
| 2 | 24.32% | 25.68% |
| 3 | 12.00% | 13.02% |
| 4 | 5.92% | 6.60% |
| 5 | 2.92% | 3.34% |
| 6 | 1.44% | 1.69% |
| 7 | 0.71% | 0.86% |
| 8 | 0.35% | 0.44% |
| 9 | 0.17% | 0.22% |
| 10 | 0.09% | 0.11% |
1連勝ではそこまで差が出ないように見えますが、5連勝の確率はプレイヤー側が約2.92%、バンカー側が約3.34%と、バンカー側のほうがやや高くなります。
さらに連勝回数が増えるほどその差は開いていき、10連勝の確率はプレイヤー側が約0.09%(約1,200回に1回)・バンカー側が約0.11%(約890回に1回)となります。最初は微差に感じられる差でも、重ねていくごとに離れていくことが分かります。
特に連勝を狙う手法の場合、達成確率はプレイヤー側とバンカー側でかなり異なることに注意が必要です。
システムベットで変えられるのは収支の振れ幅だけ
ここまで紹介した手法は、いずれもベット額の決め方を変えるだけで、1ゲームごとの勝率や還元率(RTP)には手を触れていません。使う前に、変えられるものと変えられないものを整理しておきます。
- 変えられないもの:1ゲームごとの勝率、還元率(RTP)、ハウスエッジ(控除率)、長期の期待値
- 変えられるもの:収支の振れ幅(分散)と、勝ち負けの分布の形
マーチンゲール法は「小さなプラスを高い頻度で得る代わりに、低い頻度で大きな損失を負う」形に、パーレー法はその逆の形に付け替えているだけです。どちらを使っても、長期的にはハウスエッジ(控除率)の分だけ収支はマイナスへ近づきます。
テーブルリミットに達すると倍賭けは続けられない
倍賭け系の手法は、テーブルのベット上限と手持ち資金が有限である以上、必ずどこかで実行できなくなります。
最初のベット額を1ドル、ベット上限を1,000ドルのテーブルとした場合、置けるのは1ドル・2ドル・4ドル……と増やして512ドルの10手目までです。11手目は1,024ドルとなり上限を超えるため、10連敗した時点で次の手を出せず、そこまでの累計1,023ドルの損失が確定します。
10連敗の確率は約0.11%です。1回あたりで見れば小さな数字ですが、試行回数を重ねれば必ず起こります。必要な資金も連敗のたびに倍のペースで増えるため、最初の1単位は手持ち資金に対して十分小さく設定してください。
バカラで損失を抑えるための資金管理とリスク管理

これらの手法は資金管理を助けてくれる反面、使い方を誤るとプレイヤーを縛る鎖にもなり得ます。
たとえばパーレー法を続けていて勝てないからと全額を賭けてしまい、負けたあとに追加入金してさらに大きく負ける、という流れもあります。
そこで、損失を抑えて長くバカラを楽しむためには、事前に計画を立てて、その計画を絶対に遵守することが大事になります。
チップコントロールはやめどきが大事
特徴的な例として、マーチンゲール法は負けるたびにベット額が2倍になり、パーレー法は勝つたびにベット額が2倍になります。
そのため、マーチンゲール法はいつか来るだろう大連敗を喫すると全額失うリスクがありますし、パーレー法は際限なく連勝を狙っているといつか資金が尽きてしまうというリスクがあります。
そこで、これら2つの手法を利用する際は、事前に「どこまで連敗したら損切り」「どこまで連勝したら利確」といった基準を明確に決めておくことをおすすめします。
それぞれの持ち味である「損失を取り戻せる回数の多さ」「連勝時の利益の伸びやすさ」は小さくなりますが、資金をすべて失うリスクを考えるとやめどきを決めることが大事です。
なお、損切りラインを決めても期待値そのものは変わりません。1回のセッションで失う額に上限を設けるための、資金管理上の取り決めです。
先ほどの連勝確率のとおり、5連勝・5連敗の確率はどちらも1回あたり3%前後です。回数を重ねれば必ず起きる頻度なので、この水準を目安にやめどきを決めておくと現実的です。
当サイトのおすすめするやめどきは、マーチンゲール法は「5連敗」・パーレー法は「5連勝」です。これは最初のベット額が入金額の1%以下(100ドル入金した場合は1ドル)である場合であり、それ以上を最初にベットする場合は3〜4連勝・連敗を基準にしてください。
予算・目標金額をしっかり決めて資金管理を徹底する
どの手法にも言えることですが、「予算」と「目標金額」は事前に決めておきましょう。いくら増えたら利確するか、いくら負けたら損切りするかを最初に決めておき、どちらかに到達したらやめる、ということを習慣にしてください。
目標金額を大幅に超えた場合、目標金額を下回らない部分についてはプレイしてもよいと思いますが、それでも絶対に利確ラインを下回らないように遊びましょう。
長く遊ぶことを重視する場合は、目標金額に対して予算を多めに用意しておくとよいでしょう。たとえばその日の目標金額が+30ドルだとしたら、予算(損切りライン)は最低でも50ドル、できれば100ドルはあるほうが安心です。
そして、できる限り予算と目標金額は変更しないでください。「目標:+30ドル、予算(損切りライン):−50ドル」と決めたら、損切りラインが近付いてもベット額を変えてはいけません。
目標金額を早々に達成して「今日は行けるかも」と感じたときでも深追いは禁物です。決めた基準を守る習慣を付けてプレイすることをおすすめします。
利確ライン・損切りラインの決め方は人によって様々で、こういった例もあります。
- 前日の資金から+2%を利確ラインにする
- リベートボーナスがあるカジノの場合、目標金額ではなく目標ベット額を設定する
- 自分なりに手応えを感じた勝負が外れた時点でやめる
一例として、入金額の30%程度を利確ライン、−50%程度を損切りラインにする方法があります。ただし、この数値に明確な根拠があるわけではなく、あくまで当サイト独自のおすすめの目安です。ご自身の資金や遊び方に合わせて、無理のない範囲で調整してください。
最大ベット額は資金の20%までと決めておく
どの手法を使う場合でも、最大ベット額は最初の入金額の20%以内に設定することをおすすめします。
100ドルを入金した場合、最大ベット額は20ドルです。そのベット額をもとに、最初のベット額を決めるとよいでしょう。
たとえば、マーチンゲール法を使うとして、5連敗したら損切りと設定します。
このとき、最初のベット額が1ドルなら、1ドル→2ドル→4ドル→8ドル→16ドルとベット額が上がり、16ドルの時点で5連敗となるのでOKです。
最初のベット額が2ドルの場合は、2ドル→4ドル→8ドル→16ドルとベット額が上がり、5回目の勝負が32ドルとなるのでNGとなります。
「1単位」の大きさを決めるときに、最大ベット額のことを頭に入れてある程度の金額を決めるのがおすすめです。
バカラの必勝法にまつわる詐欺事例とトラブル

このように、バカラで語られる手法は意外と地味なものです。しかし、X(旧Twitter)やTikTokなどで著名なカジノプレイヤーが華やかな生活を送っているのを見ると、「一部のプレイヤーしか知らない鮮やかな必勝法があるはず!」と思ってしまうかもしれません。
そんなプレイヤーに付け込んだ詐欺によって起こったトラブルについて、いくつかの事例を紹介します。
自動ベットツール
罫線とシステムベットを使って自動的にライブバカラにベットしてくれるツールを高値で購入したプレイヤーの事例です。しかし、カジノ側から利用規約に違反しているとみなされ、アカウント凍結となりました。
ほとんどのカジノで、ツールを利用したプレイは規約違反とみなされます。また、ほとんどの場合「このツールを使って勝率が劇的に上がりました!」は嘘です。騙されないようご注意ください。
情報商材
「この必勝法を使えば99%勝てます!」という情報商材をフリマアプリで購入したプレイヤーの事例です。中身はネットで無料で見られる情報がほとんどで、事実と異なる記述も含まれていました。問い合わせても返品はできないと言われています。
情報が広く共有される現在、一部の人だけが持っている必勝法は存在しません。絶対に購入しないようにしましょう。
オンラインサロン
Xで少し有名なプレイヤーのオンラインサロンに入会したものの、配信で語られるのはマーチンゲール法だけでした。さらにバカラのロジックを聴くには、より高額なプランへの加入が必要だったという事例です。
バカラはベット先を選ぶだけのゲームで、独自の「ロジック」が入り込む余地はほとんどありません。オンラインサロンでは、主宰者の判断に依存した状態になりやすい傾向があります。「この人の言うことは間違いない」と考えるのは避けましょう。
そもそも、そんな驚くべき手法があるなら、自分が独占してお金を増やせばよいだけです。わざわざ他人に教えようとするのは、そのほうが利益を得られるから、つまりはそうした手法が存在しないからです。甘い話にはくれぐれもご注意ください。
まとめ:バカラの「必勝法」は勝率を変えず、変えられるのは資金の使い方だけ
結論として、バカラの「必勝法」「攻略法」と呼ばれているものは、実際には勝率をほとんど変える効果がありません。その正体はベット額の増減による資金管理の方法であったり、勝負をより楽しむための一つの要素です。この点を正しく理解したうえで、無理のない範囲で活用しましょう。
バカラは最大6枚のカードを配るだけのシンプルなゲームですが、その「シンプルなのに熱い」ゲーム性によりカジノゲームの王様と呼ばれるほどの人気を集めました。
罫線やカウンティングなどの手法のなかで、今でも最も人気があるのは「チップコントロール」です。場の状況に応じてベット額を上げ下げすることで、勝利時の配当や敗北時の損失といった収支の出方を管理できます。
しかし、これらの手法を使っていれば必ず勝てるのかというとそうではありません。最初に予算や目標金額などの計画を立てて、プレイ中はその計画を絶対に破らないようにしましょう。
手法や計画を立てても、長期的に見ればハウスエッジ(控除率)により収支はマイナスへ近づいていくのが基本で、「プラスになる可能性が必ず上がる」わけではありません。バカラは他のカジノゲームに比べて損失が小さいだけで、有利になるわけではないため、つい頭に血が上って高額ベットを重ねることのないよう、無理のない範囲で楽しみましょう。
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